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事件6:「まるこの49番乗客観察」 確かに事件性はないんですが、このダブリンバスに乗る乗客のきめ細やかな描写がすばらしいまるこさんの報告です。 まるこの統計 乗っちゃいました、49番のバス。 毎朝なるべく避けて乗らないようにしている49番のバスに今日はまんまと他のバスが来ないので選択の余地無しに乗りました。 「今日こそ二階には上がらないぞ」っと意気込みながらの乗車。 しかしながら1階はほぼ満席。 またもや二階に上がらなきゃ行けないかと思いきや、ラッキーにもバスの一番前の4人席に少しスペースがあったのでその場所をゲットッ。ヒィヤッホーッ! そもそもこの席4人は座れるっていうの今日は1人のオバちゃんが2人分のスペースを占領しており、まるこが座って計3人でめいいっぱい。 まぁとにかく座れたから安心。 さっそくまるこお得意の人間観察開始!!! いやぁこの手前の席人を観察するには最高っす。 少し体勢を斜めなんかにしたりしながらまるこの人間観察は続く。 やっぱりみんな朝なので眠そうです。 でもここは日本とは違って眠っている人がいません。まぁ、目の上に目を描いているなんているアホなことをしてない限り、みんな目は開いているようです。 そしてたいていの人が(こりゃ風呂場専用のラジオかって言うような)でっかいウォークマンを聴いています。 そしてまるこ、ひとつ気づいたことがありました。 それは人々の服装。 おおげさに言えば3分の2の人たちがスポーツウェアーを着ているのです。 まさかみんな運動会や山の登り(←第一にアイルランドに山はない)に行くんじゃないんだからという感じ。 ほんとうにこの国の方々、ファッションセンスがないです。 それではダブリンの最近のファッションについて簡単に説明しましょう。 典型的なダブリンの女性群の服装:スポーツ ウェア系のズボン、ナイキのスニーカー、Gジャンそしてなぜか髪の毛に水洗便所に飾ってありそうな花をつけている←コレ髪飾りです ダブリン男性群:これまた女性群同様、スポーツ ウェア系のズボン、ナイキのスニーカー、そしてUK又はアイルランドのサッカーチームのオリジナルT-シャツ(←これは結構ばかにできない品物。一枚50ポンドくらいするらしい(日本円で7千円くらい)) しかもそのシーズンごとに変えるというのが彼らのこだわりらしいっす・・・まるこには一生かけても理解できないだろう・・・・・・・・・・。 そして冬はサッカーチームのオリジナルロゴ付きマフラーをしちゃったりして。 まぁとにかく彼らが群れとなって街にいるのがダブリンの現状です。 今度アイルランドに来る方、是非このジャージ軍団の数を数えてみてください。 もはやアイルランドの羊の数より多いいかと思いますが。 そんな感じの今日この頃のまるこです。以上 事件7:「前を見ろ!スケベ坂田」 おいらがドイツ語を学んでいる学校はシティセンターから南へ約1キロほど行ったところ(一時期、ドイツ語の学校に通ってました)。で、おいらの家はシティセンターから北へ6キロほど行ったところ。シティセンターまで歩いてそこから北へ行くバスに乗ることもできるが、ドイツ語を勉強し終わってへとへとのおいらはそんな面倒なことはせずに、いつも、わずか1キロほどの距離ながら、10番のバスでシティセンターへ行き、そこからおいらの家へ向かうバスへ乗りかえる。 で、10番のバスは南のUCD(大学)からLeeson St.、St Stephens Green、シティセンター、Phibsboroを経てPhonix Parkへ至るという考えてみたら、ダブリンバス内でも有数のドル箱路線。日中は8分ごとに(建前上は)運行され、いつも混んでいる。 が、夜の10時頃となると、お客がぐっと少なくなることもあって、15分ごとの控えめな運行。で、いつもおいらの学校の前を10時5分から10分にかけてバスが通過するので、おいらはいつもこれを待っている。
