はるちゃん6 【第7話】

【概要】

海藤と力石と名乗るヤクザ風の客が湯之国屋を訪れる。
典子はやっかいそうなこの二人組をはるに押しつけた。
この二人は足を洗い、現在は真っ当に生きているらしい。
汗水たらして働いた金で温泉旅行に来たと言う。
入れ墨があることから大浴場に入る事は無理だと諦める二人だが、はるは
女将に相談し、深夜の30分だけ貸し切りにすることで大浴場の利用を許可した。
二人組はそれをいたく喜んだ。

一方、田山と名乗る常連の客が来た。
典子が相手をするが、いもしない奥さんの接待をする姿にはるは首を傾げる。
料理も二人分頼むが、もちろん部屋には一人しかいない。
聞いた話によると、毎年夫婦で湯之国屋に来ていたが、三年前に奥さんが病気で
亡くなったらしい。その現実から目を背けている状況をはるはおかしいと言うが、
典子は人それぞれだと反論する。

そんな時、海藤たちと田山が揉めていた。
土産物を見ていた二人に田山が食って掛かったのが原因らしい。
はるが田山を窘めると、田山は自分の女房が死んで何故こんなヤクザ者が
我が物顔で温泉につかり、土産物なんかを見てるのかと憤慨する。
はるは、この二人は今は真面目に生きているのにそういう言い方をするのは
酷い事だと涙ながらに反論する。
別に奥さんの事を忘れろとは言わないが、こうやって過去を振りきって今を
精一杯生きている人がいる事を知って欲しいと。

そんな姿に海藤達は涙を流して感激した。
女将も二人に土下座して謝罪する。
二人はこの湯之国屋に来て良かったと謝辞を述べた。

はるのスタンドプレーを支配人は咎める。
しかし、女将ははるが自分自身悪い事をしたと思ってない事と、自分も同感で
ある事からこの件は不問に処した。
仲居である前に人間であれと……
それを聞いた支配人は苦笑する。
あなたは立派な女将だ。母親である前にと……。

その後、田山がはるに声をかける。
明日の朝食は一人分で良いと言う。
はるの思いが通じた瞬間だった。



【感想】

今日はなかなか内容の濃い回だった。
女将さんは正に完璧な女将……でも母親としては?が付きそう。
支配人との確執が今後出てくるのは明白。
この二人を取り持つのがはるちゃんの役目なのかな?

早くもはるちゃんのお節介が出た話でもあった。
こういう場合は両者のバランスを取るのが難しいと思うが、
結果オーライだった感も拭えない。
いつかこれと同じ展開で失敗するんだろうな……

ラストで千草が泣いて帰ってきたが、明日以降この千草を
中心とした騒動がありそう。
はるちゃんは、女将さんはこの難局をどう乗り切るのか楽しみだ。

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