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J-SH02@j-phone関西レポート

http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/jsh02/text/index.html

1999,12,23にj-phone関西と契約を行い、端末としてシャープのj-sh02を使ってきた。電話として使うことはほとんどなく、メール端末として使っている。

携帯メール端末として見た場合の同機の問題点や課題が見えてきたのでまとめてみる。併せて、携帯メール端末の将来に向けてのユーザーの希望を考えてみたい。

なお、契約条件やサービス料金は同じキャリアであっても、地域会社ごとに料金体系が異なるため、留意してごらんいただきたい。これは、兵庫県西宮在住者の例として御考えいただきたい。

なお、筆者はメール端末として使用することがほとんどなので、通話品質については一切考慮していないので、通話音質については言及しない。これは、j-phoneの通話品質が悪いという事ではなく、責任を持って判断することが不可能なためである。

□端末(仕様)
○本体

重量的にも、大きさも必要にして十分に小さい。小さすぎて扱いにくい場合もある。片手で持っている時に最下段のボタンを押すのが難しいが、本体の全長とのトレード関係にあるのこれが限界か。

筆者としては、液晶モニタ上のスピーカー部を小さくして全体的に操作装置を上にずらしたらどうかと思う。スピーカー部の制約として、音漏れがしないように音の出る面は前面に置くしかない。音質を確保するために必要な空間にも下限があるのだろう。しかし、ここは、発想を転換して、「音は悪いがメール入力が行いやすい携帯」にしてはどうか。「電話としてはほとんど使わないから音質なんかよりメール機能を充実してほしい」というユーザーの比率も高まってきているのではないだろうか。

ぎゃくに、現在のスピーカーによる音ではなく、骨伝導による音伝達を研究してみてはどうだろうか。

○モニタ

液晶はシャープの得意分野、カラー液晶だ。バックライトつきだが、パワーザウルスMI310で採用されたような液晶のような感じだ。白が黄色っぽいので、コマーシャルではめ込み合成されているようなカラーが像とは全く違う。しかし、明るい環境下での視認性は圧倒的だ。筆者はバックライトTFTカラー液晶のパワーザウルスMI610を使用しているが、MI610が全く使い物にならないような直射日光下でも十分機能することは素晴らしいと思う。屋外で使う機会がパソコンやPDAより遥かに多いであろう携帯電話にとっては、現在のパソコンで使われているような液晶の採用はできないはずだ。ちなみに、屋外ではバックライトを消した方が良さそうだ。

絶対的な大きさが小さいので見難く感じるかもしれないが、モバイル用にデザインされたフォントとも相まって、読みやすい画面だと感じる。筆者は小さな文字は苦痛にならないので、このままの解像度でどっと数を増やすことで大画面化してほしいとおもう。そして、10文字×8行程度の表示を実現できたらいいと思う。

また、液晶の表面には、メガネやカメラのレンズに使われているようなコーティングが施されている。通常の反射光と違って透過率を高めるための処理だろう。反射光が白っぽくなくて高級感があるのはいいが、傷がつきやすい。筆者はズボンかシャツの胸ポケットに入れていて、鍵や小銭などとはいっしょに入れないようにしているが、かなり傷が付いてしまった。携帯電話はカメラやメガネのように接触しないように使用するものと違い、バッグやポケットに入れられることが多いのだから、耐久性を優先した仕様が必要ではないだろうか。

○塗装について

今流行りの金属風のシルバー塗装で、特徴的なものはない。どちらかといえば、女性的な角を落としたデザインで、液晶モニタの周りは金属メッキ風だ。

ポケットに入れて、鍵などとは一緒に入れないように意識していたが、6カ月程度でかなり剥げ落ちた。

修理にだしたときに、液晶を保護するためらしき透明のフィルムが貼られていた。ちょうど液晶のコーティングに傷がついていたので、そのままつかってみることにした。そして、はみだした部分を切ろうと少し剥がしたら、メッキがはがれてしまった。

透明フィルムが貼られた状態 透明フィルムを剥がした後
sh02 befor sh02 after

■操作性

○ボタン回り

ボタンの役割が一定でないので、戸惑うことが多い。また、前の画面へ戻る手段がある場合とない場合がある。いつでも、電源ボタンを押せば元に戻れるが、それまでの入力すべてがキャンセルされる。