きのうも10番のバスをぼーっと待っていた。10番のバスはバス停から100メートルくらい離れた交差点を左折してやってくる。ところが、一台のバスが右折で(つまり、交差点の逆方向から)やってきた。よく見れば、行き先方向幕も何も書いていないし、お客も誰も乗っていないので回送だろう。…と言うわけで手を挙げることなくバスを見送ろうと思ったら(注:ダブリンバスは乗りたかったら手を挙げる。そうしないと通過しちゃう)なんとそのバス、おいらの前で止まった。バスは空。 おいら:「このバス町に行くの?」 運転手:「いくよー、のりなー」 運転手、年の頃45−50くらいの小太りハゲで、どことなくアホの坂田と谷村新司を無理矢理合成したらこんな男になるだろうという感じ。行き先方向幕をPhonix Park行き10番にして、発車! この男、おいらの100倍落ち着きがない。ドライバーズシートの隣りに座ったおいらに 坂田(運転手):「どっからきたの?」 おいら:「日本」 坂田:「どのくらい住んでるの?」 おいら:「3年」 坂田:「学生さん?仕事?」 おいら:「仕事」 とまあ、話しかけてくる。よく考えたら、世界中のどのバス会社も 「走行中は危険防止の為、運転手には話し掛けないこと」って注意書きがあると思う。ダブリンバスにだってある。運転手の方からくだらないことを話しかけてくるこのアホの坂田って一体…。で、話しかけてくるのはまだいいとしても、このアホの坂田、人の目を見ないと話ができないタイプらしく、前を1秒、おいらの顔を3秒のサイクルで交互に見てバスを運転させるのだ。 おいらは仕方ないから、ドライバーズシートの仕切りのところに片肘をかけ(関口宏がTBS系テレビ番組「クイズ100人に聞きました」で『大手町のサラリーマン100人に聞きました』ってやってた時のポーズ…ってもわかんないか)、運転手と話し始める。 おいら:「このバス変な方から来たけど、臨時か何か?」 坂田:「いやー、UCDまで行けなくて…」 をいをい、と言うことは、何だ?お前、休憩か何かを長く取りすぎて、ターミナルまで行かずに途中から運行を始めたということか?おまえ、おいらの乗ったバス停より手前で寒い中凍えて待っている客の立場はどうなるねん? その後も、各バス停で客を数人づつ拾い上げながら話は続く。 坂田:「でへへ。こっちのナイトクラブについてどう思う?」 …をいをいをい、お前、猥談にニヤけた谷村新司みたいな顔してナイトクラブについて語り始めるな! おいら:「どうしようもないね。(お前みたいなのがさかってるから行きたくもないわ)」(かっこ)内はもちろん心の中でしか言わなかった。 坂田:「そうだろう?でへへへへ。日本のはいいだろ?でさあ、日本のナイトクラブってさ、床が鏡になってるってほんとかい?」 おいら:「(んなこと知らんわと思いつつ)よく知ってるねー」 坂田:「でへへ、モノの本に書いてあってん」 こんな話をしている間にも、運転手はおいらの顔ばかり見て前を見ず、バス停の客を見落としかけて、(バス停を通過した時点で急ブレーキをかけて止まった)そんなこんなでシティセンター着。 …なんだかな、と思いつつ、おいらはおいらの家の前へ行くのバス停へ(ここで話が終わらないとこがさすがはダブリン)。 バスはタイミングよくやってきた。再びおいらはドライバーズシートの隣りへ。バスが動き出したかと思ったところ6才くらいの子供が2階席から降りてきて、運転席へ。そして一言、 「パパー」 …なんで夜の10時過ぎにお前のガキを自分の仕事場に連れてきてるねん!ま、こいつはいい方で、一度、自分のガキを運転席に乗せて、ガキにドアの開閉をやらせていた、クレイマー・クレイマー真っ青の運転手も昔いたなー。 数分後、突然バスがバス停でも信号待ちでもないところで止まる。「なんだろう?」と思ってドライバーズシートを覗いてみると、 「ヘエロォー」 お前、勤務中にケータイで話すんじゃねえ! …とってもダブリンを満喫できたバスでの通学光景でした。 アイルランド人の脳ミソが足りないんじゃないか、いや、もとから入っていないんじゃないか、と思う時がある。昨日のバスの中でもそうだった。
