パソコン批評vol.13への批評です。 created 23.Feb.98
CD-Rのスピードについて疑問を唱えているのは正しい。特に「あなたの環境で使えるかは分からない。等倍速でも書き込めないかも知れないなら、2倍速と4倍速を比べる意味はない。」というフレーズはパソコン批評の真骨頂だ。
そして、「確実に書き込むには、オンザフライという直接書き込む方法は避けた方がよいだろう。いったん蓄積するエリアがHDに求められる。」ということも、ちょうちん記事には書かれていないことだ。
CD-Rが出始めの頃の話しなので、最新ハードなら変わっているかも知れないが、「CD-Rを焼くときは、以下の手順を踏むべし」という金言があった。それは、
というものだった。つまり、シーケンシャルに書き込むCDへのデータを転送するときに,HDでランダムシークが発生しないようにするということだ。
ということは、通常のHD上のファイルをそのままの状態で書き込むなんて全然不可能だということだ。だいたい、1台のHDにシステムもデータもましてやスワップ領域まで撮っているような状態のものをバスの持つ最高速で転送するなんて絶対に不可能だ。データだけでなく、システムまでもがHDをアクセスしてたら、データの実効転送でレートが上がらないだろう。
先日訪れたアップルセンターの営業マンは「大事なデータを記録するためにCD-Rはどうですか?」と言っていた。わたしは、「最近のマシンなら大丈夫になったのかな?とにかく、内蔵HDが720MのPowermac6100じゃだめでしょ」とだけ言っておいた。やはり、この記事を観る限り私の判断は正しかったようだ。営業マンも分かっていない。新製品であおって、売上を上げようと必死だ。しかし、前向きの実効のある提案がない。
この記事はかなり突っ込んで、この点を追求しているが、このスペックの環境を個人で揃えられるものなのだろうか?コストについての検証がないこと。それと、1枚焼くための時間についても言及されていない。CD-Rの用途について前向きの提案がなかったことも残念だ。何かグループで作ったようなものやML等の過去ログをCDに焼いてメンバーに配布するようなことができたら面白いと思う。FDで配るには大きすぎるようなMLの過去ログなどは書き換えることはないので、最適だろう。しかし、1枚焼くのに1時間かかるようでは、何名ものメンバーに配ることは不可能だろう。
P48「Javaってなに?」という記事で、「いつまでこんな遅い状態で我慢しなければならないんだろうかと疑問はある。そして、思わずマイクロソフトを応援してしまいそうになる自分がいる。」って、あなた。OS依存のAPIを呼ぶようなのは、Javaじゃないんだよ。特定のOS上でしか速く動けないソフトって、Excelじゃあるまいし。Javaの存在意義がないでしょう。最初からマイクロソフトのローカルツールを使えばいい。
Javaの存在意義は速いことではなく、プラットフォーム依存しないことでしょう。なんでも、自分のローカルフォーマットにしたがるマイクロソフトの提灯持ちもいい加減にして欲しい。wordのhtml書き出しでの、IEでしか表示できないローカルなタグにはうんざりさせられる。htmlタグなら、無視すればいいが、ローカルAPIに最適化されたJavaなんて、他のOSでは動かないだろう。それどころか、Windowsでもバージョンが違っていたら動かなくなるだろう。
P66〜P71までの「パソコンが売れなくなったのは誰のせいだ!」という特集の一部は読みごたえがあった。日米のライフスタイルや、個人の利用価値、高機能化への疑問などが、述べられている。常々疑問に思っていることと同じだ。しかし、じゃあどうすればいいのか、疑問に答える意見はない。偉そうに言っても、私にもない。だいたい、私自身、パソコンを自宅で使っているという人が何に使っているのかが非常に疑問がある。私の場合はMLとホームページの作成、メールのやりとりが主だ。だから、自宅ではパワフルなパソコンは必要がない。私が使っているものの中でマシンパワーを要求するのは、子供用のエデュテインメントソフトだ。それも、Macの69040機が有れば十分。Windows95マシンでもPentium75Mhzで不満はない。そうして考えると、自宅でPentiumIIパソコンを使っているユーザーの用途が知りたいと思う。
P96Internet Explorer4.0について、またもやマイクロソフトのちょうちん記事だ。スピードが遅くなる、フリーズが多くなる、OSの再インストールしないと直らなかった、といったデメリットについて言及されているが不十分だろう。アプリケーションをインストールしたためにOSが不調になりHDのフォーマット+OSの再インストールが必要になるようなことは致命的と言ってもいいバグだ。テスト機と割り切って検証だけに使っているマシンと、一台のマシンでバックアップにはFDDを使っている場合とでは全然ダメージが違うだろう。一台しかないマシンのOSが不調になって起動できなくなったときに、「えーい面倒だ。フォーマットしてしまえ。」なんて言える人は多くはないだろう。
どうしても、テストとして使ったのでは分からないことがあると思う。この辺が、ずれになっているのではないだろうか?
それに、相変わらず、outolookははた迷惑なメールを送りつけてくる。こんな基本的なバグ(仕様?)について十分な指摘がされないのは、パソコン批評の限界か?