2015年 7月
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E238The Blind Deer (2002)
R・グリフィス新世研
4-88012-906-2
英語絵本
32頁図書館1,983語/YL2.7
語彙700語まで

E239Kidnapped at Birth? (1992)
Marvin Redpost #1
L・サッチャーRandom House
978-0-679-81946-0
英語多読教材
68頁494円5,209語/YL2.7
語彙700語まで

E240Dracula (1996)
Oxford Bookworms Stage 2
D・モウァト
(B・ストーカー)
Oxford University Press
0-19-422971-8
英語多読教材
40頁51円(+257円)7,875語/YL2.7
語彙700語まで

@栄光のペルシダー 地底世界シリーズ<5>
石器の世界ペルシダー 地底世界シリーズD
 Seven Worlds to Conquer (1935)
 ⇒ Back to the Stone Age (1937)
E・R・バローズ
(厚木淳/関口幸男
ハヤカワ文庫
創元推理文庫
異境冒険
381頁/353頁400円/400円

 デヴィッド・イネス救出隊の一員フォン・ホルストは、他の隊員ともども野獣の一団の暴走に巻き込まれて仲間とはぐれてしまう。さらに巨大な有袋の飛行トカゲに攫われてしまった彼は、毒を注入されて全身マヒにされた挙句、孵化を待つ卵の周りに他の“エサ”ともども巣に中に並べられてしまうが…。

 前作の途中から分岐したストーリー。
 上記のエピソードから脱出した後、三つの部族に順番に捕まり、脱出するエピソードが繰り返される。ガリバー旅行記のような未知の国見聞記が連作短編のように配される構成は、後の金星シリーズでより顕著になるが、本作でもすでにその兆しがはっきり現われている。

 上記した冒頭のエピソードは、小学生当時に読んだキリというのに、はっきりと覚えていた。【注1】
 逆に言えば、そこしか覚えていなかったのだけど、今回読んでみて、死の森に棲むゴルブス族もバローズ作品の数あるキャラクターの中でもなかなか印象的だった。
 どうやら地上世界で悪事を行った人間が、次の世ではゴルプス族に生まれ変わるらしいのだ。
 はっきり結論づけられるわけでもないし、地底世界⇒地獄のイメージを安直にくっつけただけという気がしないでもないが、弱肉強食の単純な野生世界の中での騎士道性に理想を見出していたバローズのこと、理想郷でもあるペルシダーに真逆のイメージをぶちこんでくるあたり、なかなか興味深い変わり種エピソードといってもいいだろう。

 因みに、昔小学生当時に読んだのはハヤカワ文庫版で、その後武部本一郎挿絵の創元推理文庫版を買い揃えたものの、読み直してはいなかった。そのために今回の再読では創元版を読んでいるのだが、双方の訳を比較するために、各章の最初の一頁のみハヤカワ文庫版も読んでいる。
 あわよくば、両訳文の違いを楽しもうと考えたのだが、正直言って、名前表記と訳文の硬さの違い程度しか気付けなかった。(ハヤカワのほうが若干硬い)
 一頁のフル文字数が一行分ハヤカワのほうが多いにもかかわらず、全頁数もハヤカワ版が28頁多いというのも付記しておこう。

 ハヤカワ/創元の違いでもう一つ思い出した。本編ではなくてあとがきだが。
 本作の主人公フォン・ホルストがドイツ人軍人であることは、ゴルブス族以上の変わり種エピソードと言ってもいいだろう。創元版のあとがきに厚木淳は、本書が雑誌連載された1935年は、ドイツはワイマール共和国としてもっとも民主化されていた時期で、ドイツ人主人公の採用はバローズがそこに共感していたのが理由ではないかといった趣旨が書かれている。実際のところ1935年には、ヒトラーはすでにフューラー(総統)になっており、ワイマール憲法下ではあるものの独裁化をどんどん進めていたのであるが、現代のような情報の即時伝達は望めないだろうから、翻訳者のこの推測はおそらく正しいだろう。とても興味深い。なにせ1938年の「金星の独裁者」では、明らかにヒトラーを痛烈に揶揄しているのだから。(ポーランド侵攻に始まる第二次世界大戦勃発は1939年)
 そしてハヤカワ版のあとがきには、野田昌宏地底世界シリーズの詳しい書誌を挙げているのだが、その中で本書が初めて掲載された筈のアーゴシー誌登場は1937年となっていて、創元版とは二年のズレがある。
 上記の状況下では1935年が正しいように思うので、上にもそう書いた。
 歳をとると、そんな処に興味が出てきてしまって、困ったものだ。

