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2003.06.29up Vol.4 ”魅惑の皿飯屋さん”
文 *たかこ*
写真*ゆうこ*
私は自他共に認める食いしん坊で、おいしい物を食べている時が幸せ・・・と心底思っています。
旅行の楽しみと言えばやっぱり食べる事!!
旅行中は特別よく食べます。
とりわけヴェトナムはおいしい物がたくさんあると聞いていたので、訪れる前から食べる事が本当に楽しみで”とにかく食べまくるぞ〜”と使命感にも似た強い決意で臨みました。
そして実際、本当によく食べました。
たいして動いてもないのに、よくもそんなに食べれるものだという位に三食必ず食べ、その上、間食もして・・・すっかりヴェトナムの食文化にはまってしまいました。
とりわけ私が感動したのはコムビンザン(皿飯屋さん)で、日本で言うところの、定食屋さんとデリを足したみたいなものですかね〜。
お店を構えて営業している所もあるのかもしれませんが、私が体験したのは屋台でした。
初めての皿飯体験はロコさんと姉と三人でベンタイン市場に買い物行った時の事です。
調度お昼時、市場を出た通りに賑わっている屋台が。
こんもりとお惣菜が盛られている大皿が10〜15種類位、台にずらりと並べられています。
どれもとにかくおいしそうで、私も姉もその皿に目は釘付け!!
しかし、食べているのはヴェトナム人ばかり。
それに、お世辞でも清潔そうとは言えません。
屋台なので蝿もいるし、例え日陰に置かれていても外は暑いし、やっぱり心配。観光客の私達が食べても大丈夫なんだろうか???
でも、やっぱり興味津々。そして何よりおいしそう・・・
そんな複雑な心境の私達を見兼ねてかロコさんが”食べてみたら?”と。
”大丈夫かな?”
”大丈夫よ。私も何度も食べたけど、お腹なんかこわした事ないわよ”と心強い一言。
いつも背中を押してくれるのはロコさん。
その一言で姉と私は顔を見合わせニヤリ。
ホテルに戻らなきゃならないロコさんと別れ、その皿飯屋さんでお昼を食べる事にしました。
先ずはさりげなく様子観察。
並んでいるお惣菜から食べたい物を選ぶと、お皿に盛られたご飯の上に、そのお惣菜をのっけてくれるというシステム。
どうやらスープは頼まなくてもついてくる様だ。
わからないメニューに四苦八苦する事もなく、目で見て決められるのはとても気楽です。
”まあ、とにかく選ぼう”
にしても、食べてみたい物ばかりで大変!!
あれも食べたい。でもこれも・・・と目移りしてしまいます。それがまた楽しいところなのですが。
のせてくれる量も結構多いので、そんなにはたくさん選べないのが辛いところ。
周りの人達のお皿を見ても みんな一、二種類位選んで食べているようでした。
並んでいるお惣菜は、きっとヴェトナムの家庭料理なのでしょう。普段から普通に食卓に並ぶ物のようでした。ちなみにその時食べたものは。
*魚(鱈かな〜)の煮付け
*竹の子の炒め煮
*空茎菜の炒め煮
*トマトのスープ
で、値段は24000vd(約¥190)
味付けは少し濃い目でしたが、どれも本当においしくて、かなりの量にもかかわらず2人ともペロリと完食。
下手なレストランより余程おいしいし、色々な種類を食べれるのに驚く程安い。
勿論、お腹もこわしたりしませんでした。
一度、経験してしまったら、良くも悪くも、あっという間に調子付いてしまうのが私達姉妹。
翌日もduduのすぐ近くの皿飯屋さんに行ってみました。
そこでは
*煮玉子
*唐辛子の肉詰め
*厚揚げの肉詰め
*煮たチキン
*にらのスープ
を食べました。値段は20000vd(¥160)
こちらの皿飯屋さんも物凄くおいしくて、その上、前日の店より少し安くて満足!!やはりレタントンst.の方が落ち着いているので、私はこちらの皿飯屋さんの方が好きです。
後日、ロコさんがduduのすぐ近くのbutterfly26というブティック兼、雑貨屋さん(とても趣味の良いお店で、大切な方へのお土産を買ったり、自分のとっておきの物を選ぶのにお勧めです。)に連れていってくれ、そこの日本人オーナーの女性とお話しする機会がありました。彼女はもうヴェトナムに10年位住んでいるそうで、色々な面白いお話をきかせてくれました。その時にたまたま皿飯屋さんの話題になり
”10000vd位で食べれますからね”と彼女。
”えぇ!!”と私達は思わず絶句。
私達の値段は倍じゃないのさ!!
姉の目も三角になっています。
”ボラれた。やっぱり観光客だと思ってバカにして!!悔しい。”などとわめき立てていると彼女が
”ところで、何を頼みました?”
私達が食べた物をいちいち話して聞かせると
”そんなにたくさん頼んでたら、その位の値段になりますよ。だってみんなそんなに頼みませんからね〜”
と一笑されてしまいました。
そういえば、みんな一つか二つ位のお惣菜でご飯を食べていました。あんなにご飯が見えなくなる程欲張りに、色々頼んでいたのは私達くらいのものでした。
まったく恥ずかしい。自分たちの食いしん坊を棚に挙げて・・・でも、それを聞いてすっきり。ボラれてなかった事を知り、益々、皿飯屋さんが好きになりました。
二度目にヴェトナムを訪れた時はテト(お正月)だった為、休業している皿飯屋さんが多く、食べる事ができず非常に残念でした。
この魅惑の皿飯屋さんを知ってしまって以来、日本にも食いしん坊のお腹と心を満たしてくれる、こんな良心的で安くておいしい皿飯屋さんがあればと多々思う日々なのです。

(つづく)
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