PCI 拡張スロットの位置による性能の違い





 処理速度が必要なカードは下*1から挿すといいという噂があるので、では本当はどうなのかを調べることにした。ただし、あくまでBenchであり、目安にしかすぎない。体感速度はまた異なるかもしれないし、使用するアプリケーション、環境によって左右されることに留意。
  •  Xclaim VR 4MB:RAGE II +DVD (Video Card) の場合

     全ての拡張スロットに順番に差し替えていってBenchをとってみた。

     環境はMacOS8.1、RAM208MB:全てインターリーブ有効(うち2048KBをディスクキャッシュ、4MBをRAM Diskに使用)、フォントキャッシュ3MB、HDD:DCAS34330,DPES(どちらも内蔵SCSI-2に接続)、512KB 2nd cache有効、1024*768@24bpp(CPD15sf7:Sony)、MacBench3.0(たまたま3.0しかなかったため)、AppleTalkオフ。XclaimVRのドライバは3.3(universal)。

     拡張スロットは上*1からA,B,C,D,E,Fと呼ぶ。Aから順番にテスト。PCIカードの抜き挿しをするため、一度テストする度に毎回shutdownした。

    結果

     A,Bに挿した場合が有意な差で速いと言える(MacBenchの誤差は数%程度)。ただし、この程度の差が体感できるかは判らない。A,Bスロットに挿した場合のほうが速いことの原因として考えられるのは
    •  XclaimVR 4MB (RAGE II +DVD) がPCI 2.0のカードのため。
    •  画面描画だとCPUからの命令やRAMからのデータを処理するため、2つ目のDECのPCIブリッジchipを通さないほうが速い。
    ということであろうか(素人考え)。
  •  また、この結果、PCI拡張スロットは上*12つと下*14つという分け方でコントローラが違うのではないかという考えに達した。雑誌などでは上*13つと下*13つという表現がしてあることが多い。

     PCI Card同士でのデータのやりとりでは(動画取り込みCardと動画保存先のUltra-Wide SCSI Cardなどなど)、二つとも下*1の4つのどれかに挿したほうがRAMやオンボードSCSI、CPUなどをぶらさげている上側*1のPCIコントローラで処理するより速いのだろう。

    (98/10/12)
     Video取り込み速度については後日テストしてみたいと思う(SCSI I/F Cardがないので、オンボードSCSI-2を用いて、スロットの違いによる測定を行ってみたい。でもどうやって?。Ultra-SCSI I/F Cardも買おうかなあ〜)。
     ようやく、 Appleのdev. noteと同じようなS900のマザーボードのSuperMac s900 Engineering Specsを手に入れたので、それを読んでみた。これによると、上記の推測(PCI コントローラとPCI拡張スロットの関係。拡張スロットは上*12つと下*14つで分けられていること)が正しいことが判った。
     これについては別ページにて詳細をまとめる。

    (98/10/16)
  •  ix3D ULTIMATE REZ:TWIN TURBO 128-3D (Video Card) の場合

     全ての拡張スロットに順番に差し替えていってBenchをとってみた。

     環境はMacOS8.1、RAM208MB:全てインターリーブ有効(うち2048KBをディスクキャッシュ、4MBをRAM Diskに使用)、フォントキャッシュ3MB、HDD:DCAS34330,DPES(どちらも内蔵SCSI-2に接続)、512KB 2nd cache有効、1024*768@24bpp(CPD15sf7:Sony)、MacBench3.0(またまた3.0しか用意してなかったため)、AppleTalkオフ。ULTIMATE REZのドライバは梱包されていた1.02(最新版は1.05.100)。

     拡張スロットは上*1からA,B,C,D,E,Fと呼ぶ。Aから順番にテスト。PCIカードの抜き挿しをするため、一度テストする度に毎回shutdownした。

    結果

     このCardもA,Bに挿した場合が有意な差で速いと言える(MacBenchの誤差は数%程度)。ただし、この程度の差が体感できるかは判らない。やはり画面描画ではPCIブリッジコントローラを通さないほうが速いようだ。PCI Slotの位置には関係ないが、ULTIMATE REZは総合成績で圧倒的にXclaimVRより速い(各テストでは差が大きいものから、僅差のものまである)。これは実際にスクロールをしてみたりすると体感できる。
     ただし、このCardはGDM20D10にJ700を繋ぐまでは使わない予定・・・今回はあくまでテストのために装着した。当面は7300+GDM20D10の組み合わせで使用する予定。しかし、このCardはすごい。購入金額の差はほとんどないのに・・・(Xclaim VRは\29,800-+消費税+秋葉までの往復電車賃、ULTIMATE REZは個人売買で\33,000-、送料込)。
    (98/10/20)
  • *1:ここで記述している上下とは、PCIスロットを横にして、電源側が上。


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