飛騨高山編
| 3、4月の新入社員研修の準備に忙しい2月、1月から予定を立てていた一人旅に出かけてしまった。目指したのは、岐阜県の飛騨高山。温泉だの、おいしい郷土料理だの、いろいろ楽しんでストレスを発散させようと思ったのだ。だって、少しぐらい息抜きしないと、新入社員研修を乗り越えられないもんねーっ(わがまま)。 一人旅を始めてから初めて『東海道新幹線』を使った。早くに出発しないと、最初の宿泊地『新平湯温泉』にはチェックインの17:00には着けない、と思った私は朝食抜きで東京へ。新幹線ホームで東京駅の駅弁『深川めし弁当』を購入、車内で食べることにした。蓋を開けてみると、ドジョウにアナゴ、そして(私の嫌いな)アサリがけっこう入っていた。 平日のため、周りの座席は背広姿の人で一杯だったが、「こっちは、旅を満喫しているんだいっ。」と一人、旅の世界を満喫(後から、商談についての話しをしていたのが気にはなったが)。 名古屋に到着。しかしここは高山に行く乗換駅で、ここから特急『ひだ』に乗換え、高山へと向かうのだ。 |
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| そして、ここでは昼食として(さっき、朝食食べたばかりやないか!)、駅弁をいただく。もちろん車内で食べたのだが、電車の揺れがひどく、落ち着いて食べることはできなかった。一口入れるたびに大きく揺れ、もう一口入れてもまた揺れて。乗り物酔いする人は、けっこうしんどいかもしれない(最初の時点で、少し酔った・・・)。 この特急の座席は、D席側を予約しておいたほうがいいでしょう。D席側のほうが、いい景色を見ることが出来るから。予約の際には、ぜひD席をお勧めします。それと、車掌と売り子さん(というのか?)の接客が良かった(少しは見習えよ、東海道新幹線の車掌と売り子さん!)。 さて、特急が進むにつれて、残雪の量が増えていき、『下呂』を過ぎたあたりから、辺り一面銀世界。晴れていることもあって、外がまぶしくてまぶしくて。けど、景色の為に日よけを下ろすのを我慢しました(笑)。 |
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| ついに特急の終点『高山』駅に到着。かなり寒いかなと思ったら、それほどでもなかった。市街地だからかもしれないが、雪も思ったほど残ってなかった。 「たしか、バスの時間まで1時間ほどあったな」と思った私は、歩いて5、6分ほどにある『飛騨国分寺』を訪れた。 |
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| 何でも746年(天平18)に建立されたものらしい。その境内には、大イチョウがあり、その樹齢は1200年! だけど大イチョウは昔、飛騨の匠が娘の知恵を借りて七重塔(境内にある、今の三重塔)を完成させたのだが、それを世間に知られるのを恐れた匠が娘を殺害し、その上に植えられたものだそうだ。なんともはや、恐ろしいこって。 駅前に戻り、近くの『高山濃飛バスセンター(BC)』へと向かう。そこで、目的地の『一宝水』バス停までの切符を買おうとしたとき、時刻表を見て驚いた。乗ろうとしていたバスは目的地の直前で経由が異なり、私が乗りたいものは、すでに出発してしまっていたのだ。仕方なく、分岐するバス停『クマ牧場前』で下車することにした。 バスは『高山濃飛BC』を出発、一路『クマ牧場前』を目指した。その間、2、3のスキー場が見えた。そのたびに、「あーっ、スキーがしてえーっ!!」と、心の中で叫んだ。来年こそは、一人旅でスキーに行ってやる!! 『クマ牧場前』に到着。・・・寒い。私は、そこから宿まで歩くことにしたのだが、歩道がない。車道のすそをこそこそと歩いていった。このあたりの景色は、こんな感じ。 |
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| そして5時ちょっと前に、一泊目の宿『ホテル上宝』に到着。玄関前に団体さんの名前の横に、でっかく私の苗字。ちょっと恥ずかしかった。 1階の部屋に通され、そこでほっと一息。6時半に夕食を頼んだので、小宴会場へ。そこには、飛騨の郷土料理の『朴葉みそ』、『飛騨牛』があり、そのほかに山菜のてんぷら、刺身などが並べられていた。そして私は、一人旅のイベントである地酒を頼んだ。だけど、寒いからか熱燗がきた。私としては、冷のほうが飲みやすかったのだが。しかしその分、料理でとても満足できた。 お風呂は、団体さんが宴会をやっている間に、ひとり貸し切り状態を楽しんだ。もちろん、露天風呂付。最初は内湯、そして露天風呂へ。 「寒いっ!」(そりゃ、そうだ。雪、降ってんだもん)。 しかし、雪見をしながらの露天風呂、これもまた格別だった。このシチュエーションでの入浴は、帰ってからも鮮明に覚えている。冬の露天風呂は、雪見に限る。私は、翌日の早朝も、この露天風呂を楽しんだ。 |
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| 2日目、宿を少し早く出た私は、バスで『高山濃飛BC』に戻った。時計の針を見ると、11:00.もう、お昼かい(バス所要時間1時間30分ほど)。 私は、『高山濃飛BC』からバスで『飛騨民俗村(飛騨の里)』へ。 |
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| ここでは、飛騨の各地から移築・復元した民家など、約30余りが建てられている。早速、一つ一つの民家を拝見。拝見する途中の道で、私は何回転んだであろうか。雪ではなく、ほとんどアイスバーン状態。つるつる滑って、危ないったらありゃしない。坂を下るときは最悪で、一回ケツで滑り下りました(情けない)。 やっとのことで全部の家屋を見て回った私が、次の場所へ行こうと下り坂を下っていたとき、前を歩いていた女性(ガイドかなあ)がチラチラとこっちを見ていた。私、怪しい人に見えたのかなあ・・・。 そんなことはともかく、『飛騨民俗村(飛騨の里)』から歩いて5分、『飛騨高山美術館』へ。飛騨高山には何の関係もないのだが、ガラス芸術の類が展示されている。私も、高山とは関係ないと知りつつ、いつものくせで立寄る。けど、たまには芸術品を見るのも、いい刺激になる。 そして、また歩いて15分か20分、『高山陣屋』に到着。 |
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全国に唯一現存する郡代・代官所だそうで、建物の中や蔵などが見学できる。かなり広いと感じたが、同じに足元が寒かった。なにせ小雪が降っている天気だからしょうがない。だけど土足厳禁だから、靴下で歩く。冬の建物内見学は、少し考えものかな?
