| 2004年 3月 | |||
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| @ | ハイペリオンの没落 上下 The Fall of Hyperion (1990) | ![]() ![]() | |||
| D・シモンズ | ハヤカワ文庫 | SF | |||
| 476頁/564頁 | 860円/900円 | ★★★★ | |||
TC2では、来る<アウスター>との全面対決を目前に、CEOグラッドストーンを中心として閣僚たちが情報の分析に余念がない。自分の役割も解らないままに、この中央の動きと<時間の墓標>での巡礼者たちの行動を傍観する立場を与えられた、詩人キーツのサイブリッド第二人格であるセヴァーンは、連邦の存続をも揺るがす<AIテクノコア>の途方もない深謀に気づくことになる。 | |||||
| A | 存在しなかった惑星 アシモフの科学エッセイ10 The Planet That Wasn't (1976) | ![]() | |||
| I・アシモフ | ハヤカワ文庫 | 科学エッセイ | |||
| 303頁 | 680円 | ★★★★ | |||
アシモフの科学エッセイは、時に著者の語学的興味からラテン語やギリシャ語への語源の薀蓄に流れる傾向がある。英語圏民でないわたしにはまあどうでもいい話が続いたり、日進月歩の宇宙科学や生化学の方面ではどうしてもネタが古くなりがちだ。 | |||||
| C | 天空の遺産 Cetaganda (1995) | ![]() | |||
| L・M・ビジョルド | 講談社文庫 | SF | |||
| 430頁 | 900円 | ★★★★ | |||
セタガンダの皇太后が逝去し、バラヤーからは摂政アラールの息子であるヴォルコシガン家のマイルズと、ヴォルパトリル家のイワンが代表として派遣されることになった。くれぐれも問題を起こさないように釘を刺されたマイルズだったが、エータ・セタに到着早々闖入者との立ち回り、その挙句に風変わりの棒――イワン曰く、オナこけしかも――を手にすることに。機密保安庁へのちょっとした土産のつもりだったが、これがセタガンダの皇族をも揺るがす、つまりは銀河の勢力地図にも影響を与えかねない大陰謀に巻き込まれることになろうとは…。 | |||||
| D | 不実な美女か 貞淑な醜女か (1994) | ![]() | |||
| 米原万里 | ハヤカワ文庫 | エッセイ | |||
| 315頁 | 514円 | ★★★ | |||
いかにも毒のありそうな題名だが、これは通訳、特に同時通訳の世界【注5】で、センテンスや単語をどこまで発言者に忠実に訳すか、そしてより良いコミュニケーションの成立を図るためにどこまで意訳するかという、同時通訳者のテクニックに対する比喩である。
重要な会議や会合の成否が、同時通訳者の匙加減一つでどれほど左右されるものか、普段窺い知れない仕事の内幕が解って興味深い。 | |||||
| F | 遺伝子の使命 Ethan of Athos (1986) | ![]() | |||
| L・M・ビジョルド | 創元SF文庫 | SF | |||
| 335頁 | 760円 | ★★★ | |||
惑星アトスは<礎の父祖たち>の教えを守り、人工子宮を使って男の赤ん坊だけを誕生させる男だけの星。現在アトスでは、建国当時から使用されてきた卵子培養基が次々と機能不全に陥り、人口委員会は新たな卵巣をジャクソン統一惑星から買い付けた。ところが届いた冷凍容器に入っていたのは、すべて死んだ組織サンプル。まんまと嵌められた責任はさておき、至急代替の卵巣を手配しなければならない。人口委員会と生殖センターは、若い生殖生物学部長イーサンを外の世界に買い付けに送り出すことに決定する。 | |||||
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