2006年12月
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@画図百鬼夜行全画集
鳥山石燕角川ソフィア文庫妖怪画集
249頁667円
Aへんないきものhen.jpg
早川いくをバジリコ生物薀蓄
157頁1500円★★★★
B忍者と忍術
戸部新十郎中公文庫歴史薀蓄
157頁1500円★★★★
 私がはじめて戦国時代の流れを概観したのは、著者の大作「服部半蔵」全十巻だったが、その著者による忍者、忍術に題をとった解説/エッセイ集。
 著者は私の中でも司馬遼太郎隆慶一郎等とともに格上の時代/歴史小説家だが、おそらくは初期作品だろう、風太郎忍法帖からユーモアや独特なペーソスを抜いた荒唐無稽な作品も書いている。しかし本書では、該博な知見から実態はこうであろうという考察がされており、大変納得できる解説書と言っていい。(柳生一族松尾芭蕉隠密説に関するコメント等)

 伊賀の三上忍といわれる服部百地藤林(そういえば、上記の「服部半蔵」では、半蔵には藤林の娘が嫁いできたな)の実態に対する考察が一番の読みどころだが、その前後、修験道や鬼、戦乱の時代が終わり盗賊に落ちた風魔や幕府に組み込まれた伊賀組のその後といった、忍者に関わる幅広いトピックが楽しめる。
Cウルトラマン誕生
実相寺昭雄ちくま文庫特撮薀蓄
386頁950円★★★
 昭和40年代のアナログな特撮現場の貴重なコメントでいっぱいの本。撮影風景を説明するものをはじめ、挿絵も豊富で魅力的だ。この雰囲気は、著者の自伝的小説「星の林に月の舟」をTVドラマ化した「ウルトラマンをつくった男たち 」でぜひみて欲しい。(レンタルビデオかDVDはあるんかな・・・)

 とはいえ個人的には、半分が既読であることにで読み始めるまで気がつかず、少々悲しい思いをしてしまった。(本書は以前出版された「ウルトラマンのできるまで」「ウルトラマンに夢見た男たち」の合本)
D紅い悪夢の夏 本格短編ベスト・セレクション
本格ミステリ作家クラブ・編講談社文庫推理
456頁714円★★★
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