文字種変換、マナーボタン、クリアボタンなどが、液晶モニタとテンキーの間に小さく配されているが、これが一回り小さなボタンになっている。文字種変換やクリアキーは文字入力字に多用するので、もう少し大きい方が扱いやすい。

ボタンが固い:電話として考えた場合は今のままで十分だろうが、メール入力端末として考えた場合は硬すぎる。筆者は親指の爪を当てててボタン入力を行っているが、爪が痛くなってしまう。

○住所録

住所録から選択した相手にe-mailを送ることができない。「メール発信」というメニューはあるが、相手がスカイメールユーザーでなければ送信はできない。

登録アドレス使用時の階層が深く面倒な事が多い。特にメールアドレスを使用する場合は何回もメニューをたどっていかなければならない。

ひとつの相手先に対して複数の電話番号やメールアドレスを入れられない。今は、個人でも通常回線と携帯電話、携帯電話のメールアドレスとISPや会社のメールアドレス等を持っている人も珍しくない。このため、本機では、同一人物を複数件登録しなければならない。

メールアドレス選択途中のメニューで携帯電話かe-mailかを選ぶところがあるが、デフォルトが携帯電話なので、ほとんど毎回e-mailを選択しなければならない。このようなケースでは使用頻度が高い選択枝をデフォルトにするのが基本だろう。選択枝がデフォルトだと、決定ボタンを連打していくだけですむが、選択をするためには数字キーを押すか、カーソルを移動させた上でFキーで確定しなければならない。パソコンに例えるなら、カーソルとリターンキーだけで選択してきたメニューでマウス操作をする必要があるのと同じ感じだ。(winユーザーには珍しくないかもしれないが、マックユーザーには受け入れられない)

受信メールから住所録登録する機能がない。また、着信したメールの送信元アドレスをコピーすることができない。このために、受信したメール本文にアドレスが記入されていない場合は、アドレス表示で表示したアドレスを控えておいて、登録する必要がある。パソコンのメーラーだとシグネチャにメールアドレスを書いておくのが一般的だが、携帯メーラーでは、文字数節約のためにも、そうしていないことが多い。

○日本語変換

単文節変換で、ヒット率は低い。※1学習機能が中途半端で単語によっては最上位にならない。
また、ひらがなで入力したものをカナに変換できるようにもしてほしい。一般的な単語、例えば「ボール」とか「レンズ」とかはひらがなで入力し漢字変換の要領でカタカナへ変換できる。しかし、カナへの変換ができない単語だった場合、一度完全にキャンセルした後でカナ入力モードに切り替えて再度入力する必要がある。このペナルティは大きい。

さらに、単語登録もサポートしてもらいたい機能だ。良く使う地名や人名が普通の変換で出てこないと、その度に単漢字(音訓)で探す必要がある。

シャープのPDA用変換エンジンが抱える普遍的なバグなのかもしれないが、同じ変換候補がいくつも出る。実害は少ないが、それだけ余分にボタンを押さないと目的の単語に到達出来ない。また、学習機能がタコで、特定の単語を変換しても、次回の変換字に候補のが第一順位にならない。いちいち控えていないが、かなり多数の単語でこの症状があらわれる。

これらは、メール端末を標榜する以上基本的な事であり、特に、※1のような症状はバグフィックスの対象であり、早急に対処することが必要だろう。

ちなみに、ザウルスでも同じ症状が確認できた。「だい」-「大」が3つあらわれる。しかし、ザウルスは、直接文字を入力するので変換の割合が少ないこと、変換候補がリストにならないこと、などから気にもならなかった。

○着信通知

競合機種と同様、着信モードの設定は多岐にわたる。筆者は通常マナーモードで使用しているので、着信音には縁がないが、振動の時間をメールと電話とで変えているので、振動だけでメールの着信か電話かがわかるのは便利だ。

本機の振動はあまり大きく振動しないタイプで、筆者は好きだ。ただ、冬場にダウンジャケットのポケットに入れているときに気付かないことがあった。

なお、筆者は先にも書いたように、着メロには興味がない。故に着メロについてはコメントを控える。

人によっては問題とされている仕様に「着信音と振動を併用したときには着信音が単音になってしまう」といものがある。人によっては問題なのかもしれないので、記載だけしておく。

