< 前の質問を見る

Q7: 白黒印刷しかしていないのに、カラーインクがなくなりました。なぜですか?

▲ブラックインクカートリッジだけを選択できるキャノン製機種の例

▲同じ機種だが、カラーカートリッジ選択で、グレースケール印刷の選択もできる
(黒インクだけよりもなめらかなグレーの白黒印刷)


▲黒インクだけを選択できるエプソン製機種の例


▲グレースケール(白黒印刷)は可能だがインク種別までは細かく選べないhp製機種の例


※ここにあげた例は、あくまでプリント向上委員の手元にある機種だけで例示してあるにすぎません。各メーカーとも、高度な設定のできる機種と初心者向けの単純設定に絞り込んだ機種と、色々取り揃えてあります。店頭説明や、メーカーカタログ、メーカーホームページなどでご確認ください。

 

 

事務文書がほとんどの職場や、レポートや論文がほとんどの学生さんなど、べつにカラープリンターでなくてもいい方々は結構多数いらっしゃると思います。

20世紀までのプリンターではカラーは高級品で白黒プリンターが当たり前に販売されていましたが、このごろインクジェット式ではもうすっかりカラープリンターしか手に入らなくなってしまったようですね。

プリンターのインク代は結構ばかにならないので、なかなか悩むところです。


プリンタードライバーの手動調節で、黒インクだけを使う方法がある機種と、そうでない機種がありますので、お手元のパソコンにインストールされたプリンターのプロパティを(マッキントッシュではページ設定または印刷で)確認してみて下さい。


ここでまぎらわしいのが「グレースケール」という選択肢です。

パソコンの白黒画面は、通常「真っ黒」から「真っ白」までの間のグレーゾーンを256段階のスケールに再現できるように設計されています(8ビット)。
※最近では4096段階(12ビット)まで区分け再現できる設計のものも出始めているようです。

このグレー領域が、「まさにグレーゾーン」のくせものですので初心者が罠にはまりがちな部分です。

左の絵の上2枚はキャノン製機種の一例ですが、ブラックインクだけを使った印刷と、カラーインクも使ったグレースケール印刷、の二通りが選べるようになっています。

プリンターでは黒インクを水で薄めてグレーに、ということができませんので、噴射の粒を増減するしか方法がありません。
256段階あるグレーの領域を「より綺麗に印刷したい」という場合は、CMYを少しずつ噴射しながら混ぜてグレーにする方法が、一面にベタで綺麗にグレーが再現できることになります。
(さらにライトシアン、ライトマゼンタのインクが搭載されたプリンタではそちらが薄色では優先されて噴射されることになります)

このような理由で、「印刷結果がモノクロ」なグレースケール印刷が、そのままイコールで「黒インクだけの使用」にはならないようにできています。


そうはいっても、事務所やレポート印刷の学生さんにはグレーすらも必要ないのでホントに黒インクだけでよいのだ、という方も多いと思います。

最近はインクジェット式で黒専用機はすっかり売り場からなくなってしまいましたが、プリンタドライバー調節で「黒だけ」の設定ができる機種をあらかじめ選んで指名買いされるとよいと思います。

インターネットが当たり前になった今の時代は都合の良いことに、商品本体を購入しなくても、各社ドライバーソフトだけ自由にダウンロードできるようになっています。

カタログや店頭陳列などであらかじめ購入候補が決まったら。すぐに買ってしまわずに、まずお目当ての機種のドライバーをダウンロードでもらって黒インク専用機能があるかどうか、確かめてみましょう!


しかし、印刷には全然カラーを使わなくても、ノズルの目詰まり防止のために電源オンの時に自動クリーニングで少しずつカラーインクは減っていってしまいます。

これはどうしようもありませんので我慢して下さい。


メーカー保証をかなぐり捨てて果敢にけちパソの道へ挑戦される方は、カラーインクのかわりに蒸留水で代用、ということも理屈上は不可能では無さそうですが、その場合は誰も責任を取れませんので、あくまで自己責任でお願いします。
(※筆者個人的にはこの検証に大変興味あるのですが、犠牲にしても構わないプリンタが今の所ないため未検証です。少なくともカルキ成分の入った水道水はノズルが詰まる故障の原因になりそうですので混入成分が全くない薬局の蒸留水でうまく行ければおなぐさみ…、かと思います)
我こそは、と挑戦された方がいらしてましたら、プリント向上委員会へぜひご参加いただいて検証結果をおしらせ頂けましたら幸いです。

 

検証委員:吉岡


< 前の質問を見る
↑ ホームへ戻る ↑
>> 素朴な質問集indexに戻る <<
次の質問を見る >