マスオさんが行く

昼飯
	私は、マスオさんである。
	つまり、嫁さんの両親と同居している。





	私は、ラーメン好きである。
	ちぢれた麺や、濃厚なスープには、目が無いのである。
	しかし、月1万円の小遣いでは、
	@700円近くする1杯のラーメンすら、
	食することを、躊躇するのである。



	ラーメン屋ののれんをくぐろうとする直前、





	「明日の昼飯は、大丈夫なのか?」





	と、
	ペン○ィアム4よりも、
	高速な計算が、
	頭の中を駆け巡るのである。






	ある日、さざえさんが、
	有休を取ることになったのである。
	さらに、私も有休を取り、
	一緒にラーメンでもどうかと、誘いがあった。







	補正予算案が、可決された。







	願ってもないチャンスである。








	当日になった。
	ラーメンである。
	待ちにまった、ラーメンである。
	早く昼になれ。
	よっしゃ〜もうじき昼だ。
	意気揚揚と、出かけようと、
	玄関に降りかけたその時、
	フネさんから、一言・・・・














	「ごはん作っといたから。」


































	へ?である。















	普段では、考えられない行動である。









	普段は、
	「なんで、おまえらの昼飯を
	用意しなきゃ
	いけないんだギャー」
	と、言うのである。









	それが、今日に限って、










	「ごはん作っといたから。」











	である。











	冷静にその行動の意味を考えてみる。








	普段から、昼飯など用意しない。
	当然、期待など、一切していない。










	何故、タイムリーに無駄なことをする。











	どう考えても、









	嫌がらせとしか思えないのである




















	我が家だけではない。同居の親の話をあちこちで耳にするが、


	
	泣きながら食べた
	魚肉ソーセージの
	チャーハンは、
	涙でしょっぱい味が
	したのである
	

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