島には、大きいものが多い。人間も大きいが、まず、ココナッツ。種子の中では、世界一だ。純熱帯に棲息するので、沖縄の気候では本来合わないが、近年ホテルのプールサイドのオーナメントや嘉手納の58線に並木として植えられている。もう一つデカイのは、ヤシガニである。これは、ヤドカリのお化けである。ただし、貝は背負っていない。はさみで、ヤシやアダンの実を切るのであるから、相当凄いはさみを持っている。
沖縄では、ヤシガニをマッコン(八重山)とかマクガン(宮古)と呼んでいる。沖縄では、ヤシの実ではなく、アダンの実を食する。アダンは、タコノキ科(幹下部から多数の気根を出して、タコの足のようになっている。これもマングローブの一種。インドネシアのボゴール植物園には、オランダが集めた見事なタコノキのコレクションがある。)の一種で、純熱帯のタコノキは大きいが、アダンは、2メートル程度の低木。アダンには、ちょうどパイナップルに似た実を付ける。観光客が、アダンを見て、パイナップルと間違ったという。
さて、ヤシガニは、沖縄本島では、見ることが出来なくなったが、養殖もされている。宮古や八重山では、現在でも、夜ドライブしていると見かけるという。しかし、貴重なもので、一匹一万円程度で取引していたらしいが、現在は保護のため捕獲は禁止されている。ゆでて食べるが、えびと変わらないそうだが、養殖物は、ロウやワックスの臭いがした。
南太平洋にも、ヤシガニは棲息してしている。サモアの北にトケラオという国(人口千人程度でニュージーランドの保護領)があるが、そこには、サモア国アピア市から一月に一度ほど船が出て、人や必要物資を運んでいる。その船の航海の途中に米領の島があり、一家族が住んでいて、船は、この家族に、油や砂糖などの物資を届け、その見返りにヤシガニをもらうという。
ヤシガニの話
ヤシは、実から葉、幹まで色々利用される。
高くなると、収穫が困難であるので、矮性(小型)のものも開発されている。