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| フォーレ作曲 《レクイエム》 op.48 |
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| ●フォーレ 「レクイエム」 ルチア・ポップ(ソプラノ)/サイモン・エステス(バリトン) ライプツィヒ放送合唱団 ドレスデン・シュターツカペルレ サー・コリン・デイヴイス指揮 フィリップス 412 7430-2 |
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| ●フォーレ 「レクイエム」 ●フォーレ 「パヴァーヌ」 ●シャルル・ケクラン 「フォーレの名によるコラール」 ●フローラン・シュミット 「フォーレの名によるスケルツォ」 ●モーリス・ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」 シルヴイァ・マクネアー(ソプラノ)/トマス・アレン(バリトン) アカデミー・アンド・コーラス・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ サー・ネヴィル・マリナー指揮 フィリップス PHCP-21049 |
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| ●フォーレ 「レクイエム」 ●フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」 ●フォーレ 「パヴァーヌ」(管弦楽と合唱のための) キリテ・カナワ(ソプラノ)/シェリル・ミルンズ(バリトン) モントリオール交響楽団、合唱団 シャルル・デュトワ指揮 ポリドール LONDON POCL-5105 |
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| ●フォーレ 「レクイエム」(オリジナル版;第2版) ●サン=サーンス 「夜の静けさ」 「花々と木々」 ●フォーレ 「マドリガル」(4声のための) ●サン=サーンス 「並木道の足跡」 ●ドビュッシー シャルル・ドルレアンによる3つの歌」(無伴奏混声合唱のための) ●ラヴェル 「3つの歌」(無伴奏混声合唱のための) ●フォーレ 「魔神たち」(4声の合唱とピアノのための) キャサリン・ボット(ソプラノ)/ジル・カシュマイユ(バリトン) モンテヴェルディ合唱団 オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク(オリジナル楽器使用) ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 フィリップス PHCP-20218 |
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| <CD1>> ●フォーレ 「レクイエム」 ●フォーレ 「ラシーヌの雅歌」 ●フォーレ 「小ミサ曲」 ●フォーレ 「パヴァーヌ」 <CD2>> ●デュリュフレ 「レクイエム」 ●デュリュフレ 「前奏曲、アダージョと「来れ造れり手なる聖霊」によるコラール変奏曲 ●デュリュフレ 「オルガン組曲」 ドゥニ・ティリエ(ボーイソプラノ) ベルナルト・クルイセン(バリトン) フィリップ・カイヤール合唱団 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 ルイ・フレモー指揮 他 ERATO WPCS-4639/40 |
ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)は、フランスの作曲家。フランクとドビュッシーの間に位置する人で、フランス印象主義の音楽の基礎を作ったといわれている。
南フランスに生まれ、ニデルメイエール古典宗教音楽学校で、古い教会音楽を身につけたといい、その後サン=サーンスにピアノを師事。やがて、パリのマドレーヌ教会の主席オルガン奏者、そしてパリ国立高等音楽院作曲法教授となり、やがては院長に就任する。
フォーレというと、フランス歌曲やノクターンのイメージがあるが、こうした宗教音楽の作品も多いのであった。
この《レクイエム》は、19世紀に書かれた宗教音楽では屈指の名作といわれている。3つの版があり、普段演奏されるのは第3版。
曲の構成は、《イントロイト(入祭文)とキリエ》《オッフェルトリウム(奉献唱)》《サンクトゥス(聖なるかな)》《ピエ・イエズ(ああ、イエスよ)》《アニュス・デイ(神の子羊)》《リベラ・メ(われを許し給え)》《イン・パラディスム(楽園にて)》の7曲からなる。通常聴かれるものと若干異なり、劇的な《ディエス・イレ》を欠き、安息を願う《イン・パラディスム》を置くなどの特徴がある。
父の死を悼むために作られたと言われているがすぐには手を着けず、1887年の母の死が拍車をかけて書かれ、1888年に初演された。
第1曲《イントロイト(入祭文)とキリエ》
静かな混声合唱の「レクイエム・エテルナム…」が印象的。テノールパートのメロディも忘れられない旋律。トゥッティの後、コーラスのユニゾン「キリエ・キリエ・キリエ・エレイゾン…」がテノールパートの旋律を繰り返し、やがてpppで消えていく。
第2曲《オッフェルトリウム(奉献唱)》
アルトとテノールの「オ ドミネ イエズ クリステ…」に始まり、中間部はバリトンの独唱「ホスティアス…」が歌われる。やがて全合唱になって、最後は「アーメン」でしめくくられる。
第3曲《サンクトゥス(聖なるかな)》
弦とハープの伴奏にのってソプラノの「サンクトゥス サンクトゥス」と、男声合唱がユニゾンで掛け合うように歌い、盛り上げていく。「ホザンナ…」でラッパも登場してクライマックスとなり、静かに「聖なるかな(サンクトゥス)…」と終わる。
第4曲《ピエ・イエズ(ああイエスよ)》
ソプラノ独唱。オルガンに弦の加わった静かな伴奏で、印象的な旋律を歌い上げる。
第5曲《アニュス・デイ(神の子羊)》
テノールパートの「アニュス・デイ…」に始まり、徐々に音量を上げると、第1曲目の冒頭「レクイエム・エテルナ…」に帰り、再びバイオリンのメロディで曲を閉じる。
第6曲《リベラ・メ(われを許し給え)》
「リベラ・メ ドミネ…」というバリトン独唱からスタートする。やがてこのレクイエム中最も激しい、ラッパのファンファーレが聞こえると、やがて全パートユニゾンの「リベラ・メ ドミネ…」を繰り返し終わる。
第7曲《イン・パラディスム(楽園にて)》
出棺の時に歌われるものであるが、透明感のあるソプラノパートの印象的なメロディが死者の安息を願う。最後の全合唱「エテルナ ハベアス レクイエム」の静かな祈りの歌は、静かにそして感動を持って全曲を閉じる。
アマチュア合唱団に所属していたとき、たまたまこの曲を歌う機会がありました。それまで「レクイエム」と名の付くものを歌ったことがなかった上に、初めてのラテン語のテキスト…。
そして、たまたま松本市の音楽文化ホールに出来たパイプオルガンの伴奏で、全曲歌う機会があり、オルガンの重厚な響きに、透明感のあるハーモニーのコーラスが、どんな感じに響くのかな?と楽しみに演奏会にのぞんだ思い出があります。
しかし、こんな素敵な曲を知らなかったら、人生もったいないと思うほどの名曲だと思います。
キリスト教の知識もほとんどないのですが、何だか荘厳な、そして癒されるような、心安らぐ音楽です。
古い教会音楽を学んだフォーレですが、ところどころハッとするような和音が見え隠れします。
第1曲目の冒頭の突き上げるようなD音、そして静かに歌われる「レクイエム・エテルナ…」、ドキッとします。
第4曲目の《ピエ・イエズ》は自分が女性だったら歌ってみたい曲です。
終曲の《イン・パラディスム》は、特にお気に入りです。静かに「エテルナ ハベアス レクイエム」で終わるのですが、コーラスの練習でも、これを歌って終わりになりますので、これを聴くと夜の松本の街!といった思い出にひたりそうになります。
わたくしたちが手に入れやすいのはフルオーケストラの第3版ですが、やや小編成の第2版もガーディナー盤で聴くことができます。
ちなみにフォーレのレクイエムをモデルにしたという、M.デュリュフレのレクイエムも合わせて聴くと面白いです。<2003.1.1>