ローミングの仕組みと利用方法を教えて

海外からインターネットに接続する時のプロバイダーのサービスに,ローミングがありますが,利用方法と仕組みを教えてください。


ローミングサービスを利用すると,海外のプロバイダーのアクセスポイントにアクセスして,インターネットに接続することができます。普段使っているノートパソコンを海外に持って行って利用するのなら,特別なソフトは必要なく,アクセス先の電話番号などの設定を変更するだけで対応できます。
 ローミングで利用できる海外のアクセスポイントには,大きく分けて2種類あります。ひとつは,プロバイダーが自前で持つ海外のアクセスポイントです。AOLやAT&T WorldNet,MSNなどがこれで,日本国内で利用しているパスワードとアクセスIDをそのまま使える場合が大半です。もうひとつはプロバイダー同士,あるいはプロバイダーとローミング仲介業者との契約によるアクセスポイントです。この場合は,パスワードはそのままで,利用する時に通常のアクセスIDにドメイン名を付加するのがほとんどです。プロバイダーがGRICやiPASSといったローミング仲介業者と契約していれば,それぞれ世界各国の1000近いアクセスポイントを利用できます。

 ローミングサービスを利用すると日本国内のアクセスポイントに国際電話をかける必要がなくなり,電話料金が節約できます。通信料金のほかに,別途ローミングサービスの利用料金がかかるのが普通です。利用料金は,地域によって違ったり,同じ仲介業者と契約しているプロバイダー間でもばらついて,1分あたり10円から60円くらいが多いようです。自前のアクセスポイントがある場合は接続料金を無料としているところもあります。また,大手でもローミングサービスを提供していなかったり,利用には登録が必要なところもあるので,海外に出かける前に自分が契約するプロバイダーに確認するのが無難でしょう。

 国内から持っていったパソコンでローミングをする場合には,アクセスポイントのほかに,モデムの形式や電源,モジュラージャックの形状をあらかじめ確認しておく必要があります。


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