 ひとつ書くと、連想で他のことを思い出してしまうが、ハヤカワ版の間違いをもう一つ見つけたので、これも書いておく。
 本編中にラ・ジャはペルシダーには珍しく金髪だと書かれているので、ハヤカワ版の表紙に描かれたラ・ジャはおかしいよね。【注2】
 おそらく全巻のヒロイン、ゾラムの赤い花とごっちゃになってしまったのではないだろうか。

 いずれにせよ、フォン・ホルストはおそらくラ・ジャとペルシダーに残り、地上には戻らなかったと思われるが、それは彼らにとって、とてもラッキーだったろう。

【注1】偕成社のSF名作シリーズでは、なぜかマハール族のことをテロドンと呼称(from「地底恐竜テロドン」)しているが、本書に登場する有胎の飛行トカゲの呼称はトロドンである。なにがしかの関係があるのだろうか。翻訳時の裏話を聞かせてほしい。

【注2】しかしいかにも昭和ちっくなスタイルの肉食恐竜はステキだ。わたしは武部本一郎をこよなく愛するが、本書に限っては、ハヤカワ版の柳柊二の表紙画のほうが好きである。

(2015/12/1記)

E241Good Morning, Gorillas (2002)
Magic Tree House #26
M・P・オスボーンRandom House
978-0-375-80614-8
英語多読教材
75頁図書館5,847語/YL2.5
語彙800語まで

E242Thanksgiving on Thursday (2002)
Magic Tree House #27
M・P・オスボーンRandom House
978-0-375-80615-5
英語多読教材
76頁図書館6,001語/YL2.5
語彙800語まで

A金星のZ旗 (2004)
吉岡平ソノラマ文庫異境冒険
305頁533円★★★

 あの快作「火星の土方歳三」に続く、まさかの第二弾。
 彼の次にバルスームに渡った日本人が、秋山真之とは…。
 しかもバルスームの次はアムターだ!

 著者のE・R・B愛は前作で十分に感じたので、本作のオマージュも精一杯味わおうと、先に金星シリーズを再読することを考えていたのだが、地底世界シリーズを残り二冊再読するのに何年かかるか判らなかったので、つい先に読んでしまった。

 本作も前作におとらず、バローズへのリスペクトで満ちている。
 しかも、前作では顔を出さなかったジョン・カーターを惜しげもなく序盤から投入だ!
(ネタばれ反転することもないですわな?)
 火星から金星へ向かうのはかなりの無理を感じるが、おかげでバンスVSサーバンという夢の対決も。これなんか「魔界転生」柳生十兵衛VS宮本武蔵クラスのドリーム・マッチだ。

 火星、金星の事物が、明治海軍士官の目線で比較・紹介されるのがなんとも楽しいが、前作と同じ様に、前半はバローズへのオマージュ、後半は日本海海戦のパロディが目立っている。ただし調子に乗り過ぎたのか、秋山たちがその戦争に巻き込まれる二国の設定に関しては、パロディ設定が露骨すぎるのが残念だ。【注3】
 ここで若干辟易してしまうために、クライマックスの艦隊戦における単縦陣とT字戦法まで、必要以上に安直に感じてしまった…。
 元々著者は「金星の火の女神」の陸上戦艦に大きな思い入れがあったようだから、それと組合わせて登場させるための秋山真之の人選でもあろう。ここは動かせない設定として、他の構成バランスをもう少し考えてほしかった。

 とはいえ、土方歳三ならばともかく、残念ながら知名度で遥かに及ばない秋山真之。本書の表紙は彼でなくヒロインを前に出している【注4】ところを見ると、購買層設定は通常のラノベ読者であろう。実際このヒロイン=カースビアが登場した時点で、彼女が原典に登場していたのかどうかを調べるつもり【注5】でネット検索した際、引っかかったサイトで本書の感想を少し読んでみたが、秋山真之が誰なのかもさっぱり知らないようだった…。
 そういった彼ら/彼女らは、上記のわたしの不満はほとんど感じないだろう。むしろ本書を切っ掛けに日露戦争や日韓関係に興味を持つ可能性もある訳で、一概にバカにはしたものではない。【注6】

