2016年 4月
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@ダレン・シャン\ ―夜明けの覇者―
 Killers of the Dawn (2002)
D・シャン
(橋本恵)
小学館ダーク・ファンタジー
256頁図書館★★

 バンパニーズの集団に地下水路の中を追われていたダレンたちは、捕虜二人とともに、どうにか追っ手を振り切ってアパートに逃げ帰る。そこで捕まえてきたバンペットから敵の情報を引き出し、デビーの奪還と大王との決戦の策に頭を巡らせるが、気づいた時、アパートは警察に囲まれており…。

 Dusk、Night、Dawn ときた、まさに From Dusk till Dawn な三部作の結末編。元々彼らは13年前の「バンパイア・クリスマス」に酷似した事件に引き寄せられてこの町を再訪したのだが、その犯人にされてしまう訳だ。
 闇の住人たるバンパイアが表の社会で官警に追われる、アパートの周囲を警察に包囲されるだけでなく、隣のビルや屋上から、狙撃兵やヘリ、なんと軍兵まで動員されるというのはとても刺激的。絶対絶命シチュエーションの御膳立ては揃った…。
 ――待てよ、いくら街を恐怖に陥れている連続殺人犯に関してとは言え――というか、だからこそだが――、一日何百本のも情報提供に処理がパンクしててもおかしくない中、誰とも判らないタレこみ電話一本で、ここまでの組織と人員を配置させるのはおかしくないか。
 ともあれ、そういった大捕物の指揮者として鳴り物入りで登場するアリス・バージェス警部も、巻末では、「助けが欲しけりゃ電話して」とバンチャに言う始末。
 いやいやいやいや、主人公たちが極悪非道な連続殺人犯ではない事は判っただろうが、究極に無気味で危険な組織が地下で殺しあってるわけで、英国にどんな治安維持組織があるのかよく知らないが、今こそ公安かMI5か軍隊かを広く組織して、謎の暴力集団の一斉検挙に邁進しなければならない筈だ。
 まぁ次の巻でその後の顛末は語られるかもしれないが、本巻ではダレンたちを見舞う不幸の描写に酔ってしまったのか、そういった描写はみられない。あいかわらず構成は乱暴だ。

 あいかわらずと言えば、主人公サイドの頭の悪さもイライラの素だ。ダレンは逃避行の中(クレプスリーの静止も聞かず)立ち寄ったドラッグストアで、TVの自分たちの脱獄報道のボリュームを上げて一般民に追われ、バンチャは形勢を有利に進められるチャンスに、「おっと、死んだときめつけられちゃ困るぜ」と声を上げて自らの位置を敵に知らせて主導権を渡す。こんな奴らがリーダーのバンパイア集団って一体…?
 それでも、バカな事をする彼らなりの理由でも地の文で書かれていれば良いのだが、ダレンの一人称の文章では、どうも自分たちのバカさ加減に気付いていないようなのが呆れる。主人公たちの困難を際立たせてストーリーを盛り上げたいのは解るが、地の文(ダレンが考えたという事になってしまうが)でなんのフォローもしていないので、主人公たちがバカばっかりにみえてしまう。これは著者の責任であろう。

 大体この著者の一般科学の知識レベルも甚だ怪しいもので、クレプスリーは指先に溜めた静電気で窓の掛け金を外そうとするし(電子の流れが磁力を起こすのであって、たとえ巨大であろうが、それが静電気である以上磁力は発生しない。電磁力の基礎的な事も理解していないという事。クレプスリーがバカだという設定かもしれないが)、先に落ちたクレプスリーを追ってスティーブが舞台から身を乗り出すが、その際彼の腕から外れて垂れた鞭を、クレプスリーが掴む。ガリレオの実験の事を知らないか、クレプスリーの空気抵抗/体重比が鳥の羽のように大きいのだろう。
 その後も時間感覚がでたらめな描写がさらに続いてイライラがつのるのだが、あろう事か、<ネタバレ反転>そこの章まるまるが夢オチという低レベルの衝撃まで待っている。やれやれである。やっちゃあいかんよ、それ。

