AO体験記
このページは僕が2000年の秋に受験しました、
慶應義塾大学総合政策学部(SFC)の
AO入試についての体験記です。
くだらないページなので、時間のない人は見る必要ありません。
さらに、僕の曖昧な記憶に頼って記述されていますので、その点をご確認ください。全く論理性もありませんし、所々フィクションです。
AO入試ってなに?
AO入試というのは、【アドミッション・オフィス入試】の略称です。
SFCが開設された1990年に日本で始めてのAO入試が実施され、その後大学審議会での報告書でも取り上げられたことから、私立大学を中心に広がっています。99年度入試より、国立大学である九州大学・東北大学・筑波大学でも取り入れられたことから、今後一層広がっていくものと思われます。
慶應義塾大学のAO入試説明文です。
一定の資格基準を満たしていれば自分の意志で自由に出願できる公募制の入試です。日本国内高校出身者だけでなく、外国高校出身者をも対象としてあわせて実施するもので、4月入学と9月入学があります。筆記試験の結果による一面的な能力評価でなく、高校入学後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した学業と、学業以外の全ての成果を書類選考と面接試験によって多面的、総合的に評価します。
SFCを知る
僕がSFCを知ったのは、高校1年の時だ。何かの本を読んでいたとき、たぶんベネッセか何かの大学案内だったと思うのだが、SFCのことがのっており、非常に興味を感じたことを覚えている。だがそのときは、はっきり言って高校生活を楽しんでいただけだったので、大学のことなど考える余地もなかった。その後も、大学なんかどうでもいい時期であったが、何かを見たり聞いたりするにつけ、SFCのことは記憶に残っている。東大を蹴ってSFCに入った人がいるとか、すごいゲームソフトを作ったのが慶應のSFCだときいていた。
僕が真剣にSFCのことを調べてみようと思ったのは、僕が2年生の時である。2年生の夏に出場した「全国中学・高校ディベート選手権」で、SFCに通っている先輩を知ったからである。3年生の先輩の中にはSFCを志望先にしている方もたくさんいた。さらに、中学高校と同じ学校であった先輩がSFCにAO入試で合格したことも大きかったと思う。そんなわけで、僕はSFCについて調べてみることにした。
SFCというと有名なのが、コンピューター教育と外国語教育である。それにデータ分析を加えたのがSFCの必須授業。「コンピュータ外語専門学校」といわれたこともあったらしい。しかし、現在ではSFCの評価も定着し慶應大学は大きく成功した。というのが大勢の評価である。
僕はそんなコンピュータや外国語の教育にも惹かれたが、それよりも案内に書いてある、「問題発見型」の教育を行う。というコンセプトに非常に惹かれた。(詳しい話はSFCのサイト、資料を参考にしてください)また、開設後10年を迎え、SFCを新しくするということで「SFC Version 2.0」ということにとても感動した。まずキャプションがかっこよかったし、大学や役所なんてのはマンネリ化するものだと思っていた。その常識をうち破ってくれたのがSFCだった。
AO入試の願書
そんないきさつでSFCに惚れ込んでしまった僕だが、SFCに入学するには2つの方法があった。一般の学力試験とAO入試である。学力試験というのはとても難しいことで有名であり、さらに英語、数学、英語数学とそれに加え小論文という変則的な入試である。僕は苦手教科が英語と数学。小論文は何とかなる(ハズはないです。この文章をみてみればわかる)かもしれないが、それでも日本一難しいといわれている小論文だ。ということで迷わずにAO入試を選択した。
SFCのAO入試も有名である。何と言っても元祖だし、すごい奴らが集まってくる。そのすごさはいろいろなメディアで取り上げられているから、ご存じの方も多いかと思う。というよりこのページを見ている人で、知らない人なんているのだろうかというほど。(見られているのかなあ)
さて、SFCのAOは書類審査と面接の2段階で行われる。まず僕は、SFCのアドミッションズオフィスに願書を請求した。それにしても、ぼったくりだなあとおもう。1400円もするのはひどい。送料400円取っているのだが、実際は320円。こんなところでもうけないで、もっと大きいいところでもうけろよと思う。
願書が届いて驚いた。入学試験の願書だというのに、それは入社試験のエントリーシートのよう。例えば、
- 2000字の志望理由書
- 中学卒業時と現在のあなたを比較してその間の「知的成長」の跡を辿り、その内容を記してください。
- この1年間に生起した社会的事象のうち、特に関心を抱いたことがらとその理由、視点等を記してください。
- あなたのものの見方や考え方に大きな影響を及ぼした感動的な出来事や体験の内容を記してください。
- (A4の白紙2ページを与えられ)以下のスペースを用いて「志望者調書」の各項目では示すことのできない「あなたの全体像」を自由に表現してください。
etc...
