Voodoo2 SLI考察


Voodoo2カードではSLI構成にすることで、さらに性能向上を可能としています。
このSLI構成について調査した結果をまとめています。
本コンテンツは随時、修正・更新していくつもりです。

解像度CPU使用チップClockSLIHEAVYLIGHT
640 x 480P55C 250MHzVoodoo62X31.2-
800 x 600P55C 250MHzVoodoo62X--
1024 x 768P55C 250MHzVoodoo62X--
640 x 480P55C 250MHzVoodoo290X46.4-
800 x 600P55C 250MHzVoodoo290X45.2-
1024 x 768P55C 250MHzVoodoo290X--
640 x 480P2 400MHzVoodoo290X87.9106.0
800 x 600P2 400MHzVoodoo290X65.874.1
1024 x 768P2 400MHzVoodoo290X--
640 x 480P2 400MHzVoodoo290O89.3110.6
800 x 600P2 400MHzVoodoo290O86.9107.2
1024 x 768P2 400MHzVoodoo290O70.679.9
640 x 480P2 400MHzVoodoo295O90.6111.8
800 x 600P2 400MHzVoodoo295O88.6109.9
1024 x 768P2 400MHzVoodoo295O74.084.8
640 x 480P2 400MHzVoodoo2105O90.7112.2
800 x 600P2 400MHzVoodoo2105O88.8111.0
1024 x 768P2 400MHzVoodoo2105O79.392.8

100MHz x 4の場合
解像度ClockHEAVYLIGHT
640 x 4809590.6111.8
800 x 6009588.6109.9
1024 x 7689574.084.8
640 x 48010590.7112.2
800 x 60010588.8111.0
1024 x 76810579.392.8

133MHz x 3の場合
解像度ClockHEAVYLIGHT
640 x 4809596.8119.0
800 x 6009593.9114.2
1024 x 7689575.785.7
640 x 48010597.5121.1
800 x 60010595.9119.6
1024 x 76810582.797.1

112MHz x 4の場合
解像度ClockHEAVYLIGHT
640 x 48095103.1128.5
800 x 6009599.1121.4
1024 x 7689576.585.8
640 x 480105105.5132.8
800 x 600105103.3129.3
1024 x 76810585.797.9
表の説明
HEAVYは普段ゲームする場合の環境で比較的重い設定になります。
LIGHTはまるねこさん提供の「おまじない」設定になります。
フレームレート計測はQUAKE2に含まれるdemo1.dm2を使用しました。
結果の考察
P2-400MHz程度では、800x600までの解像度でCPU性能を使い切ってしまう結果が みえてきました。
少なくとも同じ構成でMonster3DII1枚では800x600ですとフレームレート は低下していました(Voodoo2が頭打ちになってしまう)。

確かに性能の上限を上げることはできませんが、より高い解像度での駆動能力を 高めることはできるようです。
このままCPUパワーを上げればすべての解像度で640x480と同等のフレームレート がでると予想できます。
逆に640x480ででているフレームレート以上はどうやってもでないのでしょう。

また、同じCPUクロック数で外部バスクロックを変更した場合で比較してみました。
100MHz x 4と133MHz x 3ではあきらかに変化が見て取れます。
CPUクロックの上限を上げる以外にも外部クロックを引き上げる方法でVoodoo2を高速化 できる可能性があることを示しています。

また、CPUクロックを448MHzにした場合はVoodoo2の動作クロックを上げると、 若干パフォーマンスアップしていることがわかります。
つまり、「CPUクロックが十分に高いときVoodoo2のオーバークロックには 意味がある」という私の考察を裏付ける結果が見えました。

また、1024x768でのパフォーマンスを上げるにはかなりの工夫が必要であることも わかりました。
全体を通してみても、1024x768で100fpsを超えることはありませんでした。

※私の使用するSOYO SY-6BAはPLLにIC Works製が用いられており、このPLLの 仕様書を見ると
「FSB 133MHz - PCI 1/3」
となっています。
つまりPCIバスの供給クロックが 44MHzであることを示します。
ASUSTeKのP2BやAOpenのAX6BなどはPLLにICS製が用いられており、これは
「FSB 133MHz - PCI 1/4」
となりPCIバスクロックは33MHzです。
今回のテストでは44MHzに合わせて使用している 「PCIカード類に改造をしている」 ことを付け加えておきます。
SLI構成の性能
SLI構成にすることで、性能向上は多少期待できることがわかります。
800x600でのフレームレートはSLI構成にすることで向上しています。
しかし、640x480ではフレームレートに違いがほとんどありません。
つまり比較的Voodoo2への負担の小さい640x480でのフレームレートを向上 させる為にSLI構成にすることは「意味が無い」ということになります。
ソフトウェア側のSLI対応
ここでは示していませんが、Direct3D APIを使用するFinalRealityの結果等も 合わせて考えると、次のような結果が得られます。
「Direct3DやGlide等APIの種類に関らず、Voodoo2 SLI構成で、かつSLIをEnableに しておけば無条件にSLI描画となる。」

written by pentium