 なんかボロカスに言ってしまってるが、これでも際立った著者の迂闊さにはまだ触れていない。
 そう、バンパニーズ大王の正体だ。
 こちらでもこちらでも懸念を書いてきたが、我慢して追っかけてきたあの秘密が“漸く”開示された。
 「ヒックとドラゴン」のように、映画の出来が原作を超えているならまだしも、出来栄えが今一つの映画の脚本にOKを出してしまったのも著者の大きな迂闊さだが、例えあの映画を見ていなくても、ここまでくれば注意力のある子供にはバレバレなのではないかい?
 まぁガネンやスティーブが、そのネタの開示を引っ張ってきたのは解るが、それを囁かれたダレンがバンチャとハーキャットにさらに数頁も引っ張るってどーよ。
 「できれば言いたくない…」 何を言っておるのだダレン。
 もちろん速攻で彼らには報告しなければならない。バイパイア一族の命運がかかっているのだ。
 ここの引っ張りは、物語中の行為としてはとてもおかしい。注意力の足りない読者にだけ機能するものだ。ここでもダレンの頭の悪さに転嫁してしまっているわけだ。

 うーん、先を読むのがかなりつらいのだが、いかんせん次巻の原書も入手してしまってるわけで…。

(2016/4/6記)

E340Pirates of the Caribbean: At World's End (2009)
Penguin Readers Level 3
K・ホームズPenguin Longman
978-1-4058-9205-60
英語多読教材
49頁(123円+257円)13,144語/YL3.5
語彙1200語まで

E341Killers of the Dawn (2002)
The Saga of Darren Shan #9
D・シャンHarper Collins
0-00-711516-4
英語多読教材
185頁(1円+257円)40,000語/YL5.0
語彙2800語まで

Aホッグ連続殺人
 The Hog Murders (1979)
W・L・デアンドリア
(真崎義博)
ハヤカワ文庫推理
301頁544円★★★

 新聞記者テイサムの前を走っていた車が事故を起こし、乗っていた女子大生のうち二人が死んだ。明らかな事故と思われたが、事故原因となった標識の留め金には、人為的な切断跡があった。そしてテイサムの元には、ホッグ(HOG)と名乗る人物からの犯行声明の手紙が届く。またそのメッセージには、これからも殺人を繰り返すとも書かれていた。その言葉通り、手紙以外はまったく痕跡を残さない事件とホッグの犯行声明は続き、街は謎の無差別連続殺人犯の到来に恐怖する。警察は著名な犯罪学者のベイネディッティ教授を招聘するが・・・。

 「名探偵モンク」最終シーズンの「ブードゥーの呪い」を見た。
 事故にしか見えない殺人予告事件。一体どうやって?というハウダニットで、最後の犯人VSナタリーの格闘以外は大層面白かった。(瀕死のナタリーがあれだけで犯人に気付くのは少々無理がある。しかも犯人がナタリーを狙ったのはモンクの足を封じるためで、救急車を呼ぶハメになったのは、ナタリー自身のドジ)
 トリック自体はかなり面白かったが、金田一少年のようにどーせどこかの小説からパクったんじゃないのと下衆の勘繰りを発動させたわけだ。
 同種の事件を扱った有名作品と言えば、わたしは本書しか思いつかないのだが、ハテ、似たトリックだったかいなとまたしても思い出せない始末。ならばと再読してみた。

 hog がpig よりも大型の食用豚を指す正式な単語である事も認識しないままに、ホッグが何を指すのかを滔々と検討するロンの台詞を読み流していたのが悲しい。因みに豚種全般を指すのがswine、小型の豚がpig、♂親豚がhog、♀親豚がsow、野生の豚あるいは猪がboar と細分化されている。boar はともかく、swine もsow も聞いたことがない…。

