信州・ぐるり旅編 その2

 台風は2日目の深夜、日本を通り過ぎた。
 明けて3日目の朝、外は良い天気となった。朝食を取るため、昨日の夕食の場所へと向う。そして、その朝食のメニューを見て、またまたびっくり。
 「・・・じゃがバター!?」
 そう、ご飯、味噌汁に・・・じゃがバターがあったのだ(汗)。この意外な朝食は、山形・赤湯の「からみもち」以来の驚き!!

 8時30分頃にチェックアウトした私は、会社へのお土産を5分もしないで即決、即宅急便へ。
 9時30分発の普通列車に乗り、小淵沢へ。そして、生涯3度目となる小海線(10時36分発)で一路小諸へ!!

小海線
 出発前、なんとか席を確保したが、まあ乗る人が結構いるもんだ。恐らく野辺山あたりのトレッキングか、はたまた清里でのんびり観光か。私ぐらいだろう、小海線で最終の小諸まで行くのは(汗)。
 缶コーヒーを買って席に戻ると、私の席をうらめしそうに見つめるオバちゃんが一人。よっぽど進行方向に向って座りたかったのかも・・・。・・・ゴメンね、オバちゃん。自分も座りたいねん。

 大方の予想通り、清里で半分以上が下車。空いた電車内。すると3人ぐらいの男性グループが列車の先頭の窓にかぶりつき、列車の汽笛に歓喜・・・。・・・てっちゃんだ、てっちゃんだ。3人並んで、歓喜の声をあげてるよ・・・。

 しかし、小海線はいいね(てっちゃんじゃないけど)。車窓から見ることの出来る景色は、今までの一人旅の中で一番良いのではないだろうか。周りは山々に囲まれているけれど、風が吹いて木々が揺れる様は、どこが涼しげだった。
 12時46分、やっとのことで小諸に到着。・・・ケツが、ケツが痛い。それだけど、時間が無いから、スピード観光(笑)。懐古園、昼食のそば屋を立て続け。
懐古園入り口

懐古園内
 それだけ早くめぐったのに、13時30分の快速に乗り遅れた。しかたなく、13時55分発の普通列車に乗り、長野に辿り着いたのは、チェックイン1時間前。
 ・・・特急しかないか。まあ、乗ってみたいと思ってたからいいか。
長野電鉄特急
 15時20分発の湯田中行特急に乗り、着いたのは16時07分。・・・チェックイン過ぎた、まあ謝ればいいか(さっきからEASYGOINGだなあ)。
 旅館までの道のり、うーん、のどかだ。私の好きな空気だ。なだらかな坂道を行くこと約10分、『旅館丁子屋』に到着。
 「すみませ〜ん」。・・・あれ?・・・返事が無い。
 「すみませ〜ん」。・・・やっぱり返事が無い。・・・どうしよう。
 「あの〜っ・・・」。少しボリュームを上げて声をかけると、「あ〜ら、いらっしゃ〜い」と、なんとも陽気な女将さんがやってきた。

 部屋に通され、明日(最終日)の予定を練った。「明日は、善光寺は絶対だよなあ」と考えていたとき、先ほどの女将さんがやってきた。そこで女将さんに善光寺に行く一番効率の良い方法を聞いてみた。

 女将さん:「もし、8時26分の電車が特急だったら、長野でバスに乗ったほ
       うが全然早いわよ」
    私:「へえ・・・」

 実は、『善光寺下』という駅があったので、そこで降りようと思ってたのだが、地元人のことは信じることにした。・・・最終日も、早いチェックアウトだ。
 夜は、湯田中周辺の夜景を見ながらの露天風呂。やっぱ、外の温泉っていいよねえ〜っ。 (´○`)←思わずこんな顔になってまうわ。


 最終日の朝、電車のことについて知らせがあった。8時15分の普通電車があるとのことで、それに乗れば9時15分頃に『善光寺下』に着くことができるとのことだった。「・・・そうと決まれば」。朝食は、ほとんど掻きこみ状態。
 女将さんの妹さんの運転する自動車で送ってもらい、普通電車に揺られ、9時15分に『善光寺下』に到着。近くのコンビニで衣類関係を全て宅配便で送り、身軽な状態で最後の観光へ。
 まずは、『善光寺』へ。
『善光寺』
 門は、このとき改装中で全く見ることが出来なかったのよ。なので、本堂に入りました。入ってみて、あまりの迫力に絶句。ただただ、ボーゼンと周りをじっくりと見ることができず(汗)。
 その後は、長野県信濃美術館へ。
『長野県信濃美術館』
 東山魁夷の世界にのめり込む。朝霧の山々の風景画は、特に気に入った作品。他の作品も、ベリーグー。

 ・・・が、困った。めぐる場所がもう無い・・・。
 ということで仕方なく、11時24分発の快速みすずに乗って、『松本』へ行くことにした。まあ、良い場所がわかったら途中下車してもいいし。早速、篠ノ井線の車中にてガイドブックを眺めていたところ、まだ松本周辺にて3ヶ所めぐっていない場所があることがわかった。松本電鉄の『大庭』駅から徒歩15分のところに2ヶ所、松本から美ヶ原温泉に向う途中に1ヶ所、この3ヶ所を巡れば特急までの時間は潰せるだろう。
 そう考えた私は、まず最初に『大庭』駅にあるスポットに向うことにした。
 もう、昼食も食えないノンストップ観光。まずは日本浮世絵資料館へ。
『日本浮世絵資料館』
 スライド上映終了後、ギャラリーに行くと外人と日本人のカップルが。イチャついてんな、作品を見ろよ、作品を!!
 その次は、隣接する『松本市歴史の里』へ。『ああ、野麦峠』に関する資料館、日本の司法に関する資料館などが建ち並ぶ。
 最終日で運が向いたのか、電車の連絡が良く、帰りの電車時刻まであと2時間のところで松本に戻ることが出来た。すぐに松本BTに行き、美ヶ原温泉行バスにて下金井資料館下にて『松本民芸館』へ。
『松本民芸館』
 ・・・松本の民芸に関するものじゃなかったのか?・・・やたらと外国のものが置いてあるんだけど・・・。他にも松本でなく、他地域のものが多い多い。
 ・・・まあ、受付の娘がかわいかったからいいか・・・。

 バスで松本に戻ったのは、4時ちょい過ぎ。
 おお、時間を無駄にしないで済んだっ!!
 私は、お土産を買い込み、久しぶりのスーパーあずさにて帰路についた。


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