 いずれにしても、日本史マニアはもちろんのこと、バローズ・マニアも日本には多数要る筈だが、このA∩Bを取ると、日本中で50人もカウントできないのではないか…?
 その極めて狭いパイにわたしはジャスト・フィット。
 政治思想の方向も概ね似ているとくれば、一度著者と大いに語りあかしたいところだ。
 つい、先にあとがきを読んでしまったので、ラストの衝撃は緩和されてしまったのだが、例えオリジナルのキャラ(であろう)としても、カーソリスとスビアの娘を<ネタばれ反転>ペルシダーに放り込んだのだから、バルスームに返すまで責任は取ってほしいですが。

【注3】二国の名称はアリコとパンジャ。逆さから読んでみよう。ちなみにパンジャの首相はコ・ズミター…。
【注4】彼は挿絵に登場。遠景ながら、末弥純描くところの秋山真之とは、なんてシュールだ…。
【注5】秋山と一緒にアムターに向かった時点で、これはオリジナル・キャラだと悟りましたが…。
【注6】司馬遼太郎原作か、2009年〜2011年にNHKで放映された「坂の上の雲」を見てくれていたら嬉しいのだが…。

(2015/12/2記)

E243High Tide in Hawaii (2003)
Magic Tree House #28
M・P・オスボーンRandom House
978-0-375-80616-2
英語多読教材
77頁図書館5,965語/YL2.5
語彙800語まで

E244The King (2002)
B・ダン新世研
4-88012-888-0
英語絵本
44頁図書館2,425語/YL3.4
語彙1300語まで

Bダレン・シャン ―奇怪なサーカス―
 Cirque Du Freak (2000)
D・シャン小学館ダーク・ファンタジー
313頁図書館★★★

 ダレン・シャンは、サッカーが得意で勉強もそこそこできる。つるんでる友人に少々難がある気もするが、家の手伝いもする家族思いの少年だ。
 ある日友人の一人アランが、フリーク・ショーのゲリラ興行のチラシを学校に持ってきた。担任の先生はそのような“見世物”には真っ向から反対だが、ダレンたちは興味津津。結局彼とスティーブの二人が親の目を盗んでそのフリーク・ショーを見に行くことになった。しかしその事は、ダレンの運命を大きく変わってしまう…。

 原題にある“シルク”はサーカスにあたる言葉なので、邦題は間違いとは言えないが、担任の先生が大いに反対したように、ここは“フリーク”の方に意味がある。フリークによるサーカスショーという意味で、われわれが普通イメージするサーカスとは異なる。フリーク・ショー、決めつけてしまうが、江戸川乱歩が魅かれたような異形の人間たちの見世物といったものだ。【注7】

 さて、表紙の折り返しや訳者のあとがきでは、ダレン・シャン少年は友人を救う為に半ヴァンパイアへの道を踏み出す選択をすると書かれている。
 これは嘘ではないのだが、かなり恣意的な説明の割愛が…

 ダレンは運動神経もいいし、まぁまぁ“できる子”設定なのだが、行動にはかなりの問題がある。彼はフリーク・ショーで見た毒蜘蛛“マダム・オクタ”に魅せられて、どうしても手に入れたくなり、なんと日を変えてシルク・ド・フリークに忍びこみ、この蜘蛛を盗み出すのである。しかもこの時点で、そのショーが尋常なものではないこと、“マダム・オクタ”の飼い主はどうやら本物のバンパイアだということを知った後の話だ!
 しかも普通の蜘蛛と違ってマダムの毒は強力【注8】で、非常にリスキーであることも重々に承知していながら、蟲カゴから出して芸をさせる始末。
 その前段、ダレンがチケットをゲットするあたりにも超自然的なニュアンスが感じられるので、彼がマダムを入手したいという欲望に抗せなかったのも、あるいは(後続巻で説明されるかもしれない)運命的な強制力の所為かもしれないが、親友のスティーブがマダムに刺されて意識不明に陥ってからも、その蜘蛛の情報を親や医者に話さない始末だ。【注9】
 まぁここは読者も共感できる弱さともいえるが、事実を知る妹にしっかり口止めするに至っては、完全にアウトである。ダレンの行為に情状酌量の余地があるならば、すべての轢き逃げ犯人もみな情状酌量になってしまう。

 ダレンが半ヴァンパイアになる事で命を救ったスティーブは、――最初からかなりヤバイ雰囲気を漂わせていたが――ダレンと大きな因縁を作ってしまった。どうやら後続巻ではひどい関わり方をすることになりそう。

