僕は、現在、オランダの大学で研究員として働いている。今日、向かいの机に座っているインド人が突然机を片づけ始めた。昨日、次の契約が見つかったという。明日からは新しい職場だ。彼は一月ほど前から職を探していたので、見つかって良かったと思う。幸い、新しい職場は同じ大学内なので、また会うことも出来る。
しかし、こちらに来て約10ヶ月、この部屋から、多くの人が去っていった。総勢5人ほどの居室だけど、もう6人目だ。僕より前からいたのはドイツ人一人になってしまった。インド、チェコ、スペイン、中国など国籍は様々だ。出ていく事情も行き先も様々だ。いつからかはわからないけど、456号室は、外国人研究者用の部屋なのだ。
人が出ていくと、しばらくして、研究室のスタッフが現れ、コンピューターなどを片づけ机をきれいにする。またしばらくすると、外国人研究者がやってくるのだ。
ちょっともの悲しげな(?)外人傭兵部隊の話を、今回よりしばらく書いていきたいと思う。
(つづく)
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