□overall

全体的に考えて、携帯電話としてのアプローチからのデザイン要素が勝っている。メール機能に対する十分な考察がなされていないと考えられる。

ボタンの使用頻度を統計に取り、その上で機能の割り振を見直すべきだ。電源ボタンやマナーボタンは思い切って側面に持っていってもいいのではないか。フックボタンはFボタンと共用で十分だ。というか、Fボタンをもっと大きくしてそこにフックの絵を描けばいいのではないか。

すでに、SH03が出荷されたが、日本語変換や住所録の仕様は変わっていないようだ。e-mailの比重が高まっていて、j-skyサービスにも真っ先に対応した同機なのに、方向性を誤っていると感じる。

■提案

○機能

何より、「携帯電話にメール機能を追加する」のではなく、「電話として使用できる携帯メール端末」としてスタートしてもらいたい。ただし、今の携帯電話のアドバンテージを失することなくだ。
  1. サイズ・重量(100g以下)が今の携帯電話と大差がないこと。
  2. ペンなどを使わずに全ての操作が可能なこと。
  3. 無線通信可能

○デザイン

筆者は今の携帯電話のデザインは嫌いだ。筆者が好きなのはヨーロッパのメーカーがヨーロッパでだしている端末だ。そのままでは、メール端末として向いていないデザインが多いが、メールが普及すればデザインも変わってくる日がいない。W-cdmaやcdma2000などは世界的な規格であり、海外メーカーの端末が少しのモディファイで流入してくる可能性が高いので、筆者としては楽しみだ。

ちなみに、下記は台湾のデジカメであるが、このような文脈でデザインした携帯電話やデジカメが日本メーカーからも現れてほしい。

sdc-2000 s-camf2 dv300u
PRETEC/DC-2000 Minton Optic Industry/S-Cam F2 T.N.C. Industiral/TiNyCam DV 300U

○ソフトウェアリビジョン表示とアップデート

メール端末は電話器ではない。コンピュータ端末だ。ソフトの比重も大きい。ユーザーが選択の際にリビジョンを確認できないのは理不尽ではないだろうか。

ソフトウェアのリビジョンが表示と、パソコンに接続してのファームウェアアップデートができれば、筆者が経験したようなトラブルは減るのではないか。

理想としては、パソコン接続キットをオプションで発売して、メモリ編集ソフトとファームウェアアップグレードユーティリティをバンドルしてはどうだろうか。そして、最新ファームウェアやアップデートソフトをインターネットで配信するようにすればいい。もちろん、ある意味危険な作業なので、すべて「自己責任」で行うことは言うまでもない。「トラブルがあり内蔵ソフトウェアに支障をきたした場合は内部基盤の交換が必要となります。修理費用はお客さまのごふたんになります。それでも作業を続けますか?」というダイアログは必要だろう。

内蔵のメモリがもっと大きくなれば、パソコンすら必要がなくなるかもしれない。携帯電話で直接サポートサイトに入り、アップデータをダウンロードし、アップデートするのだ。実際、ザウルスのアップデートはそのような手順で行なえた。もちろん、自己責任で行った。

そんな強気なユーザー以外のために、j-phoneショップには最新のアップデートソフトとリンクソフトを常備し、手数料(1000円程度か)で書換を行うようにするといいだろう。これはj-phoneショップだけのサービスにして、他店で購入した客をj-phoneショップに呼び込むツールにもなるのではないだろうか。

できれば、付加サービスも付けられるようにして、「j-phoneショップにくれば、今のケータイが賢くなる」というようなキャンペーンも考えられる。もちろん、これは他のキャリアにも使える方法だ。自社端末だけを扱う代理店へ優先的に顧客を導くキャンペーンは代理店にとってもありがたいことなのではないだろうか。

現在の携帯電話(少なくともSH02)のソフトはROMベースになっていて、書き換え出来ないのかもしれない。ソフトのアップデートはボードの交換になるのかもしれない。少なくとも、ザウルスのアップデートを行えるようにしているシャープなら十分なノウハウがあるはずだ。

