おちゃねっとでのISDN導入事例
それは突然の電話からはじまった
3月のはじめごろに、NTTから電話がきました。なんだろーと思っていたら、毎月の電話料金明細と一緒に送られてきたISDNのCD-ROMを差し上げますというアンケートのはがきにちょこっと「休止しているISDN回線を復活したいのですが、同番移行はできますか?」と書いておいたからだったのです。最近のInternetブームのせいか、TA(Terminal Adapter)もDSU(Data Service Unit)付きの製品が各社から発売され、NTTも本腰をいれてがんばっているようですね。
休止回線の同番移行
おちゃねっと田園調布のときにすでにISDNを利用していたのですが、結婚にともなう引越しなどゴタゴタしていたので、とりあえずおちつくまではISDNを休止しておきました。まあ、いつか復活することもあるだろうと。NTTからの電話に対して、今の状況とやりたいことを説明しました。
- INSの休止回線があって、大田電話局にあずけてある。
- 現在のおちゃねっと亀有ではアナログ回線を使っているが、このアナログ回線は休止としたい。
- 休止しているINSをおちゃねっと亀有で復活するが、そのときに今つかっているアナログ回線の番号をそのまま使いたい。
NTTの担当のかたは、納得していただいて、めったに無いケースなので調べてみますということになった。そりゃ個人で休止しているINS回線を持っているのが珍しいんだろうけど。翌日電話がかかってきて、今回のケースは大丈夫とのこと、早速INSの申込み票を郵送してもらうことにしました。
さあ、どういう構成にしようか?
以前、INSを使っていましたから、その時使っていた機材はそのまま残っています。どんな機材があるのかというと、
- OKI PCLINK TA
- NTT ディジタルでんわ S-1000
- NTT INSメイト D-1S (写真、右側)
これだけいろいろあれば、TAの購入をする必要はありません。今使っているアナログ機器も問題なく接続できます。ただ、OKI PCLINK TAは昔のTAなので、最近はやりの同期64Kbps(同期-非同期変換機能を持っていない)に対応していないのがすこし気になっていましたが。とりあえず、Internetをやっていても電話ができるというメリットに重点を置くことにしました。
まず、必要となってくるのはDSUです。NTTだけではなく各社がいろいろ出しています。一番気になったのは配線の問題です。おちゃねっと亀有ではモジュラージャックはリビングにあり、マシン室は少し離れた別の部屋にあります。この間をINSのケーブル(4P)を這わせる必要があります。さらに、リビングには電話機を置かなければなりません。まあ、とりあえずNTTのDSUを購入して、ISDN簡単接続キットなるものでDSUの近くで分岐して、そこにデジタル電話機を接続し、もう1本をマシン室に伸ばすということにしました。この構成で申込み書を作成して、NTTに郵送しました。工事日は同番移行ができるようになるのが3月27日ということなので、その日を設定しました。
ISDN回線簡単接続キット
リビングとマシン室の間を配線するケーブル(10m)
工事日決定
2日後ぐらいに電話がNTTからありました。希望通りに3月27日ということで予約が取れたとのことです。さて、工事日も決まったので、ケーブルの準備をするために秋葉原に行って、ISDN簡単接続キットを買ってきました。いろいろあったのですが、とりあえず安いもので2種類を購入しました。1種類は単純に分岐コネクタとINSケーブルのセット、もう1つは分岐コネクタとINSケーブルとチェッカー(極性判定器)とクロスのモジュラーケーブルがセットになったものです。特に極性が反転していると手こずると思ったのであらかじめ確認できるようにしました。さらに、秋葉原をぶらついていたところ、考えている接続形態にぴったりの安いDSUをみつけてしまいました。それが、メルコのINT-DSUです。店頭価格で\16,800でした。NTTのDSUは\22,800ですから、かなりお得です。しかも、S点端子が2つついていますので、分岐コネクタが1個節約できます。早速購入してしまいました。翌日NTTにDSUのキャンセルをしたことはいうまでもありません。
いよいよ工事
工事当日は雨。雨というのは工事に影響を与えます。午前中ということで予約しておいたのですが、結局工事は1時過ぎから始まりました。でも、そのまえに遅れますという連絡があらかじめあったので印象は良かったですが。
まず、モジュラージャックの交換です。うちは新築なので交換する必要は無いと思ったのですが、ISDNにしたときには接触抵抗とかシビアになるんでしょう。そのための予防保守ってものですかね。でも、この交換費用は無料ですのでご安心を。次にマンションの主配線盤で何やら作業。この部分は見ませんでした。あとは、NTT上野局に電話して開通確認。しかし、これがなかなかうまく行きません。工事の人は極性を調べたり、モジュラーの接続を調べたりしていましたが、うまくいきません。しばらくしたら、電話がかかるようになって、開通しました。どうも局の作業が手こづっていたようです。開通確認が終わり、工事料金の明細を渡され、確認のハンコを押しました。工事費の内訳は次の通りです。
| 配線工事 |
| ジャック |
0 |
| 交換設備 |
1,000 |
| 引き込みジャンパ |
0 |
| 小計 |
1,000 |
| 基本工事費 |
1,000 |
| 工事費計 |
2,000 |
| 消費税 |
60 |
| 合計 |
2,060 |
最低料金である2,060円で工事完了です。これにDSUの価格と簡単ISDN接続キットの価格を含めても、2万円以下でISDNになったことになります。工事のかたご苦労さまでした。
DSUとデジタルでんわの設置場所の様子
さて接続。しかし問題発生!
さっそく各TAのチェックを行いました。アナログ関係を接続しているD-1Sは問題ないようです。電話/FAXが接続されているライン1とアナログモデムを接続しているライン2共にOKです。もちろん、デジタルでんわも動作してます。ついでに、自分の電話番号にかけて着信することも確認しました。(2Bなので自分自身に電話をかけることができます。でも10円かかりますけど。:-) )
さあ、次は同期64Kbpsのテストです。あれ?同期64KbpsはOKI PCLINK TAではできないんじゃないのとお思いでしょうが、やはり誘惑に負けて安いTAを買ってしまいました。NTT-AT社製のAT-64STボードです。これはIBM-PCのスロットに差し込むISDNカードです。同期64Kbpsまでサポートします。これで、OKI PCLINK TAはいらなくなってしまいました。価格はなんと\10,800円です。これぐらいだったら試しに買ってみてもいいですよね。
さあ、このISDNボードをIBM-PCにセットしようと思ったら、なんと私のマザーボードはISAスロットが3つしかなくて、すでにそこにはSB16, AHA-1542CF, 28.8Kモデムカードが入っていたのでした。うーむ、困った。とりあえず、無くても支障が無いSB16をはずしてテストすることにしました。(後日、AHA-1542CFをAHA-2940に変更しました。これで、AHA-1542CFもあまってしまった。)接続のほうは問題なくできました。やれやれ。
もうマシンの内部はいっぱい!
使いごこちは
確かにISDNは速いし、安定しています。特にダイヤリングが速いのは特筆すべきです。あと電話などの音声もかなり明瞭になったようにおもえます。そりゃ、NTT局まで全部ディジタルなんですもんね。
ISDNのすすめ
もし、あなたがアナログ回線でプッシュホンの契約をしているのであれば、コスト的にはISDNにした場合とあまり変わらなくなってきます。NTTの対応も昔に比べればスムーズです。一度相談されてみてはいかがでしょう? さあ、次はOCNかぁ?
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Last Update 30, Mar 1997.
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