汗をたっぷりかいたあとはお待ちかねのアカスリである。

 入浴場に入ったわたしたちは、まずシャワーで汗を流し、手術台のようなものに寝転がる。
 あとはまな板の上のサカナのごとくどうにでもして!状態である。
 ブラジャーとショーツという下着だけを身に着けた恰幅のいいおばさんたちが、両手にアカスリ手袋をはめて早速とりかかる。
 それが全然痛くない。
 うつぶせになったり、仰向けになったり・・・身体の隅々までアカスリをしてくれる。
 気持ちよくて、気持ちよくて、本当に痛くない。
 かなりの時間である。全身にオイルを塗り、マッサージ。顔にはキュウリパックを施してくれる。
 シャンプーもまた気持ちよい。どうして、他人に髪を洗ってもらうのって、こんなによいのだろう。
 もちろん、よもぎ蒸しにも入り、出血大サービスである。

 洗い流されるアカの多さにびっくり!

 これはもう1度体験しなければならないなあ。


 お風呂のあとは、指圧。
 わたしはマッサージとか指圧というものにまったく慣れていないので、身体中の筋肉が緊張してしまう。
 おばさんにはさんざん「チカラ、ぬいて〜」と言われた。きっと覚えている日本語の1つなのだ。
 あまりにもしつこく言われるので、隣のYちゃんは笑いを噛み殺していた。


 そして、顔の石膏パック。
 これもまた気持ちいい。石膏が乾くまで、20分くらいかかるらしい。
 ところが口もふさがれるので、おしゃべりもできない。
 わたしとしては、鼻が詰まって窒息死しないかどうかだけ心配した。しかし、しゃべることができないと・・・寝るしかない。しばし、意識を失った。
 やっと石膏がはがされた。
 担当のおばさんが言う。
 「この石膏、記念に持って帰る人もいるのよ〜」
 自分の顔のマスクなんて貰ってどうするのだろう。飾っておくのだろうか。
 デスマスクみたいで怖い。

 わたしたちは、化粧のノリの良さに感動しながら、昼食はそこのレストランで、焼肉を食べることにした。
 本場、石焼きビビンバにも挑戦。
 韓国はおいしいものばかりだなあ。感動。
 それと、必ず出てくるさい箸のように長い鉄の箸と、柄の長いスプーンは韓国特有のものなのか。

 そのあとは店の送迎でロッテ免税店へ向かった。
 買い物三昧。
 どうでもいいけど、送迎バスで一緒だった韓国人の男の子、超かっこよかったなあ。
 一生懸命英語で話し掛けてくるんだけど、何せこっちが英語が分からない。
 わたしたちが戸惑っているのを察したのか、彼は韓国の飴玉をくれた。「コリアン ナイス キャンディ」らしい。
 何の味だか分からなかった(あとで、おこげの味と判明)けど、とてもおいしかった。
 いいひと。いいひと。
 別れるときも「バイバ〜イ」とやたら爽やかだった。

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