結婚まで秒読みに入ってしまったバカ犬Taroの飼い主KさんとMarcちゃん、この家に昨日お邪魔し、午後10時半頃、彼らの家を出て、シティセンター経由で自宅に帰ろうという時の話。 彼らの家は、BlackrockとDun Laoghaireの間にある。話はそれるけど、Dun Laoghaireっていう地名、知らなきゃ読めないですよね。なぜだかは知りませんが、この地名はアイルランド語表記なのです。読み方は「ダンリアリー」です。ちなみにWalesまで高速船が出ている港町なのです。んで、彼の家の前には7番のバス停。住宅地の真ん中なので、バス停の周りには本当に何もない。 午後10時半ともなると、バスの数はめっきり少なくなる。ましてや土曜日、ますます少ない。20分ほど待つと、ようやくバスがやってきた。すごいスピードで飛ばしてきてる。あれ、おいらがいるのにスピード緩めないな。おいおい。(おいら、手を挙げる)で、バスはバス停から10メートルくらいのところから急ブレーキ。 バスはけたたましい急ブレーキ音と共に、おいらの前をタイヤをロックさせながら通過してゆく。で、バス停から20メートルくらい離れたところにようやく止まった。 …あのー、薄暗いバス停で誰かが立ってたら、それはバスを待ってる人だと気がつかないんでしょうか?おまえ、脳ミソ入ってるか? で、バスに乗る。またこの運転手がよくいる超飛ばし屋で、急発進、急ブレーキ、急ハンドルなんでも来いと言った感じの運転。よくもまあ、こんな二階建てバスを横転させないものだと思う。で、バスはBlackrockへ。ここで乗ってきたのが、おいらより少し若い(22歳前後?)のどこかに出かけるのだかドレスアップを本人はしてるつもりなのだろうけど、とっても品のない女性3人が乗ってくる。で、言うことがすばらしい。 「下りのバスに乗ってて、乗り越ししちゃったのー。乗せてって」 と、3人は運賃を払わずに乗車。こんなことを言うくらいだからまあ、バス停3つか4つのがしたくらいだろうとおいらは考える。で、彼女たちはおいらの真向かいに座りバス中に響き渡る大声でどうしようもない話を始める。…ああ。こうやってバカ話に夢中になって乗り越しちゃったのねん…と納得するが、それにしてもうるさいぞ。 ところが、待てど暮らせど彼女たちはバスから降りない。彼女たちが降りたのは、なんとほぼシティセンターに着いたと言っていいGrand Canal。土地勘のない人に東京の中央線で説明すると、東京駅から御茶ノ水駅に行くのに中央線に乗り、三鷹で乗り越したことに気がついた感じだろうか。 …どうして3人いて誰も気がつかないんだ?おまえら耳掃除の時、脳ミソまでかき出したんじゃないのか? で、急ブレーキと急発進を繰り返し、故障中の信号も何のその、バスは無事にシティセンター着。このバス、O'Connell St のEasonsの前でほぼ全員の客が降りるのだが、そこに着くまでにQuayからO’Connell Stに向かい3車線の道路を右折する。そこの右折レーンで信号待ちをしていると、たばこを吸う、これまたいかにも脳ミソが入ってなさそうな15くらいのガキがやってきて(言うまでもなくスポーツウェア姿) ガキ:「ここで降ろして」 運転手:「…(無視)」 ガキ:「ここで降ろしてくれよ。おれ、Temple Barの方に行くんだから」 運転手:「たばこを消せ」 ガキ:「(たばこを消しながら)だから降ろしてくれよって」 運転手:「ダメ」 ガキ:「なんでダメなんだよー」 運転手:「後ろから車が来てるから」(バスは右折レーンにいます) ガキ:「じゃあ(右折したすぐ先の)橋の上で降ろしてくれよ」 運転手:「…(無視)」 で、信号は青になり、運転手はもちろん橋の上で止まることもなく、バス停まで止まらずに行く(当たり前だわな) …おいガキ、訳のわかんねーこと言ってんじゃねえよ。おまえの頭を叩いたら、多分一番まずそうなスイカの音がするんだろうなあ。 事件9:「客も客なら運転手も同レベル。夜の7番トホホレポ(その2)」 「美人は得」とよく言われますが、おそらくこれは本当だと思います。きのうばか犬TaroをKさんちに返しに行って、その帰り、夜の11時ごろバスでうちに向かっていた時のお話。いつも通り、運転席のすぐとなりの席でぼーっとしていたおいら。ドアのところには In the interested in the safety, doors will not be opened between stops. と書いてある。要するに、安全のためバス停以外のところではドアーは開けません。と書いてあるわけ。 それにしても土曜の夜のとりわけこの時間のバスはうるさい。2階席からは男の叫び声なども聞こえてきて、ほとんど乱痴気騒ぎの宴会状態。