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Q1:学校で「三原色は赤、青、黄色」と教わりました。 
どうしてプリンタは「シアン、マゼンタ、イエロー」なんですか?





※挿し絵は省略しましたが、黒インク(K)の場合は、RGB全部の色(白色)を吸収するので、光が何も見えずに黒く見えてしまう訳です。


単刀直入にいえば、「インクとは紙の上で自由自在な反射光をつくるためのもの、ゆえに、光の三原色の反対色がインクの三原色」だからです。が、…いきなりいわれてもピンと来ませんよね。

はじめてのパソコン買って、プリンタのインクを見ると「シアン、マゼンタ、イエロー?なんで?」って思いますよね。


光の三原色は「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)※」になっています。これを略して「RGB」 と呼んでいます。
(※本当は青むらさき(BlueViolet)が正確な原色なんだそうです)

の光が全部混ざると真っ白い光になります。
(=太陽や電球の色は三原色RGBが全部混ざっているから白く見えている)

ところで人間が色を見る時はだいたいほとんど、実は物体そのものから発せられた色を直接見ているのではなく、かならず何かの光線に照らされた物体から反射された光を見ている、ということになります。
(光がまったくない暗闇では、何色の物を見ても、全部黒に見えてしまう訳です)

電球や夜空の星(月や惑星を除く)の色ならば物体が発する光線の色を直接見ているのですが、印刷の色や物体の色は、「印刷物や物体からはねかえってきた反射光の成分」を見ていることになります

つまり、赤く見える印刷、りんごやいちごなどはなぜ赤いのか?
=インクやりんごの皮の表面が、白い太陽や電球光線の成分から青色(B)緑色(G)の光を見せないように吸収して、赤色(R)成分の光だけを反射させている、 だから赤インクやりんごは赤いのだ!ということになります。


光の三原色RGBを操作して、人に光の色を見せたい

見せたい光の反対色であるCMYをインクに使えば人の目に見えるRGB光のすべてを操作できる、
・・・ という理由です。

小中学校ではムズカシイことを抜きに教えますので「赤青黄色」で教えますが、赤と青をほんとうにRとBの絵の具(インキ)を使ってしまうと、目に映る光線の色は少しずれた色になります。
(Rのレッドインクを使うとシアン色を吸収することになり、Bのブルーインクを使うと黄色を吸収することになりますので、光の三原色のコントロールにならなくなってしまう訳です)


当初は「三原色」にこだわっていましたのでCMYの三色+Kの合計四色印刷が基本でしたが、最近の高画質競争でRインク(四色時代はM+Yで混ぜた)やBインク(同C+M)も直接に噴射(※注)できるプリンターが登場するようになりました。

※インクは混ぜて使うと濁ってくる特性(減法混色)がありますので、混ぜずに一発で澄んだ赤や青を出そうという考えです。
少しでも混ぜて濁らせたくないこの考えの一番身近な例が、何十色にも揃った絵の具といえます。

 

光の三原色RGBと塗料染料の三原色CMYの関係
イ ンクは光の反対色で作られている

インク色ごとに光線が吸収反射される関係

シアンインクは、赤色の反対色(補色)

マゼンタインクは、緑色の反対色

イエローインクは、青色の反対色

マゼンタ(M)インクイエロー(Y)インクを混ぜると赤(R)になる

マゼンタ(M)インクシアン(C)インクを混ぜると青(B)になる

シアン(C)インクイエロー(Y)インクを混ぜると緑(G)になる

ところで、どうしてブラックはKなの?と思いますよね。これはBLACKの頭文字がブルーのBと同じでは困るから、末尾のKとなったそうです。

理屈の上ではCMYの三色をまぜると黒ですが、実際にやってみると、なんだかうすぼんやりした黒さにしかなりません。
そのため特別に調合された漆黒のKインクが製造されているというわけです。

検証委員:吉岡


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