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香 港 歴 史 博 物 館
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香港歴史博物館は、2001年4月に移転してオープンしたばかり。ホテルから近いので、歩いて見に行きました。よく分からないけど、その日無料日だったらしい。そのせいなのか、大型バス数台で、大勢の老人達が見学に来ていました。老人達はバスごとに違う色の帽子を被り、大河のように現れては我々を追い越していきます。一団去ったと思うと、また一団。スタスタと歩く速さは、彼らの強靱な足腰を物語っています。
中には民俗の展示を指さして、我々に話しかける人もいました。言葉は分からないけど、雰囲気から察するに、「私ら、若い時はこんなんやったわ」と言ってるらしい。「住まいのミュージアム」でもそういう、話しかけ婆さんがいますよね。
一口にいうと、今どきの博物館です。すなわち名品を並べるスタイルではなく、本物の他に、映像、 模型、実物大の街並みなど多彩な手法で、畳みかけるように展開する。

展示室も古代では墳墓の玄室のような壁にするなど、工夫されてます。 第1室に「自然」の展示があるところなど、琵琶湖博物館を彷彿とさせる。 意外にも先史時代が豊富で、中世が少なかった。
←街並み模型。近代。場所は忘れた
実物大の街並み。薬屋さん→
←実物大の電車
電車には世界中の人が
ノスタルジーを感じるらしい。
街や、農家や、ジャンクの暮らしを再現。やや暗めの展示で実感を出している。 おかげで、ストロボを使わなかったデジカメ写真は、ほとんど失敗だった。 撮ったあと、デジカメのモニターで確認しても駄目ですね。暗いところで見ると、画面が小さいこともあり、きれいに撮れたように、見えてしまいます。 上の電車の写真と、下のジャンクの写真は、パンフレットからの複写です。
←香港の原風景。実物大のジャンク
この写真は、実際の展示より、さらに数段うまくダマしている。
遠景はもちろん、写真パネルです。
こんな調子で、香港の人には懐かしい風景が目白押しのようだった。狭い香港、古いものはどんどん壊されていく。 街も、港も、人々の思い出も、この博物館に放り込まれていた。 老人の大群の理由はこのあたりにあるのかも。
ちなみに日本の占領時代に関する展示もありましたが、意外にあっさりとした扱いでした。あるいは日本からの観光客を意識しているのかもしれない。逆に、中国返還以降のコーナーが華々しく作られていました。時間の関係で、最後は駆け足になってしまいましたが。