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メイク・ザ・ピーシー(7/8)

〜トラブルその2:ビープ音一発の怪〜
'98夏

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   これでもう大丈夫。最小構成での起動確認もできたことだし、全てのパーツを組み付け直し、再度電源スイッチをしっかりと入れてみる。

 すると、ビープ音が一発鳴っただけで電源が入らない。

 再度、電源スイッチをしっかりと押し込んでみるがだめだ。

 ケースのカバーを外して確認すると、CPUのファンが一瞬だけ回る。

 なぜだ?他にまだ何かあるのか?カード類の接触や、コネクタの向きを再度チェックしてみるが、どれもダイジョブそうだ。

 とりあえず、LANカード、サウンドカード、CDドライブを外して、先に確認した最小構成+HDドライブでトライしてみる。

 動けとの願いを込めて、電源スイッチをしっかりと押し込む。

 しかし、依然立ち上がる気配すら見せない。

 次にHDドライブを外して、動作確認済みの最小構成にしてみる。

 するとどうだ、動いたはずの最小構成でも起動できなくなっているではないか。BIOSの画面さえ表示される気配がない。

 CPUが悪いのか?マザーボードが壊れているのか?それともメモリか?
 だいたいメモリは、SIMM8MBの2枚差しだが、1枚は後から追加したから形は違うし、片方は60nsもう片方は70nsだったりする。

 ここは、交換できるパーツは交換し、起動実験を繰り返し原因を突き止めるしかない。早くせねば、初期不良交換期限が迫っている。
 交換できるパーツといっても、家にはもうロドリゲスの残骸しか残っていないので、会社にあるパーツだのみになる。

 次の日会社でパーツ捜索を行う。そう言えば、この前あそこの部署でODPへの載せ換えをやっていたな。などと言うことを思いだし、心当たりを当たってみる。そして、なんとかクラシックPentium133MHzとSIMM16MB×2を借用することに成功。

 帰宅後、さっそくCPUをPentium133MHzに差し替えて起動してみる。すると一発目で起動。
 これはCPUか?と疑いつつ再度K6に戻し起動してみる。すると今度は起動した。
 しかし、何度か試すうちに起動したり、しなかったりする。
 Pentium133MHzに戻しても、症状は一緒だ。

 これはCPUでは、なさそうだ。

 次にメモリも差し替えて試してみるが、症状が同じだったりする。

 何なんだ一体!起動したり、しなかったりと!

 一貫性のない症状に、とうとう頭の回路もテンパッてしまったようだ。もしや電源系が悪いのでは?そう言えばこのケースは某雑誌(その頃は書籍だった?何のこと?分かる人には分かる)でいわくつきのケースだ。

 そう言えばこのマザーボードはAT電源用のコネクタも付いている。ジャンクパーツと化したロドリゲスのAT電源を付けてトライしてみるか。

 さっそく、ロドリゲスのAT電源をケースから外し、マザーボードに取り付けてみる。
 このAT電源は、逆差し防止の為DESKPOWER用に加工が施してあるらしく、そのままではSY-5EH5のAT電源コネクタには差し込めなかった。そこで、邪魔になっている爪を削り取ることで、無事SY-5EH5に接続完了。

 爪を削ってまでコネクタを無理矢理差し込んでダイジョブか?と少し不安が頭をよぎるが、電源を入れると問題なく立ち上がるではないか。
 全てのカードを差して再度トライするが何度やっても問題ないようだ。

 やはり電源か?ATX電源というのは電源が入っているのか入っていないのかいまいち判別がつかない。

 最悪、AT電源に載せ換えればよいか。などと考えながら、再度ATX電源を付けて電源を入れてみる。すると今度は何度やってもキチンと立ち上がる。なぜだ電源ではなかったのか?

 さっきと今とで何が変わったんだ?さっきもキチンと電源スイッチを押し込んでいたではないか。いや今以上にだ.....?ま、まさか。いやそんなはずは.....

 試しに電源スイッチをしっかりと押し込んでみる。するとどうだ、ビープ音一発と、CPUファンが一瞬回っただけで起動しない。

.....原因は俺か?

 どうやらこのATX電源は、電源スイッチを押すと一度通電するが、更に押し続けると電源が切れてしまうらしいのだ。

 それ以来私は、PCの電源を入れるときには、ケンシロウが秘功をつくが如く、電源スイッチを目にもとまらぬ早さで押すようになったのは言うまでもない。

 
 
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