 といった処で、本巻はプロローグの誕生編。
 ツッコミ処は多いが、子供向けというには少々残酷な面にも手を抜かないなかなかダークなホラー/冒険/ファンタジーで、後続巻を読む気にさせるには十分だ。【注10】【注11】

【注7】ただし本作でのフリークたちは、自分たちの芸にプライドを持って楽しく生きているようだ。乱歩も魅かれた日本の見世物小屋での生活が、実際どのようであったのかも興味があるところだが、それは残念ながらわからない。
【注8】大きくて無気味なタランチュラも、その毒は意外に弱いらしい。
【注9】マダムが通常の生物でない可能性もあったし、結果的にはスティーブを救う無二の選択をしたのかもしれないが、最初にスティーブが病院に運ばれた時点では、彼を噛んだ生物の特徴を伝える事は、治療のポイントを探る上で最低限のフォローだ。
【注10】単に他の巻よりも安かったという理由で、第6巻「バンパイアの運命」の原書を買ってしまった。SSSによると、原書のYL(読みやすさレベル)は青レベルで、ハリー・ポッターシリーズよりも一等読みやすい評価である。しかし今年中に読むのはちょっと無理か。
【注11】あまりヒットしなかったようだが、映画化もされている。もう旧作扱いなので、DVDもレンタルしてみるか。

(2015/9/29記)

E245The 500 Sheep (2002)
M・ミッチェル
(P・ゴンザレス)
新世研
4-88012-896-1
英語絵本
28頁図書館793語/YL2.7
語彙700語まで

E246Sherlock Holmes and the Mystery of Boscombe Pool (1991)
Penguin Readers (Level 3)
J・Y・K・ケア
(A・C・ドイル)
Penguin Longman
978-1-4058-7688-9
英語多読教材
37頁355円(+257円)8,714語/YL3.5
語彙1200語まで

C知らないと恥をかく世界の大問題5 (2014)
池上彰角川新書社会薀蓄
236頁800円★★★

 最初に著者の本を読んだのは、「週刊こどもニュース」関連で二十世紀の事だったが、トンデモなく売れっ子になった昨今、さすがに著者の出版物をカバーするのはムリ。集英社文庫のそうだったのかシリーズは読んでいるものの、文庫落ちするのをのんびり待っていれば良い小説とは異なり、やはり世界の現状を知るためにはより近々の情報分析がほしい。
 You Tube情報とのバランサーを求めている今はもちろん、本書を買った時にも、そんな思いを前に、欧米露、中韓、アラブ等のイスラム社会、そして日本の状況を一冊で説明してくれるというところで本書を選んだわけだが、早半年以上が経過していた…。

 2014年春までの情報から成っている本書は、すでにやや古くなっているのだが、おそらく2015年春までを語った「6」が、すでに出版されているであろうから、続いてそれを読もう。
 逆に「1」〜「4」までは、まぁそうだったのかシリーズ等で現代情勢に完全無知というわけでもないので、新たに入手するまでもないだろう。  

愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ。【注12】

 世間では、経営者の中にも過去の歴史なんか放っておけばいいという考えの人もいるようだが、それは違う。
 わたしが読んだ記事は、もしかすると、中韓の歴史認識問題を相手にする必要はないという文脈の上での発言だったかもしれないが、当然ながら、賢者が学ぶ「歴史」はファクト(事実)に基くものであって、情緒に乗っかった捏造歴史の事ではない。

 この情緒に訴えて感情的に喚く捏造歴史に負けない為にも、ファクトを探るまじめな研究に基いた歴史を学ぶ事が重要だ。【注13】

【注12】バブルやオウムの記憶を持ったわたしなどの世代は、まぁそれなりに規制力を持っているわけだが、考えてみれば、その後産まれた世代が成人し始めている。彼らが同じ轍を踏まない為には、体験ではなく歴史に学ぶ必要がある道理だ。

【注13】実際に歴史文書を読むわけでない一般ピーポーのわれわれは、結局誰の主張を信用するのかということになってしまう。その選択眼を養うには、やはりアンテナを張って、広く主張を取り込む必要がある。

(2015/12/2記)

E247Ireland (2008)
Oxford Bookworms Stage 2
T・ヴィカリィOxford University Press
978-0-19-423385-9
英語多読教材
40頁450円(+257円)7,120語/YL2.7
語彙700語まで

