| Tsunami(Storm Serge) |
| ここでは主にJ700のについて記述する。 |
このマザーボードはAppleのPowerMacintosh9500などに用いられたTsunamiマザーボードの改良型である。Tsunamiの特徴として、
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Storm Sergeの特徴としてセカンドCPUスロットがある*3。ここにA.S.P.D.対応のセカンドCPUカードを取り付けることによってマルチプロセッサになる。メインCPUカード上にジャンパピンのようなコネクタ*4があるが、これは、セカンドCPUスロットにもう一つの専用セカンドCPUカード*5をとりつけて、両方のコネクタ同士を専用ケーブルで繋げて使用するためのものである*6。したがって、市販されている通常のCPUカードを購入してセカンドCPUスロットに取り付けても動作しない。もちろん、セカンドCPUスロットだけにCPUカードを挿しても動作しない。ちなみに、メインCPUスロットには9600,8600用以外のCPUドータカードを取り付けて動作させることが可能である*7。また、メインCPUカードがMP Cardの場合はセカンドCPUカードが利用できないらしい。セカンドCPUカードを挿すと、空間的制限により、1番上*8のPCI拡張スロット('A')には6インチの長さのPCI Carしか挿すことができなくなる。 |
PCI2.1のところでも記述したが、Storm Serge系マザーボードはPCI 2.1規格でサポートしているPCI-PCIブリッジコントローラを搭載している。このコントローラのおかげで、PCI Card間のデータ転送が高速に行なえる。PCIコントローラ自体、CPUに依存せずにRAMやSCSIなどのバス同士のデータのやりとりを行うことができるのだが、上*82つのPCI拡張スロットを制御しているPCIコントローラはCPU、RAM、オンボードSCSIをはじめとするI/Fがぶらさがっていて、PCI Card-PCI Cardの転送だけに限れば、下側*84つのPCI拡張スロットだけを制御しているDEC 21062 PCI-PCIブリッジコントローラのほうが速い。動画取り込みに高速なI/Fを用いる場合などに性能を発揮するであろう。これに対してTsunamiマザーボードを用いた9500ではPCI-PCIブリッジコントローラではなく、Banditを2つ積んでいて、両方のPCIコントローラがCPUやI/O、PCI拡張スロットとやり取りを行う。 |
Storm Sergeの一番上*8のPCI 拡張スロット('A')は他のPCI 拡張スロットと異なり、AUX Connectorが横にあり、特殊なCard(E100 UltraSCSI/100Base-T card)が挿せるようになっている。E100 UltraSCSI/100Base-T cardはその名の通り、100Mbit Ehternet(100Base-T)とUltra-SCSI2のコンボカードである。この両方の機能は、物理的にはPCI Slotを共有しているが、信号はPCIバスを共有できないので、Ethernetの信号はAUX Connectorを利用するようになっている。 |
Apple製のPowerMacintoshのほとんど(63xxや5xxxは除く)がAudio入出力を背面に備えている。したがって、ヘッドフォンを使う場合などは少し長めのコードのものを使う必要がある。ところが、Storm Serge系では前面にもAudio 入出力があり、ささやかなことではあるが、便利になっている。もちろん背面にもAudio 入出力があり、そちらも使えるようになっている。 |
8本あるDIMMスロットに128MB 168pin DIMM(5V)を挿すことによって最大1024MBまでのRAMをサポートしている。また、違う組(A or B)の同じ番号(1〜4)のスロットに同容量でかつDRAMの構成が同じもの(DRAM Chipの1個あたりの容量、アクセスタイムが同じ)をペアで挿すことによってインターリーブが利用できる。 |
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*1:Tsunamiではオンボード。Storm Sergeではカード形式で、マザーボード上のスロットにそのカードを挿してある。 *2:TsunamiはDIMM 12スロット。Storm Sergeでは8スロットに減っている。 *3:PCI拡張スロットが6基ある後期型のみ。J700の4PCI拡張スロットモデルにはパターンのみある。 *4:このコネクタのpinは3つほどショートしてある。これはメインCPUカードだけで使う際にはショートしておく必要がある。 *5:専用セカンドCPUカードにも同じようなコネクタがある。 *6;このときにはコネクタ上のジャンパ3つははずす必要がある。 *7:しかし、コネクタのないメインCPUカードだと、当然セカンドCPUドータカードは使用できない。 *8:ここで記述している上下とは、PCIスロットを横にして、電源側が上。 *9:しかし、専用のセカンドCPUカードを売っているのを見たことがない。 |