日本の民謡との比較

 日本の民謡の中にも、これと似たような話がある。それは、「三本の矢」と言う話だ。話のあらすじとしては、
1.お殿様が病気になる。時は戦国時代隣国は乱れている。
2.この殿様には3人の息子がいた。
3.父が死んだ跡息子たちは誰が次のお殿様になるかで、もめる。
4.お殿様の寝室に3人の息子たちを呼ぶ。そこで息子に矢を折らせる。
5.一本ではいとも簡単に折れてしまう。
6.二本でもさっきより力を使うが弓は折れてしまう。
7.弓を三本束ねるとしなりはするが決して折れる事がない。
8.この事を通おして、御殿様は3人で協力してこの国を治めることを息子たちに教える。
9.この国は栄え、皆平和に暮らすことができました。
10.終わり。

 この話と先程読まれたの中国の民謡を比較してみると、驚くべき共通点がある。それは、
1.主人公が3兄弟である。
2.この三人は協力しなければならない。
3.この3人協力しなければ滅びてしまう。
 「3人集えばば文殊の知恵」と言うように、この3と言う数字には不思議な共通点がある。これの話を韓国の留学生に話したところ、同じような話が韓国にもあると言うことだ。
 時間の関係上今はここまでしか調べられなかったが、このルーツ調べてゆく事で、3つの国の思想の共通性に触れられるのではないだろうか?また発生した時間伝播の様子などを調べてみるのも面白いと思う。
 話は戻るが、保安族の話では協力しない3人の兄弟は、死んでしまう。日本の昔話では主人公が死ぬことはまずない。これも思想の違いから来るものではないのだろうか?
 この質問をW科の鈴木研二先生に聞いてみたところ、まったく違う場所で同じような話が作られることは、よくあるらしい。そしてそれは人間の意識していない部分、つまり人々の深層心理のなかからできるのだ!とも先生はおっしゃっていた。

 つづく 

私の文化交流

トップへ戻る