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sigmarion report Vol.13
2001/10/28〜〜  / / 
 2001/10/28 TO-B 的日記データベースの活用
「一週間前に食べた夕食を言えますか?」

 日記と言うと一日の終わりに、自分の部屋へ篭もって鍵付きの重厚なノートに、秘めた想いを綴って行く…というイメージが有りますが、私がここでいう日記は、単に日々の行動記録を残して行くだけのもので、営業マンが退社前にその日の行動を報告する日報のようなものです。

 極端な例でいえば、朝は何時に起きて、朝食は何を食べて、何時に出社したのか、といったことから、会社では誰と会って、どんな話をしたのか、といった自分の一日の行動を記録しているわけです。

 さて、このようにして日々書き溜めた日記をどうしているかというと、「最近フグ食べてないけど、前回はいつごろ食べたのかなぁ〜」なんて思ったときに、”ふぐ”をキーワードにして日記ファイルの中を検索して調べてみるという具合に利用しています。一応バックアップのために印刷して自宅にファイリングしてありますが、これはあくまでバックアップのためで、印刷した日記を読み返したりするようなことは年に一度位のものです。

 利用手順や使用ソフトなどを紹介するにあたって、実際にどのようなデータになっているのか、以下にサンプルを載せておきます。

日記ファイルの内容

01/10/10水曜 ▼昼食:焼き肉定食▼夕食:栗ご飯、秋刀魚、味噌汁、ご飯1膳▼飲酒:日本酒2合
01/10/10水曜 ▼10:00山田商事の田中さん来社。見積書の件で最終打ち合わせ▼14:00-17:00新商品の企画書作成▼18:00鈴木商事訪問、そのまま直帰。新商品の件で佐藤部長と1時間ほど面談。佐藤部長の長男来春大学受験らしい。
01/10/10水曜 ▼20:30駅前のツタヤへ寄ってビデオ1本借りて帰宅▼ビデオ『梟の城』観る→ SINEMA.TXT 216
01/10/11水曜 ▼昼食:焼き魚定食▼夕食:鳥のから揚げ、ポテトフライ、サラダ、▼飲酒:水割り4杯▼体調:風邪か?ちょっと喉が痛い

●データ形式

 現在はシグマリオンを使っていますがその前は MS-DOS で動く MobileGear を使っていましたし、この日記を書き始めた10年近く前は DK5000 というカシオの電子手帳を使っていました。  今後もどのような端末を利用する事になるかわかりませんが、どんな端末を使うにしてもデータだけは活かせるようにしておく必要が有るため、最も汎用性の高いと思われるプレーンテキストの形で記録しておくことにします。

 実際の記入方法についても、データベースとしての利用に主眼を置いて記録しているので、画面での見た目の体裁や印刷後の見栄えは全く意識せず、案件ごとに日付と内容を改行無しで一行に書いているだけです。

 後で検索しやすいように最低限の決まりだけは設けていますが、これも時には無視して適当に書き散らかしていますし、分類やキーワードを別途設けて規則的な入力をするというようなことは一切していません。

●利用ソフト

 データはテキスト形式で保存すると言う方針がありますので、ここは迷わずエディターということになります。テキスト形式での出力機能を持った専用のソフトも有るかと思いますが、異なった端末を同時並行で利用している場合など、データを入れたフラッシュカードを差し替えるだけでどんな端末でも利用できるようにしておくという事も考慮すると、その都度テキスト形式への変換が必要になるというのは実際の運用面では非常に面倒になってきます。

 というわけで、私はシグマリオンでは Pocket WZ EDITOR (以降単にWZと記載) というソフトを利用しています。Pocket Word や MG Editor 等でもかまわないのですが、 WZ には、入力時に便利な現在日時や定型文の挿入機能や 検索ソフトの WZ GREP と連携した強力なタグジャンプ機能などテキストファイルをデータベースとして利用するのに便利な機能が備わっています。

●入力から検索までの手順

1.データファイルのオープン
 ファイルは年度別で1つのファイルにしていますので当年分のファイルを、 SQ のメニューに登録しています。一度開いた後は、そのまま開きっぱなしというパターンが多いです。

2.日付と定型文の入力
 WZ の挿入機能を使って[Alt+I] [D] キーで当日の日付を入れた後、実際の行動記録の内容を書いて行きます。尚、その日に始めてファイルを開いたときには、日付と同時に定型文として、[Shift]+[Ctrl]+[T] キーで慣用区挿入機能を使って「▼昼食:▼夕食:▼飲酒:▼▼▼」という文字列を最初に入れています。

sig13-01
Pocket WZ EDITOR の慣用句の挿入画面

3.データの入力規則
 前にも触れた通り、特に決まった規則などは設けていないのですが、現在は昼と夜の食事と飲酒量は毎日記入するようにしています。後は、1行に異なった内容を記入するときの区切りとして「▼」を使っています。
 このような”決まりごと”も絶対的なものでなく、その都度毎日記録しておきたいような事を思い付いた都度、定型文は変更していますし、区切りの「▼」についてももその年や使う端末によって何度か変わっています。こういった変更もエディタの一括置き換えを使えば過去のファイルまで含めて直ぐに統一できるのがプレーンテキストの良いところです。

