『アンコール5日間徒然日記』2001年5月27日記

第1号
 1日目の1――バンコク経由でシェムリアップに出発!
                       その1 の巻
2000年7月30日 発行

 
 
成田へ

 午前5時10分起床。外はくもり。
 昨夜は友人の結婚式の2次会に出ていたため、まだ身体に酒が残っているせいか身体がむくんでいておまけに眠い。

 しかも、しまったっ! 今日は5時半には家を出るんだったっ!
 荷物の準備はできているので、急いで着替える。

 今回はひさびさに現地の状況がよくわからない国に行く。足りないものがあった場合、現地調達はむずかしいかもしれない。
 忘れ物がないかどうか、ちょっとドキドキする。

 5時半過ぎ。どうにか自宅を出る。45分には駅着。電車に乗る。
 座れたのでまあよかったが、まだ酒で身体がむくんでいる。うう、つらい。

 7時半過ぎ、成田着。マダムと合流。
 11時発の飛行機に乗るのになぜこんな早い時間に空港にきたかといえば、すべては何事にも用心深い&免税店でのショッピングを楽しみたいマダムのご希望だからである。

 ちなみに、今回の旅行における旅費の一部&現地でのすべての会計はマダム持ちである。
 ちはる、まったく文句なし(当然)。

 そして成田に着いたそうそう、わたしのケータイが鳴った。自宅の家族からだ。TVの前にキー・ホルダーがついた小さな鍵が落ちているけど、と言う。

 はっとしていつもキー・ホルダーを下げている腰に手をやる。
 しまった。スーツ・ケースの鍵、家に忘れてきちゃったっ!
 ひー、やっぱり今朝はゆんべの酒が残っていてぼーっとしてたっ!

 しかし、備えあれば憂いなし。もちろん予備の鍵が手元にある。
 よってまったく問題なし。
 だが、旅の初っ端からこれである。大丈夫か? わたし。

 まだかなり時刻が早かったがチェック・インする。

 現在成田では、ツアー客はまず旅行会社のカウンターで航空券を受け取ってから、それぞれの航空会社のカウンターで搭乗券を発券してもらんだそうな。
 ふうん、昔とは制度が変わったんだな。

 まず旅行会社のカウンターに行く。そしてあれこれと説明される。
 というのも、今回の飛行機は目的地までの直行便ではないからだ。

 アンコール・ワット[Angkor Wat]のある町、シェムリアップ[Siem Reap]に行くにはいくつかルートがあるのだが、わたしたちの利用するツアーではタイのバンコク[Bangkok]でトランジット(乗り継ぎ)して入ることになっている。

 そのトランジットは案内をしてくれる係の人が現地空港におらず、わたしたちは自力でやらなくてはいけないので、旅行会社の人も心配してくれているのだろう。
 しかし、係の人はいきなりタイのEDカード(出入国カード)をくれた。
 おいおい、タイは経由地で入国しないって。
※Attention! うっかり入国すると、空港税を払わなくてはいけない事態におちいることがあります。ご注意)

 どうも、カンボジアのEDカードは日本では手に入らないらしい。それで混乱が生じたようだ。

 「搭乗券をもらったら、もう一度ここへ戻ってきてください」と言われる。
 それじゃあまあ、とJALのカウンターへ。

 まだ朝早いせいか、JALのカウンターは列はできていたがそんなに混雑はしていなかった。
 航空券とパスポートを出してしばらくすると、「カンボジアのビザは現地の空港で取得されるんですね?」と係の人に言われる。

 え? ビザはもうとってあるよ。

 そう係の人に告げてビザのページを見せると、ああ、ホントだ、という顔をされた。そして「少々お待ちください」と言ってどこかに行ってしまった。

 なんだろう? なんか書類が足りなかったのかな?

