コラム


VoodooPowerBBSなどに投稿された記事でまとまった意見や感想などをピックアップ して掲載しています。
3dfxは決断を誤ったか?
去年の暮れにアナウンスされた頃に比べると、Voodoo3に対する期待度はかなりトーンダウン
してしまったようですね。32bitcolor対応もなし、単なるBansheeの高クロック版で高解像度
でもスピードダウンが少ないということをのぞくと、Voodoo2SLI環境のマシン所有者にとっては
あまり食指が動かないような内容になってしまったようです。

3dfxのトップがかつてインタビューの際に、「2Dを捨てて3Dに特化したことが成功に繋がった」
と答えていますが、今のところVoodoo2の直接の後継チップのアナウンスもなく、もう3D専用
アドオンカードはやらないようです。まさしく3Dの描画性能に特化したチップの開発に専念する
と言う「大英断」によって、他社の競合チップより1段上の3D性能を顧客に提供できたからこそ、
コアなゲーマーの熱狂的な支持を得たはず。
なのに、なぜ自らそれを捨て去ってしまうのでしょうか?
私には、自ら自分のアイデンティティを捨て去る愚挙にしか思えません(^^;)。
正直言って、先頃発表されたスペックを見る限りでは、GlideAPIが使えると言うことをのぞくと、
決定打になるスペック上の有利性がTNT2やSavage4に対してあるようには見えないし、
併せて発表されたVoodoo4は確かに凄そうですが、もし3Dに限定してPCIスロットをたくさん
消費するとしても、あの性能を今年の時点でゲーム市場に提供できた方が、
競合チップに対するアドバンテージと言う点で遙かに有利になると思うのですが(^^;)。
(ジオメトリエンジンサポートは事実上DirectX7が発表されないと有効にならないらしいが)

もう一つ、STBを買収したことによって、事実上3dfxのビデオチップを乗せたカードの発売元
は一社しかなくなってしまったことで、ソフトハウスの出すゲームがGlideをサポートしなく
なってしまうんじゃないかと私は思うのですが、どうなのでしょう?今までは、チップベンダ
は一社でもビデオカードそのものはいろんなメーカーから発売されるということで、その分市場に
与える影響力も大きかったと思うのですが、もはや1ブランドのみとなったことで、必然的に
ゲーム市場ではマイノリティとなり、今後Glideがマイナーになってしまうのではないかと・・・
written by Armando
QUAKE3の衝撃
先ごろ一般公開された「QUAKE3 TEST VERSION」をテストしてみましたが、
そのクオリティを満喫するため必要ハードウェアの厳しさを痛感しました。
たしかに1024x768程度までならばVoodoo2 SLIでもそれなりの速度が実現
できます。
しかし、Texture Detailは最大にすることはままならず、ひとつレベルを
下げなければなりませんでした。
Voodoo3を用いれば指定できるオプションを最高品質にしても大きな性能低下
は発生しません。
このTexture Detailは最大にしたいところです。
なぜなら、その差ははっきり確認できるほど異なります。
しかし、この美しいQUAKE WORLDを描画するためには「32bppレンダリング出力」
と「バンプマッピング」が欲しくなります。
しかしどちらも現在のVoodooファミリーではハードウェア的にサポート
できない要求です。
また、高解像度表示のアドバンテージも素晴らしく1024x768と1280x960の差は
歴然としています。
従来の3Dエンジンではあまりの高解像度では差が出難かったのですが、
QUAKE3エンジンは表現力を確実に向上させてくれます。
今後、このエンジンをベースに次々とゲームがリリースされると思いますが、
素晴らしいクオリティを満喫するには、それなりのハードウェアデバイス群が
必要になりQUAKEがリリースされたときのジレンマが蘇りました。
QUAKEリリース時にはSVGAによる1600x1200といった解像度でも描画可能でしたが
ソフトウェアレンダリングしかサポートしなかった当時では640x480で30fps前後を
キープすることに躍起になっていたものでした。
その後、3Dカードの出現(VoodooGraphicsも含まれます)がGL-QUAKEやVQUAKEといった
形でジレンマを解消する形になりました。
さて、QUAKE3を最高のクオリティで楽々駆動できるビデオカードはどれになるの
でしょうか?
written by pentium
テクスチャ モーションブラー
Voodoo4では「テクスチャ モーションブラー」と呼ばれる効果をハードウェアで
サポートするといわれています。
この効果が過去にもアイデアとして存在していたかどうかは不明ですが、
サンプルデモで見る限りゲームでは迫力ある効果となることがわかります。
Voodoo3でもソフトウェア的には表現可能ですがこれをハードウェアでサポートする
3dfx社の考えに注目すると、このベンダは「ゲーマーにとってなにが重要か」を
よく理解しているように思います。
RivaTNT2やG400などもいろいろな特殊ファンクションを考えているとは思いますが
3dfx社は常に「ゲーマー心理」と「Voodooカードが活躍する場」を理解し、
他のベンダのような「ベンチマークの速度」を重視するつまらないものより存在価値
があるものをリリースしていると考えています。
Final Realityや3D BENCHMRAKの数値に一喜一憂したり優劣を決めたりする人たちには
3dfx Voodooシリーズの価値は一生理解できず、リアルゲーマーならその価値を瞬時
に理解できるのではないでしょうか?
もちろんQUAKE3のようなヘビーな3D ENGINEをさらに高速にする為に最大4つのVoodoo
チップを連携できる機能も提供するようです。
Voodoo3 3500 TVがいまひとつつまらないのは3dfx社のエンジニアの興味がVoodoo4に
いってしまっているからかもしれません。
written by pentium
リストラクチャ
3dfx社はメキシコにある生産工場(Fab)を売却し、以前のような3Dチップの生産・供給と
各種ライセンシングを行うといった経営スタイルに戻すようです。
あぁ、まさに「独占供給」は失敗だった。
nVIDIAは3dfx社と異なり、3Dチップを様々なベンダ供給し各ベンダはこのチップから
ユーザレイヤに応じた製品を供給する方法を変えませんでした。
nVIDIAといえば、「NV1」の大失敗が記憶に新しいのですが見事にこのカテゴリの
トップベンダになりました。
一方、「VoodooGraphics」で大成功を収めた3dfx社は窮地に立たされています。

3dfx社を支えているのはもはや一部のリアルゲーマーだけです。
他の目的(例えばビジネスユーザやベンチマーカー)にはまったく相手にされていません。
リアルゲーマーでも応答性の勝るnVIDIA製のチップにユーザは流れています。
3dfx Gamersは最後の砦。
期待のT-BUFFも活躍する機会を与えられず、Glide APIを使われるケースもまれとなりました。

元の経営スタイルに戻してなにが変わるのでしょうか?
失ったユーザは元に戻りません。
彼らに与えられた唯一のチャンスは「VoodooはやはりVoodooだった」と言わしめるような
エキサイティングなチップを開発し、かつてのVoodooユーザにアピールすることです。
そして、これがおそらく最後のチャンスです。
3dfx社の時期開発チップ「Rampage」がNV20やRADEONの最高性能バージョンを凌駕することは
必須条件です。
パワーゲーマーはもっとも快適なゲーム環境を提供するものに興味を示します。
そしてそれが「Rampage」であることが、この会社が再びフロントランナーに戻る条件なのです。
written by pentium