お酒のはなし。




日本にいる頃は、もっぱらビールと焼酎だったのだが、最近、ワインを飲むようになった。 とりあえず、日本にいる時はほとんどワインは飲んだことがなかったし、おいしいと感じたこともあまりなかったのにだ。

 オーストラリアはビールとワインが安い。よく行く店はビールがスクーナーで2ドル60セント。スクーナーとは375mlぐらいのグラスのこと。ケアンズのリーフカジノの中のバーのハッピーアワー(6時から9時)でスクーナーが1杯2ドルだった。ケアンズに住んでいる時は職場が歩いて2分くらいだったので、よく利用したものだ。シドニーに転勤で戻ってきた時はやはりリーフカジノのハッピーアワーが恋しくなったりもしたが、シドニーにしてみれば、2ドル60セントのビールも安い方なので、今はここのビールの料金でも満足している。とは言っても、シドニーでは外で飲むより家で飲むことの方が多いので、それが一番安上がりなのだけど。

 ワインは1本10ドルから15ドルくらいのものを買っている。日本円にしたら、650円〜1000円くらいなものだろうか。ほとんど毎日のように買っている。もちろん一人で飲んでいるわけではなく、シェアメイトたちと飲んでいるのだが、今の私達の間では赤ワインのシラーズを好んで飲んでいる。どちらかといえば渋め。でもいくら日本円で650円から1000円とは言っても毎日となるとやはり高い。ちょっとしたこだわり(?)でビンのワインを飲んでいるのだが、晩酌なんて本来カスクワインで充分なのだ。

カスクワインは、箱に入っているワインで、2リットルサイズとか4リットルサイズ等がある。2リットルサイズで10ドルくらいで売られているので、晩酌用や、カジュアルなパーティーで大人数集まる時など活躍する。箱の中の真空の袋にワインが入っていて、蛇口のようなものが付いていて、そこのボタンを押して注ぐ。2リットルとか4リットルとか飲みきれなくても大丈夫。空気に触れないので、いつでもおいしく飲めるという仕組み。

 シドニーから北西に車で2時間くらいの郊外にハンターバレーという、ワインの産地がある。私自身としてはまだ2回くらいしか行っていないのだが、ここにはワイナリーがたくさんあり、しかも試飲ができるのだ。町で売られているワインと比べると産地で買った方がやはり安い。大きいワイナリーには、チーズ工場なんてモノが併設されていたりして、チーズもなかなかなもの。試飲、試食に弱い私はついつい予定外のものまで買ってしまったりして、まんまと相手の思う壺にはまってしまうのである。

  そういえば、日本に里帰りをした時に、実家の近所のジャスコに行ったのだが、売られているワインの種類の豊富さにびっくりした。しかも、思ったより安い。3000円前後のものが多かったが、1000円以下のものとかもあった。ちょっと前に日本でワインブームがあったとは小耳に挟んでいてはいたが、落ち着いてきた今でも、こんなに充実しているとは。普段、オーストラリアで飲んでいるワインを見つけて、ついつい買ってしまった。でも物価の違いとは言え、3倍の料金だった。(とは言っても3000円くらいだったんだけどね…<苦笑>)

今回、日本で居酒屋に何度も行く機会があった。
「生中!」
− ゴクゴクゴクゴク
「とりあえず、おかわり。」
− ゴクコクゴクゴク
「もう一杯、飲んどくか。」
− ゴクゴクゴクゴク
「そろそろ、生グレ酎。」
 − ゴクゴク。ゴクゴク。
「とりあえず、おかわり…」
オーストラリアではワインをよく飲んでいるなんて気取ってみても、なんてことはない。居酒屋に入って席につくと同時にビールと焼酎にソッコー戻っていた。気候のせいだろうか…?

やはり「ワインにチーズ」より、まだまだ「ビールと枝豆」の方が性に合う私であった。



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