マスオさんが行く

ご飯
	私は、マスオさんである。
	つまり、嫁さんの両親と同居している。




	共働きのサザエさん夫婦は、お弁当を持っていっている。
	それはもう、生活費を少しでも浮かそうという、
	涙ぐましい努力の結晶なのである。

	ついでと言ってはなんであるが、
	フネさんのご飯も炊いておいてある。




	ようやくの休日。
	たまには、サザエさん家族だけでお出かけというのも、
	いいものである。
	そんな時、波平さんが出勤、
	フネさんが留守番という場面で、
	もし、ご飯を用意していかないと、





	「ご飯が無いんだけど」



	と、怒るのである。



	常識では、考えられない言葉である。






	「ご飯ぐらい、自分で作るわよ」


	とか、


	「たまには、ゆっくりしていらっしゃい。」


	ではないのである。





	「ご飯が無いんだけど」




	と、怒るのである。




	決して、お米が無い訳ではない。



	お米はある。




	炊けば食える。







	それでも、ご飯が無いと、




	「ご飯が、ないんじゃ、
	ボケ〜」




	である。








	我が家だけではない。
	同居の親の話をあちこちで耳にするが、



	ご飯を炊かずに
	切れる人の話しは、
	聞いたことがない。
	

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