 そもそも、わたしが見たガイドブックには「カンボジアに行くにはあらかじめ日本でビザを取得しておかなければいけない」と書いてあったぞ。
 シェムリアップでビザを申請するとはどういうことだ?
※Attention! 後述しますが、ビザはシェムリアップ空港に到着したら、その場で簡単にとれます)

 係の人が戻ってくる。どうやら何も問題はなかったらしい。
 荷物も経由地で勝手に乗り継ぎ便に積み替えてくれるそうな。荷物のことは心配のひとつだったので、とりあえず安心。

 タイのバンコクまでは、行きは片道6時間かかる。
 フランスの時と同様、出入りに気をつかわなくていいように、座席は真ん中4列の端っこ2席を希望する。

 こうして無事搭乗券Get。
 旅行会社のカウンターでもう一度乗り継ぎの際の注意事項を聞く。
 けっこう詳しく説明してくれるが、ドン・ムアン空港[Don Muang](正式にはバンコク国際空港)内の地図をくれるとかはなかったので、場所がはっきりわからないから不安が残る。
 まあ、乗り継ぎ時間が2時間以上あるから大丈夫だろ、とは思うけど。

 バンコク[Bangkok]へ

 前々回のフランスではめちゃくちゃ手荷物検査場や出国審査場が混んでいた。大事をとって早めに出国手続きをすませる。
 そしたら、今回は拍子抜けするほど早く終わってしまった。
 とりあえずコーヒーで一服するためにカフェへ。

 カフェの窓から外を見ると雨が降っている。来る途中も、電車の窓から見える風景は雨が降ったりやんだりしていた。
 そして現在カンボジアは雨季。むこうでも絶対雨に降られるんだろうな。面倒くさいから傘は持ってこなかったけど。

成田空港のカフェ
成田空港のカフェで

 免税店をぐるりとまわったあと、10時15分頃E70のゲートへ。フロアはけっこう人で混んでいる。

 10時半、ゲートに人が並び、次々とバスで飛行機へ移動。わたしは10時38分頃席に落ち着いた。

 タイに行くのか、カンボジアに行くのか、まわりは添乗員付きのツアーのおっちゃんだらけ。おまけに何か臭うぞ・・・一抹の不安。

 11時をだいぶ過ぎたが、飛行機が動き出す気配はまったくなし。
 「もうしばらくお待ちください」というような機内アナウンスが流れたとたん、ツアーのおっちゃんのひとりが「早く飛べー!」と叫んだ。周囲は失笑。

 11時30分、ようやく機体が動き始めた。バンコクまでは5時間50分かかります、とアナウンスがあった。

 成田上空の天気が悪かったせいか、離陸直後から機体はがんがん揺れた。
 もともとわたしは飛行機酔いする性質なので、あっという間に酔った。気持ち悪い。
 ドリンク・サービスで冷たいものを飲んだら、かなり持ち直した。

 そして、いつもなら1回しかまわってこないドリンク・サービスがもう1度まわってきた。

 そーいや、JALはエコノミー・クラス症候群対策のために、長距離便ではミネラル・ウォーターのペットボトルを配ってる、と聞いたような気がしたが、この飛行機ではなかったな(バンコクは中距離?)。
 2度まわってきたのはペットボトルの代わりなんだろか?

ドリンクサービス
気分が悪いので、さすがにソフト・ドリンク

 その後まわってきた昼食はメインディッシュがチキンorシーフード。
 シーフードの方はシーフードニューバーグという、何やようわからんものだったのでパス。チキンの鶏きじ焼き丼を所望。慣れている味なので美味。

 その他にはスモーク・サーモンやポテトサラダなど。そばやパンもある。やたらと穀物の多い食事だった。

鶏きじ焼き丼
機内食

 食べ終わると現地時間(タイもカンボジアも日本とは2時間差)で12時。
 1時半頃からはスクリーンでサンドラ・ブロック[Sandra Bullock]主演のデンジャラス・ビューティー[DANGEROUS BEAUTY]の上映が始まった。わたしの席からはスクリーンが遠いので、疲れるから見ない。それに眠い。

