Johns Pass の桟橋
      家に遊びに来たペリカン君
私の住んでいた Treasure Island は、Tampaから車で30〜40分の所にある小さな街で、治安はすごくいい。 女のコ一人で夜に自転車で走っててもO・Kなくらいで、のんびり暮らせたけど、はっきり言ってここには、海しかない。 それもハワイのような賑やかなリゾートビーチではなく、老人とカモメとペリカンしかいない、波さえない静かなビーチのみ。 だから隣町の St.Petersburg に買物に出かけたり、映画を見に行ったりするのには、30分に一本しかないバスに乗っていくしかないのである。 
St.Petersburg 行きのバスは学校から歩いて30分くらいのJohns Passと言う桟橋の所から出ていて、みんな放課後や週末になるとテクテク歩くか、自転車でJohns Passに行き、バスに乗る。 Johns Passはいくつかのお土産物屋さんやレストランが並ぶ、唯一の観光スポットで、クルーズ船もここから出る。

そして、特筆すべきは、ここにはやたらペリカンがいる。 フロリダでは日常的にペリカンが登場するんだけど、(家の庭にもやって来たことがある。)
まるで動物園の猿山みたいに、シーフードレストランの屋根の上にペリカンがいる。 ペリカン山だ。 
ペリカンを動物園でしか見たこと無い私達は、最初すごくびっくりするし、感動するけど、興奮して撮る写真がペリカンだらけになり、やがて反応しなくなる。 スイス人もフランス人もドイツ人も日本人もみんな、同じ過程を経て、フロリダの住人になっていく。
街のあちこちに走る運河には、時々イルカも現れる。 
ペリカンには飽きるけど、イルカには飽きない。
ペリカンに対して差別するつもりはないけど、やっぱりイルカはダントツに可愛い。
自転車で走る道々、ピョンピョン跳ねてるイルカを見つけると、なんだかハッピーな事が起こりそうな気がしてくる。 一度、夜に女のコ何人かでボートに乗せてもらった事があるのだけど、ちょっとづつ運転もさせてもらって楽しんでる時、数頭のイルカがいつのまにかボートについてきて、すごく楽しかった。
夜のまったりした空気の中、暗い海を跳ねて遊ぶイルカ。 その夜はスイス人のダニエラの誕生日の夜で、みんなで笑ったり踊ったり、最高だった。
誰かの誕生日や帰国のお別れパーティーだけでなく、なんとなく毎週末、Johns Passにあるゲータースと言うレストランバーに集まって過ごすのが、学校の友人達との間でいつしか習慣になってしまった。

学校でも毎週、小さなアクティビティがあり、みんなでボウリングに行ったり、ミニゴルフに行ったりした。
時には、単に学校でみんなでレンタルビデオを見るとか、先生の家でトランプ大会とか、アクティビティとは言えないものもあったけど、暇なのでけっこうみんな参加していた。 特に最初の内は、友達を作るためにも参加したほうが絶対楽しいと思う。 慣れてくると、友達同士でレンタカーを借りて、小旅行なんかにも出かけるようになった。 ディズニーワールドのあるオーランドまでも車で飛ばせば1時間半くらいだったので、エプコットセンターやユニバーサルにも遊びに行った。 泊まりがけでケネディースペースセンター&タイフーンラグーン(ディズニーのプール)にも行ったし、近場ではサラソタというリゾートビーチにもドライブに何度か出かけた。

 

学校のみんなとミニゴルフの週末