テキストファイル

投稿したが、ボツになった原稿です。ver0.2くらいの状態ですので、変な表現や意味不明なところ、誤字脱字等あると思います。時間があれば、書き直すつもりです。

28 Oct. 1998


筆者は、会社ではメインにマックを使っている。そのマックは、情報システム部門の都合で、社内のLANにつなげない(標準でイーサーネットのポートがついている唯一のマシンがスタンドアロンであるというのは皮肉だ)。そこで、仕事で汎用機の端末を使う必要がある時や、ネットサーフィンしたいときは、共有のウィンドウズ95ノートパソコンを引っ張ってきて使っている。自宅には、マック・パフォーマとウィンドウズ95の載ったPC98のデスクトップと、ウィンドウズ3.1の載ったノートパソコン、同じ型のノートにLINUXをインストールしたもの、果てはPDAにザウルスを使っている。

問題となるのがデータの互換だ。

特定のアプリケーションに依存したフォーマットにしてしまうと、他のマシンで利用することができなくなる。それどころか、同じOSであっても、会社のマシンと自宅のマシンでは、入っているアプリケーションが異なり、読めるフォーマットも違っている。しかし、メールやテキストデータやhtmlについては全てのマシンで共有したい。

タブ切りのテキスト(又はCSV)にできれば、エクセルでもファイルメーカーでも読み書きできるからだ。

そこで、筆者は、マックのJeditPPC1.0(free版)を使用し、全てのOSのインターチェンジとして使用している。EUC,JIS,SJISという文字コードセットと各種リターンコードをこれ一本でコンバートできる。そして、デファクトスタンダードである1.44MB DOSフォーマットのFDにコピーするのだ。これなら、マック・ウィンドウズはもちろん、UNIXともデータの互換を取ることができる。

それに、テキストで書いたファイルなら、文字コードセットがJIS・LFであっても、SJIS・DR+LFで有っても、日本語表示可能なWWWブラウザーさえ有れば、読むことは可能だ。相手の環境を気にすることなく、文書を配布できるのは、インターネット文化のおかげと言っていいだろう。

その中で、たった一つ困ったプラットフォームがある。ザウルスだ。ザウルスのアプリケーション群は、テキストを読み込むことができない仕様になっている。理由は解らない。これまで、MSワードを使ってこなかった筆者だが、ザウルスに取り込むためだけに、ワードを使わなければならなくなった。転送したいデータとは、書きかけの原稿とか、パソコンで取り込んだメールであり、全くワードの機能など必要のないものなのだ。テキストエディタで十分というより、メモ帳でもいいくらいのデータだ。

ワードやエクセルやアクセスとのファイル互換は、ウィンドウズでMSオフィスを使っているユーザーには快適かしれないが、それ以外にとっては邪魔なだけだ。それより、シンプルで互換性の高いプレーンテキストをまずサポートすべきだ。しかも、ローカルなファイルフォーマットへの対応のための開発費用やライセンス費用は使わないユーザーにも製品価格として転嫁されているのだ。

文書に限らず、テキストデータ(タブ切りやSCV)を読み込み・書き出しできるソフト同士なら、データの互換は難しくない。ファイルメーカーではリストにしたデータの複数について手を加えていくことは難しい。検索したデータについて一括変更することは簡単だが、検索の難しいデータだと、一件一件修正していく必要がある。また、FMPで一括変換してしまうと元に戻せなくなり危険だ。そんなときに、データをテキストに書き出し、エクセルで読み込み変更、そのままテキストで保存し、ファイルメーカーで再度取り込むことで、楽に・安全にデータの更新をすることができる。エクセルなら、入力を間違えた場合でも、アンドゥーできる。最悪、FMP上にデータは残っているのだから、安心だ。

画像データ

画像データについては、特に断ることも無いくらいに、jpegフォーマットが普及し、画像ソフトを持ってなくてもWWWブラウザーで開くことが可能なので、これに勝るフォーマットは、1998年9月時点において、無い。各OSはもちろん、ザウルスでもJPEGを表示することができる。

ただし、プログレッシブJPEGなどは対応がまちまちなので、通常の保存には向かないだろう。また、基本的に、JPEGは不可逆圧縮をかけるので、編集の可能性があるデータはできるだけ圧縮率を低くして保存した方がよい。WWW上でレスポンスをあげたいようなときには、別ファイルにした上で圧縮保存するようにしたい。

こうやって考えると、htmlフォーマットの意義がはっきりしてくる。プレーンテキストとjpeg・GIFファイルによって構成して置けば、ほとんどの環境で読むことができる。DOSやUNIXで画像表示ができない状態であっても、htmlファイルをエディタで開くことだけは可能だ。このことは、特定のアプリケーションでなければ、一部を開くことさえ不可能な普通のアプリケーションのファイルと全く異なる(だからこそ、特定のOSに依存するようなFONTタグを山のように入れるマイクロソフトのhtml書き出しには批判の声が大きいのだ)。

また、マックとウィンドウズ共通のソフトに限定した場合は、問題はかなり少なくなる。コツは、「古いバージョンに合わせる」ということだ。エクセルの場合は、マックは5J、ウィンドウズは95バージョンで保存するようにすれば問題はほとんどない。ファイルメーカーは両OSともバージョンは揃っているので、全く問題はない。

一つ注意しなければならないのは、例によってマイクロソフト製品の互換性の問題だ。同じマイクロソフト製品であって、上位互換を謳っているバージョンでも読めないことがある。ウィンドウズ3.1のMSWORKSで作ったファイルは、エクセルやワードでは読めない。ただし、ウィンドウズ版エクセルで作った簡単なワークシートをWKSで保存したものをMSWORKSで読むことは可能。また、マック版MSワードで作ったDOCファイルをワード95では読めないこともあった。

さらに、他のバージョンやOSで作ったファイルを使っていると安定が悪くなることが多い。しかも、運が悪いと、ファイルが壊れて開けなくなる場合もある。また、筆者の環境では、ウィンドウズ版で作ったワークシートをマックで使うと極端に遅くなる。そこで、筆者の場合は、データのみをウィンドウズ版で取り込み(汎用機のデータはウィンドウズでしか取り込めないため)、FD経由で読み込んで、表は使わずに、データのみをコピーすることが多い。

筆者は、最近は重要なテキストデータは全て、htmlにして保存したいと思っている。これならば、アプリケーションのバージョンアップに合わせる必要がないからだ。基本的に、マクロウィスルに汚染される心配も無い。

#マクロウィルスをコンピュータ全般に対するアタックと考えてはいけない。マクロウィルスはファイルに実行コードを埋め込めるファイルにしか感染できない。具体的には、エクセルとワードだ。しかも、MSの「マクロウィルス対応」というのは、マクロの入ったファイルを開くときに確認ダイアログを出すだけだ。マクロの入ったファイルを日常的に使っている場合には全く無防備と考えておくべきだ。また、インターネットを介したセキュリティも、リモートでパソコン上の実行コードを起動できるようなソフトは全て危ないと考えておいた方がよいだろう。


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