□キャリア
■電話サービス

電話については特筆することはない。というより、ほとんど使っていないので語る資格がない。

■カバー範囲

docomoや関西セルラー(デジタルcdmeOneともに)に比較すると、人口密度の低いところのカバー率が低い。それを実感するシーンも何回か経験した。これについては、個人差と地域差が多いので、「できればテスト機を借りて実際にテストしてみる」しかないだろう。

筆者は兵庫県南部および、大阪市を生活拠点にしているが、圏外はない。

■メールサービス

○仕様

ロングメールとスカイメールとで仕様が大きく異なる。スカイメールにはサブジェクトを入れることができない。また、ccへの送信もできない。

reply-toヘッダに対応していない。筆者が見た範囲では、senderがreply-toに優先するようだ。このため、MLで投稿するときに、配信されたメールに返信すると、管理者に投げてしまう。

これは、端末の仕様ではなく、j-phoneのメールゲートウェイのソフトの仕様だろうから、早く更改してもらいたい。

○料金

料金的には不満はない。一つだけ、e-mail割引にロングメールボックスを含めないだろうか。現状では、メールのサービスをフルに受けるためには400円の月額固定料金がかかる。e-mail割引はロングメールの割引き(1本20円->4円)も含んでいるのに、ロングメールボックス契約をしないと受信できない。e-mail割引だけを契約しているユーザーはロングメール受信の割引を受けられない状態だ。これは料金体系の矛盾によるものだろう。

ロングメールは元々20円/本なんだから、ロングメールボックスのためだけに固定料金を発生させるのは納得がいかない。e-mail割引料を300円にして、ロングメールボックスを無料にできないだろうか。というより、上にも書いたようにスカイメールとロングメールを分けるという仕様自体に問題が多い。

それでも、十分にパケット陣営より安価だ。筆者の身の回りのi-modeやcdmaOneユーザーのメール利用にかかる料金は筆者がほぼ半額で推移している。しかも、筆者はメルマガやMLの受信件数を含めると彼らの2倍から3倍の受信と倍程度の送信を行っているにも関わらずだ。

下記に筆者のこれまでの請求明細を抜き出してみる。

何といっても、受信料無料が効いている。もし、受信にも課金されるようなら、これの3倍から5倍の課金が生じたはずだ。受信の多いMLやメールマガジンの課金がないからだ。

また、この料金体系ならではのサービスが考えられそうだ。キャリアが無償でメールニュースやメールマガジンを毎日流すようにすればいい。携帯メールで配信登録を受け付け、毎朝その地方の天気予報やヘッドラインニュース、号外ニュースなんかを流してはどうだろう。高年齢層にアピールするために、東証平均株価や為替の、寄り付・前場の終了時・終了時を速報で流すのも面白いだろう。それほど大きな投資が必要なわけではない。受信無料のキャリアならではのサービスになるのではないだろうか。

しかも、このサービスは受信料をとっているキャリアではできないだろう。もちろん、このサービスについては受信料無料にすればいいが、技術的に難しいのではないだろうか。受信料無料のキャリアのキラーサービスになるかもしれない。ぜひ、そうして欲しい。

筆者は今でも、携帯メール向けに個人で配信してくれているメールマガジンを愛読している。携帯メールの普及を進めるのにもいいだろう。すくなくとも、使い物にならないような画像の送受信なんかより遥かにアピールするはずだ。



キャリア J-PHONE関西
購入場所 j-phoneショップ三田店
購入時期 1999年12月23日
端末機種  j-sh02
端末メーカー シャープ
製造時期 1999年11月
一時費用(複数割引で2台購入)
端末価格

2,800

5,600

手数料

2,700

5,400

家族回線割引

5,000

長期割引き

2,000

親回線のみ対象
合計

19,000

月額固定費用
適用 種別

単価

小計

備考
基本料 親回線

3,400

3,400

2年目より無料期間3ヶ月、以降20%割引き適用
子回線

1,700

1,700

e-mail割引

200

400

月額計

5,500

月額使用料費用
適用 内容

単価(1本)

