WindowsNTでVoodoo2
WindowsNT 4.0でVoodoo2ゲームは楽しめるのか、少し試験してみました。
- ソフトウェア環境
- Microsoft WindowsNT 4.0 Workstation SP3/SP4
- 3Dfx Voodoo2 WindowsNT Driver 1.03.00
- 3Dfx Voodoo2 WindowsNT Driver for Q3A
- Creative SoundBlaster WindowsNT Driver Release 5
- Creative SoundBlasterLive! WindowsNT Driver Revision 2
- ゲームタイトル
- QUAKE (3Dfx OpenGL)
- HEXEN II (3Dfx OpenGL)
- QUAKE II (3Dfx OpenGL)
- UNREAL (Glide Driver)
- SiN (3Dfx OpenGL)
- HERETIC II (3Dfx OpenGL)
- Blood2 (Direct3D)
- Half-Life (3Dfx OpenGL)
- 大刀 (3Dfx OpenGL)
- KINGPIN (3Dfx OpenGL)
- QUAKE3 (3Dfx OpenGL)
- ※全てVoodoo2 SLIによる1024x768でプレイしています。
- 結 果
- QUAKE / HEXEN II
QUAKEエンジンをOpenGL対応にしたGL-QUAKEエンジンです。
効果音のディレイが無視できないほどに発生し、ゲームになりませんでした。
十分高速に動作するだけに残念です。その他については全く問題無く動作しました。
- QUAKE II
オリジナルQUAKE IIエンジンです。
QUAKE等に見られた効果音のディレイはかなり小さく十分にゲームできます。
ハードディスク等へのアクセスが発生しても引っ掛かりが発生することも
ありません。極めて快適にプレイできます。
但し、効果音のディレイは若干発生していることから完璧とはいえませんでした。
- UNREAL
UNREALエンジンとよばれ、今後注目される3Dエンジンです。
効果音のディレイは全く発生しません。
しかしながら良くハングアップします。
熱の問題ではなくUNREAL自体の問題かと思われます。
OSごと止まってしまいますのでリセットして再起動する他ありません。
ゲーム中はハードディスクへのアクセスが発生しても引っ掛かることは
*ほとんど*ありません(つまり偶にあるということです)。
また、BGMも問題なく再生されます。
- SiN
QUAKE IIエンハンスドエンジンで、光源処理などが拡張されています。
「ゲームローディングが遅い」「UNREALより処理が重い」などエンジンと
して評価すれば、良いエンジンとは言えないと考えます。
ほとんど問題なく動作しまが、突然ハングアップすることがあります。
UNREALと同様に、熱の問題ではないようです。
効果音のディレイはほとんど発生せず、ハングアップの問題がなければ
ネットワークプレイなどは快適になるでしょう
- HERETIC II
QUAKE IIエンハンスドエンジンですが、かなり手が加えられているようです。
特に透過効果や光源処理等が美しく素晴らしい世界を表現しています。
若干の効果音ディレイはあるものの、良好に動作します。
但し、ソフトウェアレンダリング時にはゲーム中にプログラムが突然終了する
ことがありました。
- Blood2
LithTechエンジンと呼ばれるDirect3D系の3Dエンジンです。
WindowsNTのDirect3DはVersion 3.0がベースですので、6.0を要求するBlood2は
動作しませんでした。
もっともWindowsNTのDirect3Dはソフトウェアエミュレーションであることを
考えると、まともな動作は期待できません。
- Half-Life
GL-QUAKEエンハンスドエンジンですが、ユーザインタフェース仕様などは
新規のようです。
フレームレートなどがゲーム性を損なわないように自動調整されるようで、
「完成度の高い」エンジンと考えます。
例えば、解像度を変更してもフレームレートの差が極めて小さいことが
それを証明しています。
効果音ディレイなどはまったく発生しません。
なお、サウンドカードには SoundBlasterLive! を使用しています。
ハードディスクアクセスに関しても、もともとローディングが高速な為か
気になりませんでした。
安定度も良く、NT4を正式にサポートしているだけのことはあると感じました。
- 大刀(デモ版の為、正式版とは異なる可能性があります)
GL-QUAKEエンハンスドエンジンです。
ユーザインタフェースのデザインが凝っており、Glide経由で出力されます。
効果音ディレイなどはまったく発生しません。
また、マップなどの再ロード時間が極端に短くゲームシステム自体の完成度は
高いものです。
ハードディスクアクセスはもちろん、メッシュオブジェクトの生成速度など
メモリを酷使するような状況でも十分な性能を発揮しています。
安定度は高く、NT4に対応しているとしても良いのではと感じました。
- KINGPIN(デモ版の為、正式版とは異なる可能性があります)
QUAKE IIエンハンスドエンジンですが、SiNと同じエンジンのようです。
SiNを含むこのQUAKE IIエンハンスドエンジンは非常に重く、Half-Lifeと
比較すると「見るべき点や評価できる点が少ない」エンジンです。
WindowsNT上での振る舞いはSiNと同様の評価となりますが、デモ版では
ハングアップすることはありませんでした。
また、SiN特有の「ゲームのローディングが遅い」問題も同様ですが、
WindowsNTでは気にならない程度に軽減されます。
- QUAKE3(デモ版の為、正式版とは異なる可能性があります)
次世代エンジンとなるQUAKE IIIエンジンはWindowsNT上でも安定して
動作しました。
但し、Voodoo2のテクスチャメモリ量の関係からか、テクスチャクオリティを
最高値から1つ下げたところでないとものすごいディレイが発生します。
サウンド関連では出力クオリティに関らずディレイが発生しています。
この原因がOSの問題なのかDriverの問題なのかシステムパフォーマンスが
足りないのかは不明です。
流石に32bppレンダリングやバンプマップがサポートされないVoodoo2では
「最高のクオリティ」を満喫するには役不足かもしれません。
- 総 評
-
Direct3Dでは全く期待できないWindowsNTですが、Glideベースであれば Windows95より
も快適になる要素が存在します。
OSの仮想メモリやハードディスクの制御、物理メモリのアロケーション
能力などはWindows95とは比較にならないほど優れていることを証明しています。
サウンド関連の弱点を克服すれば、WindowsNTの方が快適になる可能性が高いと
評価します。
Glide系の部分いついては良く動作してくれるものの、サウンド系があまり良い動作
をしないのはドライバの実装方式が問題なのかもしれません。
プロセス管理方法の都合、リアルタイム再生ができない事がディレイの原因と
思われます。
最近、サウンドカードをSoundBlasterLive!に、OSにWindowsNT 4.0 ServicePack 4を
適用しています。
DirectX6をサポートするとされる次期WindowsNTはゲーマーにとっても注目できる
かもしれません。
written by pentium