先日、バチカンのサンピエトロ寺院を見る機会に恵まれた。立派な建物である。クーポラに行く途中の通路から見下ろす大聖堂は目もくらむばかりである。ミケランジェロのピエタ像など有名な彫刻もあふれるばかりである。
警備も厳重で、金属探知機による荷物チェックはもちろん、スイスからきたと言われる衛兵もたくさんいる。バチカン国内では、建物の外でもカメラの三脚禁止という事を知らず、注意されてしまった。しかし、遠くで観察している人がおり、無線で僕のそばの衛兵に連絡をまわし注意する様は、注意されているにもかかわらず、感心するほどの手際の良さであった。
さすがカトリックの頂点を象徴する場所だけあって、冬のオフシーズンにもかかわらず、観光客も山のように訪れていた。もちろん、商用の施設とは比べるべきではないのだが、これだけの立派な建物を作り、維持し、しかも無料で観光客に開放していると言うのは、すごいことだと思う。ベースはもちろん宗教なのだが、ここまで来ると組織化の力を感じずにはいられない気がする。
僕が不謹慎な人間だからかもしれないが、バチカンで一番感じたのは、組織のパワーである。組織化することで、結果として、大きな仕事ができるのだろう。
(おしまい)
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