D知らないと恥をかく世界の大問題6 (2015)
池上彰角川新書社会薀蓄
276頁820円★★★

 ありました。予想どおり。
 2014年春からの一年間の更新情報だ。
 「5」から続けて読んだので、重複情報が多いのが少々煩わしいが、すべての読者が順番に読んでくれてる訳でもないだろうから、基本的な部分を毎度説明するのはやむをえない。
 というか、記憶力の減退しているわたしにとっても、やはり繰り返し説明してもらったほうがありがたい…。
 しかしまぁ一年間の新情報は思いのほか少ない印象だ。【注14】

 そして気になる今後どうなるかという分析は、ぐっと抑えた印象。報道記者としての立場からすれば、本人の主義主張を前に出さないのは正しい態度でもあろうが、少々物足りなくもある。

 因みに、You Tubeで嫌韓ネタを多く見てしまっているが故に、“今”一番知りたいのは、2018年の平昌オリンピックや、サムスンヒュンダイの状況なのだが…。

【注14】意地悪く考えれば、池上ブランドが確固となった今、執筆の労力と印税のコスト−ベネフィットはかなりおいしいのでは。

(2015/12/2記)

E248The Piano (1989)
Oxford Bookworms Stage 2
R・ボーダーOxford University Press
978-0-19-479068-0
英語多読教材
39頁1円(+257円)6,070語/YL2.7
語彙700語まで

E249Chrismas in Camelot (2003)
Magic Tree House #29
M・P・オスボーンRandom House
978-0-375-85812-3
英語多読教材
111頁図書館11,092語/YL2.9
語彙800語まで

E250Pompei…Buried Alive! (1987)
Step into Reading/ A Step 4 Book Grades 2-3
E・カンハートRandom House
978-0-394-88866-8
英語多読教材
48頁200円(+257円)1,547語/YL2.0
語彙800語まで

Eダレン・シャンU ―若きバンパイア―
 The Vampire's Assistant (2000)
D・シャン小学館ダーク・ファンタジー
298頁図書館★★★

 半バンパイアとなったダレンは、クレプスリーとともに暫くの間各地を彷徨った後、シルク・ド・フリークに合流。そこで失った友人の代わりに、エブラ(シルク在籍の蛇人間)とサム(シルクがキャンプした近くに住んでいる普通の人間)という新たな友人を得たダレンは、シルクでの新生活にも馴染んでいくが、クレプスリーの再三の勧めに反して人間の血を飲もうとしないために、徐々に衰弱してしまい…。

 注意深く読めば書かれているのかもしれないが、ダレンの年齢や具体的な地名などは明記されていない。
 ダレンの年齢の方は映画と違ってローティーンで、日本で言えば小学校高学年くらいかなと見当がつくが、舞台がさっぱりだった。
 本作に登場する環境活動家RVの台詞で、ケルトの地がどうしたとあって、おー英国でしたかと気付く始末。【注6】

 ダレンが半バンパイアになるまでの経緯を綴った前巻に続き、人間の血を飲むという次の階段を登るまでが本巻ということになるが、前巻以上に残酷なシーンがあって驚いた。
 まぁ吸血鬼や狼男が出てくるストーリーで犠牲者がまったく出ないというのもなんだが、児童向け小説なので(文体もライトだ)少々衝撃を受けてしまった。

 吸血鬼ものは、ドラマでも「トワイライト・サーガ」「ヴァンパイア・ダイアリーズ」等々いろいろとヒット作もあるようだし(どちらも未見だが…)、出版物をはじめすべてのメディアを含めると、ヴァンパイアをモチーフとした表現はそれこそ次から次に湧いていて、ティーンといえども、この程度には十分免疫ができているのだろうか。【注7】

 因みに、映画に出てきたバンパニーズはまだ登場しない…。

【注6】アイルランドかもしれない。
【注7】ライトな文体に油断していただけかも。考えてみれば、わたしは中三の時にウルフガイシリーズを一通り読んだ。あれは児童向けではないが、衝撃は完全にあちらのほうが上だ…。

(2015/9/29記)

E251Apollo's Gold (1999)
Cambridge English Readers Level 2
A・モセスCambridge University Press
0-521-77553-1
英語多読教材
48頁16円(+257円)9,374語/YL2.6
語彙800語まで

E252Have You Ever Cried at School? (1989)
学校で泣いたことある? 英語版
H・デシルバ
末吉暁子
Iwasaki Shoten
4-265-80055-6
英語児童本
78頁図書館4,814語/YL3.5
語彙?語まで

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