インターネットがどうにもつまらない。本州ではどのぐらいあるのか

分からないが、北海道にもインターネット使い放題のマンションが

この頃増えてきた。つまり、賃貸か分譲かは知らないが家賃に

専用線の料金やプロバイダとの契約料が含まれているということだ。

阿呆じゃなかろうか。ごく普通の生活をしていて、インターネットが

必要不可欠だという人がどれだけいるのか。いや、確かに電子メールは

便利だと思う。だがそれにしたって無ければ無いなりに、なんとかなる

程度の便利さだ。むしろ、メールを送ったことを相手に知らせるため

電話をかけてしまう、私のような人間にとっては必要ないと言える。

ここで言っているのは生活と不可分である住居が、

インターネット(面倒だから以降インタネ)という多分に

趣味的なものとワンセットで売られていることだ。

そこに住む奥さまはちょっと豪華な夕食を、インタネで見つけた

レシピを使って調理し、遅く帰った旦那さまはプロ野球の試合結果を

やはりインタネでチェックし、お気に入りのチームが負けたことを

知って不機嫌にビールを呷るとでもいうのか。当然、すっかり冷えて

しまった料理をつついてみるも、仕事のストレスとも相まって

美味いはずもなく、妻の料理のうでの未熟さをつい辛辣な口調で

指摘してしまい、妻は妻で残業続きの夫に不満が爆発する。

もうこうなったら売り言葉に買い言葉である。一直線に

破局へ向かって転がり落ちる、結婚三年目の夫婦。

翌朝、いつも通りに夫を送り出したあと、離婚訴訟の手続きを

インタネで調べる妻の姿が目に浮かぶようだ。まあ、便利といえば便利。

話を最初に戻す。なぜ、インタネがつまらないのか。もちろん、非常に

面白いものもある。だが、はっきり言って大部分がつまらない。

思うに、マルチメディアの代名詞のようなインタネも結局のところ

文字情報にその表現のほとんどを頼っているからではなかろうか。

いや、それが悪いと言っているわけではない。素人が片手間に書いた文章が

(たいていの場合)面白いはずがないと言っているのだ。お気付きとは思うがこの

文章自体、素人が片手間に書いた駄文だということは、棚の一番上に置いてある。

そういうことには、気が付かなかった振りをするのが大人の対応だし、

こちらとしてもそうしていただいた方が話を進めやすいというものだ。

気を取り直して続ける。例えば旅行に出かけるとしよう。時間的にも

金銭的にも余裕がないのだから、なるべく効率良く動きたいと思うのが普通だ。

そこで早速、インタネにパソコンを繋げ、サーチエンジンから『旅行』で

探してみる。驚くほど大量にヒットし、少々戸惑いながらも期待が膨らむ。

次は地名で絞り込みをかける。数は減ったが依然として相当な数のホーム

ページがリストに挙がっている。取り敢えず、適当に選んで移動してみると

紹介されているのは日本人なら誰でも知っているような、史跡の場所や

歴史、旅行者しか行かないような値段の馬鹿高いレストランなどといった、

コンビニでも売っている旅行ガイドに載っているようなものばかり。

いや、ガイドブックなら旅先に持っていけるだけまだ良いだろう。

旅行を例にとってみたが、これは他のジャンルにも当てはまることだ。

つまり、手段としての表現が、目的に擦り替わっているのである。

書籍類からでも手に入る情報なら、私はそこから得る。

しかし、これは絶対的な信念ではない。インタネがメディアとして

まだまだ未成熟であることは理解している。マスメディアの焦点が

インタネに移行するのであれば、節操もなく乗り換えるつもりだ。

だから、ここで述べたことは10年後には陳腐化していることだろう。

発展には試行錯誤が付きものなのだから、現在の混沌とした

状態も許容できる。もちろん、単なる錯誤に陥り、発展性の

ない自己満足に終始するのでは、まったく意味がないのであるが。

最後に、個人でホームページ(特に日記などのコーナーがある)を

作っている方にお願いがある。ここに書いたことを真に受けて、

店を畳んだりしないでいただきたい。少なくとも私は、

どこにでも転がっているような情報を求めてあなたのページを

訪れるのではなく、あなた自身のことが知りたいのだから。

インタネには他のメディアにはない度量の大きさがある。

こんな愚にもつかない駄文が堂々と、世界に

向けて発信できてしまうのがその証明なのだ。

 

 

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