 しかしアイザック・アシモフ黒後家蜘蛛の会の幾つかの作品のように、日本人にとってはふーんと今一つ乗り切れない。「単車のハーレーの愛称がHog だ」「おーっ」って思わないよね。
 豚は霊長類を除けば人間と生理が一番似ていて、本当かどうかは知りたくもないが、人肉は豚肉と似た味がするらしい…。

 ホッグの一連の犯行声明<ネタバレ反転>の中に別の事件が紛れ込んでいるのがミソだが、冷静に考えれば、犯人当てはそう難しくはない。もっと意外であって欲しいと思ってしまうかも。
 最後の最後にHOGの解釈でなかなかの提示がされるが、最後の一撃というほどのインパクトではない。感想は初読時とほぼ同じだ。

 そうそう、「名探偵モンク」と同じトリックではなかった。アチラの方が上かな…。

(2016/4/11記)

E342Eve of the Emperor Penguin (2008)
Magic Tree House #40
A Mealin Mission
M・P・オスボーンRandom House
978-0-375-83734-08
英語多読教材
104頁図書館11,986語/YL3.0
語彙800語まで

 2006年のアニメ「ハッピーフィート」から、かなりのイメージを頂いちゃってるのでは。

B怪奇四十面相 少年探偵団シリーズ (1952)
江戸川乱歩ポプラ文庫クラシック探偵/冒険
219頁520円

 「透明怪人」の事件で捕縛された怪人二十面相は、大胆にも収監された拘置所内から、四十面相への改名と次なる事業!を予告する。そしてまんま脱獄してのけた二十面相改め四十面相を小林少年が追跡する。小林少年と四十面相の騙し騙されの追跡行は、小林少年を黄金どくろの謎へ、紀州沖の島へと導くが…。

 これは初読ではないと思うのだが、まったく記憶の欠片にも引っかからなかった…。
 のっけから四十面相に改名宣言とか笑わせてくれる。本人が「ルパンと脱獄」ネタですよと言っちゃうのも茶目っ気というかアカンやろと思ってしまうが、<ネタバレ反転>入れ代った人間(部下?)がどうなったのか、一切触れられないというのもお茶目だ。

 あとがきには、「大人の目で冷静に読み返したとしても、大丈夫。名作はいくつで読んでも、名作なのです」とあるが、そう思うには、すべてをユーモアとして包める海よりも広い心が必要だろう。
 だって、二十面相(いや四十面相)は郵便ポストに変装し、小林少年は本棚一列分の本に変装するのである。
 骸骨の扮装をして宝探しの暗号をあーだこーだ考える会合には、さらなる広い許しの心が必要だが…。

 そうは言いながら、後半は紀州の海上に浮かぶ髑髏島を舞台に宝探し競争となるので、これは小学生ならなかなかワクワクできる展開かもしれない。

 しかしどう考えても、二十面相と明智小五郎の間には談合があるよね。

 追伸、京極夏彦「狂骨の骨」を書くにあたって、本書へのオマージュを考えていたのかな?

(2016/6/7記)

E343Agatha Christie, Woman of Mystery (1997)
Oxford Bookworms Stage 2
J・エスコットOxford University Press
0-19-422963-7
英語多読教材
40頁図書館5,955語/YL2.7
語彙700語まで

 以前「アガサ/愛の失踪事件」なんて映画もあったぐらい【注1】だから、彼女の謎の失踪を含む人生も多少は知っていたが、なかなか興味深く読めた。
 ミステリーの女王という彼女の作家人生を語る上で外せない事として、「赤毛のレドメイン家」で有名なイーデン・フィルポッツ少女時代のアガサの隣に住んでいて、彼女の習作を読んでアドバイスしたというエピソードがあるが、本書では、近隣と言えなくもないが隣に住んでいた訳ではなく、まして以前から近所つきあいがあったわけでもないように書かれている。
 彼女は離れた処に住むフィルポッツに手紙を書いて、アドバイスを求めているのだ。
 そうなると、彼女の行動のハードルは思っていたより遥かに高く、能動的な意思を称賛すべきだろう。

 ちなみに、Wikipediaのイーデン・フィルポッツの稿には、隣家に住んでいたと明記されている。
 なんといっても、本書は子供向けとはいえ英国で出版された本だし、ソースは正確なように思うが、ウィキの稿には、ソースは本人の自伝とある。
 さて、どちらが正しいのだろうか…?