4.データの検索
 データの検索については、対象とする検索範囲や精度によっても違いますが、オープン中のファイルの中での単純な文字列検索以外には、WZ に付属の WZGREP というソフトを利用し、検索対象とキーワードを指定して検索した結果を _DIARY_.TAG というファイルに書き出した後、このファイルを開いて結果を確認するという運用をしています。

sig13-02
WZ GREP の検索指定画面
これで、DIARY というフォルダーにある全ファイルの中から、「ふぐ」または「フグ」または「河豚」という文字列を含んだ行を全て抽出してくれます。

5.タグジャンプ機能の活用
 WZ にはアプリケーション起動コマンドまで書ける強力なタグジャンプ機能を持っています。これを使えば、日記ファイルの中から Pocket EXEL のファイルを開いたり、画像ビューワを使ってデジカメの写真等へも直接アクセスできます。
 私は通常の日記ファイルには書けないような「ヤバイ?」事や「恥ずかしい?」事は別のファイルに書いておき、日記ファイルには、別ファイルへアクセスするためのタグ情報だけを書いておくようにしています。
 こうしておくことで、万一印刷して保存してあるファイルを読まれても大惨事は免れますし、日記ファイルを開いたまま席を外してしまっても、職場で信用を「落とす?」ような事も無くて済みます。

01/10/10 水曜▼久しぶりに「あゆみ」に会った→ HIMITU.TXT 119

 具体的には、上のような記述を日記ファイル中に埋め込んでおき、この行のうえにカーソルを置いて [Shift+Ctrl] [G] を押すと、HIMITU.TXT という”秘密の日記”ファイルを開いて「あゆみ」の誘惑に負けてしまったイケナイ一夜の事が書かれた 119行目へジャンプすると言うわけです。

更にこの時に持っていたデジカメで写真でも撮っていたのなら

▼写真 → shell "\Program Files\Plus!\ImgVuePT.exe" "A:\DATA\DIARY\PIC\ayumi.jpg"
※実際には改行無しの一行で記述します。
また、この例ではImgVuePT.EXE という画像ビューワを利用しています。

 なんて書いた行を追加しておけば、同様の手順で写真を表示する事も出来ます。

 ついでに言うと、このようなフルパスの長い記述をするのは結構大変ですが、WZ に付属のフィラーにはファイル名のコピーなんて機能もあるので、フィラーで該当ファイルを探してコピーした後、日記ファイルに戻ってペーストするだけで済むので、長いフルパスを別のメモ用紙に書いておいて・・・なんて必要もありません

 まぁ、このような記入の仕方じゃ、「あゆみって誰よ!」という追求を受けるのは間違い無いので、実際にはもう少し工夫が必要では有りますね(^^;

●というわけで・・・

 今回は、当HPをご覧頂いて「日記」に関するお問い合わせを頂いた件にお答えする意味も含めて、私がこれまで続けてきた日記(というより行動記録)のシグマリオン上の運用方法を紹介させていただきました。

 このような日々の行動記録は、ただ単に事実を記録してゆくだけなので、シグマリオンのように常に携帯できる入力端末が有れば割と簡単に続ける事が出来ます。

 時には、自分の考えやアイデアを1案件1行と言う規則に囚われず、自由に書いても良いですし、とにかく自由に、その日の気分で続けるとが大事です。データが数ヶ月、数年分溜まってくると本当に便利ですよ。

 一週間前に食べた夕食が何かなんてことが即答できても人生にとって、そうメリットは無いでしょうが(^^; 副題はあくまでシャレですけから...

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 2001/11/10 Oyajin Oyajin Appointment 再び
「久々にウレシイ発見」

 以前「シグマリオンでスケジュール管理」と題したレポートでも取り上げたスケジュールソフトの Oyajin Appointment ですが、仕事人さんという方の手によって開発が進められているのを知り、早速導入してみました。

sig13-03

 オリジナルに比べて、曜日やメニューなどが日本語表記になって解りやすくなっていますし、予定ごとに色を付けることやアイコンを表示させることも出来て、カラフルで見やすい表示が可能になってます。

 カラー指定やアイコンにより、見た目の向上もありますが入力の楽しさというものも有って、使って楽しいスケジュールソフトではないかと思います。

 標準状態では以下のようなアイコンが利用できますが、アイコン自体は BMP ファイルなので、その気になれば自分で好みのアイコンを作ることも出来そうです。

sig13-04

●今回紹介した Oyajin Appointment は以下の URL からダウンロードしました。
・MIPS(R4000)用CAB  http://www.asuka.net/~tabe/lib/LifeRuntime/

尚、上記のアイコンを利用するには同ページ内にある「オマケをDownload! 」をクリックしてこちらもダウンロードしておく必要があります。

※オリジナルの Oyajin Appointment は 「 Pocket Cafe 」の Oyajin Appointment のページからダウンロードできます。

 現在私は、シグマリオンでのスケジュール管理には ROSE というシェウエアを使っているのですが、スケジュール管理の基本機能としてはアウトルックよりも Oyajin Appointment の方が好みですし、ROSE から乗り換えようか悩んでいる最中です。スケジュール管理のメインがシグマリオンなら、速攻乗り換えるところなのですが、今のところメインのスケジュール管理はザウルスで、シグマリオンでは母艦のアウトルックを介してザウルスと同期させて、スケジュール内容を見るだけという運用のため悩んでしまいます。

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