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2002/12/22...いなくなると分かっていても
長く飼っていた愛犬を亡くしてそろそろ1年になります。彼の存在はとても大きかった。そして、彼が死ぬなんて想像もできなかった。言葉では、言えても、頭ではいつか死ぬんだ、と分かっていても、そのときが来るまでとても信じられるものではありません。彼をもらってきたところ、そう、もともとの飼い主のおばあさんは、とても素晴らしい方でした。まだ小さかった僕に、手紙を書いてくださいました。
「悲しいときは小犬を抱きしめてごらん。きっと優しく涙をなめてくれるでしょう」
大きくなってから読み返しても、涙が出るほどやさしく、慈愛と思いやりに満ち溢れた文章でした。
そうやってもらわれてきた彼とも、お別れのときがやってきました。彼が心から幸せに過ごしていたかどうかは分かりません。しかし、僕らは彼のおかげで言葉や頭では説明できないとてつもなく大きな恩恵を受けました。つらいときも、腹の立つ日も、彼のおかげでどれほど心が和んだことでしょうか。動物のチカラは想像以上に強いものです。大自然の中で、少なくとも人間よりは長く過ごしてきた、その生命(いのち)の強さが、そうさせているのでしょうか。彼らはきっと悲しいだろうときも、泣きもしない。しかし、僕らが泣くと、慰めてくれる。心配そうな瞳で、じっと見つめてくれる。なんて健気な存在でしょう。
いつかはいなくなると分かってはいても、やはりまた犬を飼いたいという気持ちになります。吠えるからキライとか、噛むでしょうと言われる方は、正しい飼い方を知って、ぜひ飼っていただきたいと思います。きっと穏やかで充実した生活が送れるでしょうから。
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