2章         ネオ・コミューン報告

 

学生時代の旅の中で私は、いくつかのネオ・コミューンとでも呼ぶべき場所で――自治体ではなく、旅人たちが集まり、一緒に暮らしている場(=自由都市)を指す――それぞれ約1ヶ月から1ヵ月半の間、他の旅人たちと共に暮らしてきた。映画や小説の中で見ていたディオニュソスを、このことで実践できたことは非常に幸運だった。そのことによってディオニュソと自身の師弟関係、あるいは友人関係がより明確なものに、そしてより確信の持てるものになったからだ。以下では、その「ネオ・コミューン」の中から、3つについて紹介し、そこにあったディオニュソスについて明示してゆきたい。


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