文字数 備考
通話料金 通常料金の1.5倍 親子回線同士は通常料金の50%
e-mail送信 スカイメール

2

128バイト以内 メールアドレスを含む文字数
ロングメール

4

6,000バイト以内
e-mail受信

無料

384バイト以内 それ以上はカット
上記はe-mail割引き加入のケース
※ロングメールボックス契約(月額200円)に加入すれば、受信でも6000バイトまでの受信が可能。また、このサービスに加入しなければ、TVCFのように画像を受信することは不可能。
※e-mail割引に入らなかった場合は、スカイメール10円/本、ロングメール20円/本

 
寸法(幅×高さ×奥行/アンテナ突起部除く) 約39×約125×約17mm
質量 約66g
連続通話時間※1 約120分
連続待受時間※2 約330時間
充電時間 約100分

※1
「連続通話時間」とは、充電を満たした新品の電池パックを装着し、最大パワー送信およびバッテリーセーブ
機能OFFを設定のうえ、電波が正常に受信できる静止状態より算出した計算値です。
※2
「連続待受時間」とは、充電を満たした新品の電池パックを装着し、通話や操作をせず、電波が正常に受信で
きる静止状態より算出した計算値です。電波の届きにくい場所(ビル内、車内、カバンの中など)や「圏外」
表示の状態での待受では、ご利用時間が約半分以下になることがあります。また、使用環境(充電状態、気温
など)によってはご利用時間が変動することがあります。

●修理てん末

上記の変換トラブルを何とかしてもらうために、j-phoneショップ三田に持ち込んだ。ところが、「それは仕様だから修理の対象じゃない」という。以前に電話で確認した時には「じゃ、修理として受け付けます」と言っていたのにもかかわらずだ。

窓口の人はシャープかj-phneの対応をリレーしているだけなので、しかたがないが、基本的な操作が一般的に期待されているレベルに到達していない以上修理は当然だろう。

もし、車を買って、エンジンキーを回した時に3回ほど回さなければエンジンがかからなかったときに、「それは仕様です」と言われて納得できないだろう。エンジンが最終的にはかかったとしてもだ。学習機能のある、かな漢字変換プログラムが正しく変換候補を選択できなかったらバグなのだ。それは仕様じゃない。不良品なんだから、修理は当然だ。

こんな説明をしても面倒なので、「きょう」と入力して変換したら、電源が落ちたと訴えて、修理にもちこんだ。筆者の端末には症状が出てないない。しかし、製造時期からみて、症状の出る可能性が高い。それでも、症状が出たと言わない限り修理はしてくれないようだ。車みたいに人命にかかわるわけではないし、こんな問題に神経質になるようなメールユーザーはまだ少数派なのだろう。

しかし、「症状が出てからもってこい」はおかしい。「この車種のブレーキは製造工程に問題があってABSが効かなくなることがあるから修理が必要」という話しを聞いて、ショップに持ち込んだら「いえ、それは仕様です」とか、「ABSが効かなくなったら来てください」って言われたらどうだろう。

もし、ちゃんとシャープが情報開示して、

「製造時期XX年XX月製造のJ-SH02について、製造番号XXXXXX~XXXXXXはバグがある。その症状は以下の通り。この機能について修正を希望するユーザーはショップに持ち込んでください。該当機種以外については問題がありません。」

といった内容の通知をj-phen経由で告知すれば、こんなつまらないやり取りをする必要はないのに。

次のSH03が控えているのに前のバージョンのソフトを直すなんてしたくないということだろうか。MSのバグフィックスバージョンアップみたいだ。「そのバグは次のバージョンで修正されますのでバージョンアップしてください」って、バージョンアップ代を稼ぐのだ。「それらの全てのバグは次機種では直っていますので、次の機種をお買い上げ下さい」。

土曜日に持ち込み、翌火曜日に完了の電話。事実上2営業日で修理が完了している。これはすばらしい。「1週間から10日くらいは」と覚悟していただけに、この早さには正直驚いた。

修理内容は「電気的な故障による基盤の交換」ということだった。やはり、交換の必要な故障が存在したのだ。それなのに、一度は修理を断わったシャープの窓口(j-phoneショップの店員が問い合わせた先の窓口という意味で、筆者は直接シャープの担当者とは交渉していない)の対応には不信感を持った。

漢字変換の、学習機能についてはバグフィックスされていた。

漢字変換の、複数変換候補のバグについては変わっていない。例:だい=「大」が3つ候補に並んでいる。

「きょう=>今日」変換による電源切断はなし。