それは 2年前のことでございました。時は移り、ここは南太平洋サモアでございます。

サバイイ島から首都アピアへと軽飛行機に乗ったのでございますが、 私の隣に私の体重 の3倍はあろうかと思われる男性が乗ってまいりました。 私は思わず“アナタ料金三人分ハライマシタカ?”と半ば本気で訊ねてしまったのでございます。彼は泰然と微笑み、いいえ、と答えたものでございます。 私は体重測定のないことに非常に不安を覚えました。 バランスを崩した飛行機はどうなるか、皆様御想像ください。 幸い、私の方がパイロット側だったお陰で機体のつりあいはうまくとれ、飛行機は飛び立つことが、できたのでございます。

ところで、飛行機に乗る場合、シートベルトというものがございます。 これが、サモアでは一苦労なのでございます。 概してサモアンは巨漢が多く、シートベルトの長さが足りないのでございます。  でもシートベルトは必要、ではどうするのか?…答えはシートベルトに延長ベルトをつなげるのでございます。 当然私の隣の紳士も延長ベルトのお世話になっておりました。

美しいエメラルドグリーンの海と緑の島を眼下にする珊瑚礁の島めぐりの軽飛行機の旅はなかなか味わい深いものでございます。

注:延長ベルト:シートベルトの紐の両端にオス・メスのバックルがついていて、シートベルトに継ぎ足す。

こんな飛行機にのって。
眼下にはこんなリーフが。
サモアの軽飛行機