車内にもとっても品のないおいらに言わせりゃ金太郎にしか見えないこのくそ寒いのにへそと肩を出した服を着た、香水(たぶんジバンシーだと思った)の匂いをぷんぷんさせたねえちゃんなんかも乗っている。どうも今時間まっすぐ家に帰るのはおいらだけのような感じすらしてくる。 で、このバス、どうも乗車券の発券機が壊れてしまったらしく、運転手がいらいらした顔で機械をガチャガチャやっている。それを信号待ちの時にするとかいうならかわいいが、高速でぶっ飛ばしながらやってくれるのだから恐れ入る。で、発券機が壊れているからあまりお客は乗せたくない様子。いちおう運賃は受け取りつつも、乗車券は発行しないという状況でバスを運行している。 で、いよいよシティセンターに近づいた時、バス停でもない道端から突如、いかにもこれからナイトクラブで男をみつけますよー、という風情のおいらに言わせりゃ品のない姉ちゃん3人がバスに手を振る。どうもタクシーを待っていたがバスが先に来たので乗りたい感じだ。町まですぐなのにとも思うが、たしかにこの時期に方をだしていりゃそりゃ寒いわな。だが、そこはバス停ではない。当然止まるはずはない…と思いきや、バスはタイヤをロックさせんばかりの急ブレーキをかけて止まった。 で、運転手、 「機械が壊れているから運賃はいいよ」 …おいおい、すると君は、バス停からまともに乗ってきた客からは機械が壊れていながらもしっかり金を取り、バス停以外のところで手を振って乗ってきた連中からは金を取らないというのか。 「美人は得」 彼女たちが美人とは到底思わなかったが、そんな言葉をふっと思い出した。運転手は"You are very good."とか言われて、鼻の下を長くしてでれでれしている。…処置無し。 で、この3人、1キロも乗らないで降りてしまった。 …あのー、ちゃんと服を着てればこれくらい歩いても全然平気だと思うのですが…。 …突っ込むのもむなしい。 事件10:123、海へMarino... で、私は確実にテーブルの上に置き忘れたので、残った友人のうちの誰かが持って帰ってくれたのではないか…という淡い期待をかけたのですが、今日確認したところそのような虫のいい話はなく、最後の砦として、パブに帰りがけ行ってみることにした。 このパブの前にはたくさんのバスが走っているのだが、市南部から直接このパブへ行くバスは123番Marino行きのみ。123という番号といい、Marinoという地名といい、どことなく素敵なバスを想像するが、実際はど最悪級のバスルート。いつもMIDIバスで運行されているのでキャパシティが絶対的に足りなくいつも満員(それでもひところはミニバスで運行されていたのでだいぶマシになった)。で、ダブリンでも1-2を争うスラム街Summerhillのど真ん中を通過するというおまけつき。 で、時刻は午後8時30分。15分に一度来るはずのバスがやってきたのは私がバス停に着いてから25分後。かなり混んでいたがかなりの人が降りたので私は乗れた。バスの中では子供が泣いている。すると父親らしき男が "I said shut up!" とダブリン訛りの凄みの効いた声で言ったかと思うと、子供の頭をばちんと殴る。当然の帰結としてさらに火がついたかのように泣く子供。アイルランドの親の愛情を垣間見た気がした。 で、バスはO'connell streetへ。Easonの前のバス停には長蛇の列。当然全員乗れない。今度は運転手がダブリン訛りの凄みの効いた声で、 "Get off! Full! Full! Get off from the step!" 確かに中学一年生でも分かるような単純な英語を話していることは賞賛に値するかもしれない。が、客に対して使う言葉ではないことは議論の余地はないかと。 で、途中のバス停で待つ人々を思い切り無視しつつバスはSummerhillを抜ける。私がこのバスの沿線住人だったら、このエリアを夜ばか面をして歩く勇気はないから、当然いつ来るかわからない次のバスを待つんだろうなあ。…よかった、こんなとこに住んでなくて。 んで、123の終点のすぐ近所にあるパブ(地元の人ならどのパブか分かりますね)に行くが、 「そんなものは知らん」 の一言で終わり。完全に無駄足。 「もっとすごい体験をした!」という人、このページで報告してみませんか?報告は随時募集中。メールにてお送りください。 |