そして本町通りを通って、お昼にしようと『手打ちそば寿美久』へ。そこで赤だし味噌風味の『田舎そば』1350円をいただく。寒い季節には、かなりおすすめな一品。この一品だけでも体はホカホカ。 昼食後、『寿美久』の近くにある『音羽屋』に立ち寄る。ここは、飛騨の駄菓子が店内狭しと並んでいる老舗で、なんと天皇皇后が必ず立ち寄る場所だという。色とりどりの素朴な菓子があり、瓶入りの金平糖や明治時代のアンパンなどを購入。このお店の定番『かたりべ』は、麦粉を水で練って糖蜜でまぶしたもの。 本町通りを歩いて15分、『飛騨高山春慶会館』に到着。この辺りの塗りの『春慶塗』の資料館。塗りの技法、特色をパネルや本物の道具を使ってわかりやすく解説している。お盆や家具などの代表的な作品は、約1000点が江戸から昭和まで時代を追って展示されている。 最初に書けば良かったが、至る所に『みたらしだんご』の屋台が立っている。私もここで、1本買って食べながら高山を散策した。1本60円で、風味が良く、もっちりとしている。場所によっては、だんごのほかに『飛騨牛の串焼き』も売っている。 二日目の宿は、『旅館白雲』。女将さんの接客は、かなり好印象だった。部屋から見える高山市街の眺めは最高だった。 |
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そこで、写真を撮ろうとシャッターを切った瞬間、「・・・ウィーーン」、フィルムの巻上げが始まってしまったのだ。10枚ほどフィルムが余っていたのに…。上の一枚は、奇跡的に撮れていたといっていい。
この宿では、飛騨牛をいただくことができた。日本酒もおいしく、300ml瓶を空けてしまったほどだ。 そして食後はお風呂へ。そこで今までに無いお風呂にびっくりした。ここのお風呂のお湯、青いのだ。なんでも天然鉱物が含まれているのだとか。一瞬、「バスクリンでも入れたんちゃうか?」と思ってしまった。 |
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さて、旅もいよいよ最終日。『宮川朝市』を訪れる。
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鍛冶橋から弥生橋までの宮川東岸沿いに立つ朝市で、春〜秋にはかなりの数の店が軒を並べるそうだ。今回は冬だったため30店ほどしかなかったが、そこで高山名物の一つ『さるぼぼ』を購入。一種のお守り(魔よけ)で、縁結びや子宝安産、病気や事故が去るという効能があるそうだ。
そしてもう一つ朝市があるというので、以前訪れた『高山陣屋』に赴く。そこでは『陣屋前朝市』が開かれていた。 |
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『宮川朝市』に比べると店数は少ないが、土、日にはかなりの人だかりになるとか。そして、ここには『自家栽培の品だけしか売ってはいけない』という暗黙のルールがあるという。『宮川朝市』が工芸・民芸品が主流だとしたら、『陣屋前朝市』は暮らしに密着したものが主流というべきだろう。
そして高山といったら『上三之町』の古い町並みを見なければいけない。最も高山らしい景観を保ち、造り酒屋や出格子の町家の構えをそのままにしたみやげ店や飲食店が並んでいる。けっこうな人だかりだ。 |
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ここでは『原田酒造場』に立ちより、ここの地酒『原酒山車』と酒かす(甘酒、好きなもんで)を購入。
古い町並みを抜け、近くにある『三駒屋さんまち店』に立ち寄る。ここでは手焼きのせんべいを販売しているところで、元気の良いおばあちゃんが出迎えてくれた。ここのせんべいは、パリッとした歯触りと口の中でとろける食感が最高。このせんべいに惚れ、会社と英会話教室のスタッフ用にと詰め合わせ4つ購入。おばあちゃん、今も元気でせんべいを焼いているのだろうか…。 買いこんだお土産を駅近くのペリカン便の事業所で手続きをして預け、ほとんど手ぶらの状態で家路に着きました。 |
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