PocketBSDとWindowsをつないで使うの巻
Last Updated 1999/10/20
 

MobileGear のフラッシュメモリを 80MB にしました。
そうすると、PocketBSD が持ち運び可能なサーバー感覚?で使えるようになりました。
データをMobileGear に入れておいて、どこでも作業(や遊び)ができて、必要な時に他のマシンに取り出すという感覚です。
#LANカードが使えないので、ファイルの共有はできませんが。

とはいっても、家や会社でのマシン環境は、Win95です。
BOW(BSD on Windows)を入れて、UNIXもがきをしていますが、やはり、本物のUNIXが欲しくなります。

そこで、PocketBSDを「手軽にWin95から使いたいな」ということになります。
FreeBSDとならPPPでIP接続という手もありますが、Windowsとは昔ながらのserial接続が非常に便利です。
このような話は、最近話題にもならないので、ちょっとだけ書いてみます。
 



>>用意するもの

・MobileGear MKシリーズ
・シリアルケーブル(PCとMobileGearをつなぐRS-232Cのケーブル)
・TeraTerm Pro v2.0
kermit-6.0.192

やはり、シリアルケーブルの購入が、一番勇気が必要でしょう。
が、ここは とりあえず買っておいて方がいいと思います。
何といっても、専用のケーブルなので、もう手に入らなくなるかもしれませんから。
# ちなみに、私は 2本持っています。 自宅用と会社用に。

TeraTerm Proは、T.Teranishiさんが作られた FreeのWindows用キャラクタ端末ソフトです。
私は、ver2.0を使っています。 T.Teranishiさんに、感謝感謝です。

kermitは、FreeBSD2.2.5のportsに入っているkermit-6.0.192を使っています。



>>PocketBSDからWindowsにログインするためのセットアップ

PocketBSD の設定を変更します。

で、設定が有効になります。
  で確認できます。設定内容が表示されます。

Windowsサイドを設定します。
まずは、TeraTermProをインストールします。バージョンによってインストール方法が異なります。
TeraTermProに付属してあるドキュメントを参照してください。
TeraTermProの設定は、
メニューの「Setup/Terminal...」を開き、

メニューの「Setup/Serial port...」を開き、 メニューの「Setup/General...」を開き、 ぐらいを設定します。
メニューの「Setup/Save setup」を実行して 設定した内容を書込み、TeraTermProを再起動します。



>>PocketBSDからWindows95にログインしてみる

TeraTermPro再起動後、Enterキーをたたくと、見慣れた「login:」が表示されます。
もちろん、MobileGear とPCをSerialケーブルでつないておいて下さい。:-)

ここまでくれば、Nemacsだろうが、Perlだろうが、GCCだろうが OK です。
# Windowsから使えるのがうれしい訳ではなく、大きな画面とキーボードが使えることがうれしいのです...
 



>>「Windows95とPocketBSDとのファイルのやりとり」のためのセットアップ
 
ファイルをやりとりする場合にも、PocketBSDとWindowsを、上記の「ログインできる環境」の設定が必要です。

その設定の他に、ファイル転送のためのツールとして、PocketBSD に kermit を入れます。
別に kermit でなくても良く、例えばxmodemやzmodemでもファイル転送は可能ですが...。

/usr/local/bin/kermit
を FreeBSD2.2.5R から、PocketBSDにそのままコピーします。
( FreeBSD2.2.5Rでは、kermit-6.0.192がportsになっています。packageにはなっていないようです。)



>>「Windows95とPocketBSDとのファイルのやりとり」をやってみる
 
では、実際にやってみます。

TeraTermPro で、PocketBSDにloginします。

を実行すると、kermitはサーバモードで起動します。

例えば、PocketBSDの file.txt を、Windowsに転送したければ、
TeraTermProのメニューで「file/Transfer/Kermit/Get...」を実行し、転送するファイルを選択します。
ファイルが転送されます。

反対に、Windows の file.txt を、PocketBSDに転送する場合には、
TeraTermProのメニューで「file/Transfer/Kermit/Send...」を実行します。
ファイルが転送されます。

kermitを終了するときは、TeraTermProのメニューで「file/Transfer/Kermit/Finish」を実行します。

【説明】
・Kermitの「-i」オプションは、バイナリファイルの転送を示します。
・Kermitの「-x」オプションは、サーバモードを示します。

こんな感じで、MobileGear/PocketBSDを使っています。

この説明では、バイナリのまま転送していますが、 漢字のコード変換や、改行コードの変換等が必要になるかもしれません。
(普通は、Windowsのツールで使うので、必要になるでしょう)
そんなときは、nkf等のツールを組み合わせて、うまく処理してください。

また、ファイル保管のディレクトリを、TeraTermProで設定すると使いやすくなります。
TeraTermProのメニューから「File/ChangeDirectory...」を開いて設定します。



>>ファイル転送を早くする...
 
PocketBSDの /etc/ttys を変更します。 で、設定が有効になります。

それから、TeraTermPro の方も変更します。
メニューの「Setup/Serial port...」を開き、

に変更します。
メニューの「Setup/Save setup」を実行して、設定内容を保存するのを忘れずに。

この設定でファイルを転送してみると、500KBぐらいのファイルが2分40秒ぐらいで転送できます。
これぐらいの転送速度なら、結構使えるのではないでしょうか。

それでは、快適なBSD Life をどうぞ。

おわり :-)
 


作成:1999.10.18.

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