【注1】なんとダスティン・ホフマンが出演していたらしい。

(2016/6/7記)

E344The Twits (1980)
R・ダールPuffin Books
978-0-14-031406-9
英語多読教材
95頁図書館8,107語/YL3.5
語彙1300語まで

E345The Last Sherlock Holmes Story (1978/1995)
Oxford Bookworms Stage 3
R・ケァ
(M・ディブディン)
Oxford University Press
0-19-423007-4
英語多読教材
55頁図書館9,680語/YL3.3
語彙1000語まで

 Graded Readers英語多読をする人にとって、シャーロック・ホームズものはありがたい。
 なにせ多読がキモだから、手に入るGraded Readers は絨毯爆撃していく事になると思うが、当然ながらまるで面白くないものもある。そんな中で大まかなストーリーが判っていて、そこそこの面白さが保障されていて、しかも多くは短編であるというナイスな条件は、とても手に取りやすい。

 さて、本書も題名にSherlock Holmes と入っているので、何も考えずに図書館で借りたわけだが、家に帰ってしっかり見てみると、last story とあってしかも長編。ありゃこれはパスティーシュやなと気づいたのだが、その時点ではまだ気づいてなかった。これがあの問題作だとは…。

 いや、わたしは好きなんだよ。邦訳版を読んだ時は、そーきたか、やるなと思ったものだ。
 しかし、本書は英米では10歳前後で読むレベルの本の筈。
 まかり間違うと、初めて手に取るシャーロック・ホームズが本書という間違いをやらかしてしまうぞ。取り返しがつかん。

 大人であっても、ホームズファンならば本書を読むのは注意が必要だ。
 ガンダムファンに例えると、Gガンダムを笑って見る事ができないような人は読むべきじゃないので、ご注意を。

(2016/6/7記)

E346Stories from the Five Towns (/1996)
Oxford Bookworms Stage 2
N・バラード
(A・ベネット)
Oxford University Press
0-19-422986-6
英語多読教材
38頁図書館5,540語/YL2.7
語彙700語まで

E347A History of Britain (2006)
Penguin Readers Level 3
F・ベダゥPenguin Longman
978-1-4058-8187-6
英語多読教材
36頁(1円+257円)8,500語/YL3.5
語彙1200語まで

Cジープが町にやってきた 終戦時14歳の画帖から (1987/2002)
大塚康生平凡社ライブラリー
158頁(2817円)★★★★

 たまたま「BSアニメ夜話」「未来少年コナン」の回をたまたまYou Tube でみた。
 そこに著者も登場していて、少年時代のスケッチを披露していた。
 昔模型雑誌で、著者が描いたジープに乗ったルパンファミリーのイラストを見た時にも、やたらジープが格好良かったのを覚えているが、少年時代の画稿が本になってるのを知ったので、衝動的にポチってしまった。

 いやぁ、これが後で腰から崩れ落ちる事になるとは。
 古本で280円だと思ってたのよ…。 まさか一桁違ってたとは。

 しかし腰は砕けたものの、2800円の価値はあった。
 著者のメカのスケッチ力はまさに神業である。

 これくらいのサイズに縮小すれば、見開き2ページなら許されるかなと勝手に思い紹介してしまうが、このデッサン力は尋常じゃない。これは16歳当時の絵で終戦から2年経ってる訳だが、年々腕が上がっている事も判る。
 よく見ると、タイヤの円形などはかなり歪んでいるものもあるのだが、全体で観た時に、デッサンがビシッと決まっている。



