「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の怪獣、星人たちの背面写真をメインとした思い切った企画の写真&コメント集。
全怪獣、星人が網羅されていないのは残念だが、撮影所内あるいは近所の塀や畑をバックに撮られた正背のカラー写真は文句なしに貴重なもの。本編撮影【注1】の前後によって、破損してたりするのがたまらない。
こういった本でのコメントは、少なくとも自分以上のマニア目線からのものがなければ楽しくないのだが、その点も本書は十分。模型雑誌の記事等で、ぬいぐるみの使いまわしの知識もある程度持っていたが、そこら辺りも一段上の情報が書かれていた。
著者は、「地球防衛少女イコちゃん」や「いかレスラー」、「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発」等の監督として有名らしい。これらのコンテンツは題名は聞いたことがあるが、残念ながらこれまで観たものはひとつもない。レンタルで観ることが叶わないか、一度探してみよう。
途中に何人かのマンガ家たちによるウルトラ画が紹介されているが、中でも目立つのが藤原カムイによるドドンゴ。狩野派の屏風画?といったタッチで描かれている。揮ごうもあって、本書の著者のコメントでは怒音護と書かれているのだが、画をみると、怒首護としか読めない。察するに、首領のことをドンと呼んだりするので、そこからの当て字だと思うが如何に。
(2014/10/23記) |