 2時半頃、また飛行機がすごくゆれだした。ちょっと怖い(←親に「飛行機は落ちる」とクドいほど言われて育った人)。

 飛行機は、当初の予定なら3時15分にバンコクに到着予定だから、そろそろ到着前のおやつが出るはず。
 だが、こんなにゆれてちゃそれもままならない。

 3時15分、ようやく飛行機のゆれがおさまり、茶菓が配られた。小さなクッキーと飲み物。国内線並みの軽さ。

おやつ
おやつ

 3時半、飛行機はかなり高度を下げている。
 そして外を見たら緑の田園が広がっていた。

 天気はよくないようだが、バンコクだ。うわー、ひさしぶり。
 以前にきたのは1995年だったと思うから6年ぶりか。

 バンコクの中心部には、スカイ・トレインなんていうモノレールみたいなのができたと聞くし。
 6年前とはだいぶ変わったんだろうな。

 もっとも、わたしたちにとってバンコクは単なる経由地なので、町にでることはない。

 アンコール・ワットに行くツアーは、けっこうバンコク観光がついているものも多かったのだが、今回わたしたちはアンコール・ワット観光に重点をおきたかったので、バンコク観光はついていないツアーをわざわざ選んだ。

 まあ、わたしはバンコクには借りがある。いずれまた日を改めて来よう。
※Attention! 「借り」の内容に興味のある方は『上海6日間★徒然日記』3日目の2をどうぞ。ただし、1995年当時のお話です)

 3時40分、飛行機は何事もなくドン・ムアン空港の滑走路に着陸。

 さて、まずは第1チェックポイントに到着、というところである。

おわり

 

  今回のアンコールMEMO 
 
カンボジア基本情報

 「今回のアンコールMEMO」は、ちはるがたまたまその時思い付いた事柄について、ちょっとだけ説明するコーナーです(たまに、異常に長いこともあります 笑)。
 で、今回の内容はまずカンボジアの基本情報です。

 ちはるのお友達で「ヒロの 世界のどこかへ○泊○日」を発行しているヒロさんが、新しい町を紹介する時、こういう基本情報コーナーみたいなのを設けてらっしゃるんですね。
 とってもわかりやすくて、その国を理解するのに役に立っていいな、と思ったので真似してみました。

 簡単ですが、みなさまもどうぞご参考に。 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

正式名称:カンボジア王国

首都:プノンペン

位置:西〜北西はタイ、東〜南東でベトナム、北はラオスに接している。
    南西でシャム湾に面しているが、海岸線は短い。

面積:18.1万平方km(日本の約半分弱)

人口:約1,140万人前後(98年3月)(日本の1割以下)

民族:90%以上がクメール人。それに中国系、ベトナム系など。

宗教:ほとんどが仏教(上座部仏教:いわゆる小乗仏教)

言語:公用語はクメール語。ホテルやレストランでは英語、フランス語
      もOK。

時差:日本より2時間遅い

通貨:通貨単位はリエル(RIERU)
    わたしが行った時は、1USドル(=120円)=4000リエ
    ルくらいだった。
    ちなみに、外国人向けのレストランだと500mlのミネラル・
    ウォーターが1USドル。
    でも、やっすい(安い)ゲストハウスは1泊3〜6USドル。
    どこに物価の基準をおけばいいかわからん・・・

気候:熱帯モンスーン気候。雨季(5〜11月) 乾季(12〜4月)
    12月から1月が最も涼く、最も暑い月は4月で、気温は38度
    まで上がる。最近の日本もこれくらいまで気温、上がりますね。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

参考
・外務省ホームページ(各国・地域情報)
・カンボジア政府観光局

※なお、前作より以前は「今回のおこづかい帳」というコーナーがありましたが、今回ちはるが現地で使ったお金はたったの$3!(約360円)程度なので、本作では「今回のおこづかい帳」はありません。っていうか作れません(^ ^;)。
 

  編集後記 

 
 はい、成田出国リポートでした。

 成田でいきなりタイのEDカードを渡された時には、「わたしたちは無事にカンボジアまでたどりつけるのだろうか?」と心配になりました。
 ガイドブックにも、あんまりバンコク乗り継ぎの詳しい説明とかなくて、ホント心配だったんですよね〜、わたしたち。

 では、乗り継ぎの詳細は次号にて。

 それではまた次号でお会いしましょう。
 


1日目の1――バンコク経由でシェムリアップに出発! その1 の巻
1日目の2――バンコク経由でシェムリアップに出発! その2 の巻
1日目の3――ソーハツキに乗ってシェムリアップ到着 の巻
1日目の4――ついにカンボジアへ入国 の巻
1日目の5――シェムリアップの夜 の巻
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