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RX−20とXM−700はCASIOのペン入力電子手帳です。カレイド(XM−700)については、通信機能も備えておりカタログにも「モバイル・ナビゲーター」という表現を使って今までの「電子手帳」とは一線を画しているようですが、やはり機能的にはまだ「電子手帳」の範疇に入る製品だとと思います。 RX-20 の蓋部分のシルバーは自分で塗装したもので、 XM-700 のカバーは純正品に比べ、安価なサードパーティー製の Zaurus 用のを流用したものです。 1. 情報ペンRX−20記憶容量:512KB(ユーザー記憶容量357KB)
私がRX−20を購入したのは、1997年のお正月明けでした。この時はモバイル端末としてはHP200LXを使っており、スケジュールからデータバンク、文書作成、通信と1台ですべてまかなっており、それぞれの使い勝手についても全く不満の無い日々だったので、敢えてRX−20を購入して何をしようということも無かったのが本音です。 とにかく、その時はRX−20を実用的に何かに使おうと考えて購入したわけではなく、なんとなく「手書き入力の電子手帳を使ってみたい」というのが唯一の購入動機でした。初めは当然のようにザウルスが眼中にあったのですが、オモチャとして試しに買うには価格的にも勇気が必要だったので手ごろな価格のRX−20に決めました。(DK5000/7000とずっとCASIOの電子手帳を使ってきたという、CASIO贔屓もあったのかもしれません。) そんなわけで遊び半分で購入したRX−20でしたが、実際に使用してみるとこれがナカナカ使えることがわかり、HP200LXとの併用で実用的にバリバリと使うようになりました。主な用途は、電話帳と大まかなスケジュールに辞典ですが、一番利用したのが手書きでサッと走り書きが出来る「即メモ」という機能です。これはHP200LXに無い機能で、Yシャツの胸ポケットにも収まるRX−20の大きさと相まって非常に重宝しました。 RX−20の良さは何と言ってもキビキビした動作とYシャツの胸ポケットにも入るそのサイズでしょう。同じようなコンセプトで人気の高いパームパイロットと比べても決してひけを取らないと出来だと思います。値段や機能の面でパームパイロットと比べるのは可愛そうな気もしますが、初めから日本語が使えて国語・漢字・和英・英和と4つの辞書が使えるアドバンテージは価格も含めてRX−20に軍配が上がると今でも思っています。 その後、私もIBMから発売になったワークパッドを入手して使ってみたのですが、ワークパッドも標準状態で使っている限りでは、独自の手書き入力方式の認識率の高さとハードウエアボタンによる操作性の2点を除けばRX−20の方が使い勝手が良かったと思っています。 結局RX−20は1年近く使用しましたが、殆ど実用一点張りの使い方しか出来ず、HP200LXのように設定や追加アプリケーションで機能拡張を図ったりという”遊び”の部分がありませんでした。 それでも手書きメモを使ってパラパラアニメ風の自己紹介メモを作ったり、上蓋をシルバーで塗装して2色カラーにし、ストラップを取り付けたりしてみました。 1−1.パラパラアニメ風自己紹介メモ
実用性ゼロ且つ見せるタイミングを誤るとそうとう暇なオタク扱いされる危険性を伴っていますが、作っているときは結構ハマれますし、出来た作品を自分一人で見ている分には結構自己満足に浸れますぅ(^^;; ただ、RX−20の場合、ページを捲るのに画面をタッチしなければイケないので、実際にはアニメのような滑らかな動きには程遠いものがあります。この点パームパイロットのようなハードウエアボタンがあればもっと素早く次々と表示させてよりアニメの感じに近い動きができたでしょう。 1−2.ストラップの取り付けストラップの取り付けにについては、その位置と強度が問題で、ある程度の強度を持って、なおかつ全体のイメージを壊さないような位置に取り付ける必要があります。当初は電池カバーの左下を少し加工して本体のペンが入る溝の一番下辺りに取り付けようと思ったのですが(これなら本体そのものに加工をしなくて済むので安全)、これだと取り付け後の位置が本体左下になってしまい、個人的にどうもバランスが悪く好きになれなかった(手首に通して本体を持つ分には、こちらの方が使い勝手は良かったのだが・・・)ので、思い切って本体のカバーに穴を開けてしまうことにしました。 位置的には写真のように、本体左上で「たぶんこの位置なら基盤もないだろう」という安易な予想で本体上部と裏面を貫通させるように斜めの穴を開けました。結果的には基盤を痛めることもなく無事(ちょっと汚いけど)穴を開けることが出来、理想的な位置にストラップを取り付けることが出来ました。
2. カレイド XM−700
記憶容量:2MB(ユーザー記憶容量約1.49MB)
カレイドはパームパイロットばりにPCとのシンクロナイズをうたってのデビューでしたが、パームのクレドールに変わるものがシンクロステーションというベースユニットで、これはなかなか良い出来でした。適度な重量があって安定感もあり着脱時のカチッとした感触も好みのものでした。
特にカレイド本体の接合部がゴムやプラスチックの安っぽいカバーでは無く、非使用時はシャッター式の蓋で閉めておけるところなどは気に入りました。 カレイドのウリはいくつか有りましたが、私が気になったのはザウルスではすっかり定着した感のあるアドインソフトの開発を行う為の環境がCASIOのホームページから無償提供される(別途Cコンパイラは必要でしたがフリーのLSI試食版でも可)ということでした。これは、例え自分で開発が行えなくとも、フリーソフトとして発表される期待が持てるという事です。 発売直後の1997年の11月2日に早速購入したカレイドでしたが、どうも今一つ使い勝手がよくありませんでした。・・・と言うか、今思うとあの頃は異様に期待が高かっただけに、必要以上に厳しい評価になってしまったのかもしれません。ニフティーの会議室でもカレイドを購入した人達からは「ガッカリ」「裏切られた」等々の書き込みも目立つようになっていました。しかし、そういった人達が居る反面、「なかなか使える」「値段の割には高機能で満足」等と言った書き込みもありましたから、総じてそれほどヒドイ出来ではなかったのかもしれません。 しかし、私としては初めからわかっていたことなのですが、その大きさと重さがネックとなり結局カレイド購入後もRX−20を使い続けるという事になってしまいました。 その後、カレイドのアドインソフトもゲームを中心にニフティーのライブラリーへも登録されるようになりなりましたが、ザウルスを彷彿とさせるまでには至らなかったようですネ。(CASIOもあんまりヤル気が無いようでしたし(^^;)
3.活用日記 両機種ともに既に現役を引退していますが、RX−20は今もデスクトップのモニター横にぶら下げてあり、ちょっとしたメモなんかを手書きメモに入力したり、計算機や辞書代わりに時々使っています。 |