加えて、活動報告書、参考として行ってきた活動を示すことができる資料など。(ここの資料は紙でもよいし、フロッピーやビデオテープでも何でもよい。)この資料が、最後に僕を苦しめることになった。
オープンキャンパス
ディベートの全国大会でも勝利した僕は、AOへの出願を最終的に決心した。全国大会の時に総合政策学部の工藤さんに話を聞いたのも大きい。それでAOを受けるなら、本当にいいのかどうか、オープンキャンパスを見に行くことにした。
8月26日。その前日に、青春18切符がもったいないからということで、若狭に行っていた。その日の朝6時起きで普通電車で若狭・敦賀に行き、帰ってきたらディベートの打ち上げ。それから、臨時大垣夜行で東京に向かった。なぜか一つ下のディベートのメンバーでもある寺町健も行くことになり、大垣駅で9時頃から待っていた。(以下はかなりえぐくなるので…略…)そしてSFCについたわけである。しかし、早すぎた。ほとんど誰もいない。工藤さんがきてくれるまで、臭い中待つ。(SFCの近くには牛を飼っているところがあるらしい。風向きによっては相当なものになると聞いている。)工藤さんと合流し、いろいろ見せてもらう。(自主規制します)
θ館からオープンキャンパスは始まった。250インチあるスクリーンで、SFCについてのプレゼンが行われた。(これにとっても影響された僕は、文化祭で同じ手法を使うことになりました)富田勝先生と草野厚先生の話。こんな豪華な組み合わせはほかではみられないと思う。
続いて、体験授業。草野先生の話を聞きたかったのだが、わけあってやめ、データ分析の授業を聞きに行った。普段の授業そのままに、数学的な話をわかりやすく、説明してもらった。ちなみにタケシ君は村井純先生の次世代インターネットについての話を聞いてきたらしい。
お昼ご飯。学食はΣ館。行ったときには遅かった。混みすぎ。仕方がないので、近くの自販機でカップラーメンを買う。その後、生協の本屋を見に行く。
午後からは、SFCの教育の特徴であるグループワークの体験。僕は「人を信頼するとは何か」というグループに入った。そこでセントヨゼフ高校の知り合いに遭遇。かなりびっくり。こんなところで遇うとは。結構狭いものだと思った。それでグループワークの方だが、これはよいとは思わなかった。グループの連中がおもしろくなかったし、仕切っているやつがAOを勘違いしていると思った。そいつは、自分がAO志望であること。そして自分が剣道の都3位であるといっていた。だからどうだというのだろう。確かにあると思うが、それをそんなところで言ったって仕方がないじゃないか…。そういうのでとるのがAOなら僕はやめたと思う。さらに、話している内容そのものもあまり高級なものとは感じられなかった。普段からディベートのリサーチの中でしゃべっている内容から比べれば、何ともないような内容であった。
その後、キャンパスツアーといって、キャンパスの中を学部生の方が案内してくれる企画もあったが、グループワーク体験があまりにつまらなかったので、もうやめにして帰ることにした。
それで、品川駅から帰ってきたわけでありますが、やはり予想どおり、死亡しました。
AO入試に出願
AOの出願には、2名からの志望者評価書が必要となる。僕は、ディベートで身につけた能力とそこで学んだことを生かしたいというのを売りにしようと思っていたので、ディベートの関係者に評価書を書いてもらうことにした。ちょうどいいことに、工藤さんが全国教室ディベート連盟東海支部長で金城学院助教授の藤川先生に話をしてもらっていた。SFCにAOで受かったディベートの経験者は、ほとんどの人が藤川先生に評価書を書いてもらっている。そこで僕も藤川先生にお願いすることにした。全国大会終了後にディベートの時のお礼もかねて金城学院大学を訪れた。幸い、快諾していただくことができた。しかし、そのときに僕がなにをしたいのかという問いに十分答えられなかったのが、ちょっと心配な点であった。もう一枚の評価書であるが、これは一番近くでみていてくださった、ディベートの顧問の豊田先生に頼むことにした。こちらも快諾していただき、無事に2枚の評価書はそろったわけである。