しかし、オブジェクトインスペクタも、(原則として)プログラム実行中にはこれらの属性に手を加えることはできません。プログラム実行中にコンポーネント(部品)の属性を変えるには、プログラム(コード)を書く必要があります。
では、「押せ」(Button1)を押したらボタンの表示が「押すな」に変わるプログラムを書いてみましょう。Button1
が選択されている状態でオブジェクトインスペクタの「イベント」タグ
を選び、OnClick
の右の欄をダブルクリックしてみましょう。コードウィンドウというものが開き、次のような状態になります。

この中括弧{}の間にプログラムを、つまり Button1 が押されたときの動作を書きます。次の通りに入力してください。(下線の部分が入力すべき部分です。)
void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender)
{
Button1->Caption = "押すな";
}
このプログラムを解説します。「Button1->Caption」は Button1 というコンポーネント(部品)の Caption という属性(プロパティ)を表しています。「=」は、数学では右辺と左辺の値が等しいことを表しますが、C++ では右辺の値を左辺に代入することを示しています。つまりこの文は、Button1 の Caption を「押すな」に設定することを意味しています。行末の「;」は、1つの命令がここで終わることを示しています。
では実行してみましょう。どうですか、無事に動きましたか?無事動くことを確認したら、を押してプログラムを終了させてください。