 わたしもどちらかというと絵は得意な方で、年賀状用に車の絵を1年1台描いていた事はあった。
 まぁまぁ下手ではないなというくらいの自負はあるのだが、おそらくはデッサンのスピードがまるで違う筈だ。



 私の場合は、もちろん実車ではなくてテキトーな車雑誌とかの写真を見て描くわけだが、下書きを始めてからそこそこ形が見えてくるまで、余裕で一週間程度はかかってしまう。(ま、すぐに疲れて休憩するヘタレなので)

 ところが15歳前後の著者の場合、停車している実車を見つけては、そこに座ってデッサンしているのである。しかも数日おきに。よく飽きないもんだ…。
(しかも↑のスケッチのように、同じ車を角度を変えて何枚も描いていたりする)
 文中に、鉛筆で軽くあたりをつけて万年筆でなぞり、家に帰ってから色を塗ったりしていたと書いているが、デッサンにかかった時間は如何ほどだろう。
 たしかに途中でやめた下書きも掲載されているが、持ち主が車を移動させてしまった所為で、中途でやめた画は万年筆で描かれておりよく判らない。いずれにせよ相当速い事に間違いないだろう。

  


 いやはや、頭が下がるばかりだ。
 メカではないが、ストリップショーの看板を背負ったおばあさんのマンガ絵にも泣けた…。
 時代を越えて、お疲れ様と言いたい。

(2016/5/12記)

E348Moonlight on the Magic Frute (2009)
Magic Tree House #41
A Mealin Mission
M・P・オスボーンRandom House
978-0-375-85647-1
英語多読教材
103頁図書館11,158語/YL3.0
語彙800語まで

D時代劇ベスト100 (2014)
春日太一光文社新書映画薀蓄
216頁760円★★

 わたしの子供時代は民放でもまだまだTV時代劇が多く、「水戸黄門」「大岡越前」に始まり、「遠山の金さん」「伝七捕物帳」「大江戸捜査網」などをよく見ていた。ややマイナーな処では、「雪姫隠密道中記」「柳生十兵衛あばれ旅」なども好きだったが、一番好きだったのはなんと言っても「子連れ狼」、次点が「柳生一族の陰謀」だ。

 ところが時代劇がTVに移ってくる以前、映画で一世を風靡していた頃の事は、ほとんど知識にない。
 まるで喰わず嫌いだった頃に較べると、誰もが褒め称える「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」の面白さは間違いない事が判ったが、他の監督作品については相変わらず無知なままだ。

 そんな状態で、往年の東映を始めとする映画製作所とスタッフ、俳優にまつわる著者のトークをYou Tube で見てめっぽう面白かった。という訳で、その著者にこれからでも観るべき時代劇映画を紹介してもらおうと本書を選択。在庫期間ゼロという幸運な本だ。

 見開き2頁で1作品の紹介。
 深い内容になり得ない事は購入前から理解していたが、記載内容の方向が予想以上に違った…。

 著者は映画史の研究家なので、興味の方向は、まずは製作状況、技術、そしてスタッフや俳優からである。
 しかも見開き2頁では、ある程度のあらすじ紹介も必要だから、あとは精々プラスワン情報を加えるくらいしかスペースがない。そこで、本書では、製作状況やスタッフ情報もほとんど切って、主として俳優の演技で語っている。
 ところがわたしはと言えば、剣豪小説が好きで、歴史小説が好き。
 俳優には何の興味もないのである。
 たとえ俳優の殺陣が少々堂に入ってようと、もちろん実在の剣聖には程遠いわけで、満足することなどありえない。(まあ長い殺陣のシーンなら、ごくろうさんやなぁと思ったりするが)
 当然歴史的考証などは、殺陣のシーンより遥かにおざなり、――というか、エンターテインメントやテーマの前には、刺身のつまであるわけで…。

 それでもレンタル屋に装備されている幾つかの作品は、観てみたい気分になった。
 ということは、★×3にすべきかなぁ。

(2016/5/12記)

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