ホームステイ・ちょっと英語学校話でも
私は日本で学校を4週間申し込んでいたが、学校が楽しくて延長を2回ほどして、最終的には10週間通った。ワーホリでフルタイムで学校に行けるマキシマムが10週間だったのだ。まあ、実際途中からパートタイムに切り換えてはいたのだが…。
そして、ホームステイは2週間延長し、6週間していたことになる。
話しは戻り、初日のディナーで会話についていけず、この先どうなることやらと息消沈していた私は、その時楽しげに会話をしている日本人Tが羨望の眼差しを送っていた。私の中で彼は、6ヵ月もシドニーに住んでいてるというだけで大先輩だったし、(と言っても私の方が2つ年上ではあったが。)しかも、英語がとてもペラペラのように感じ、きっとここでの生活も楽しんでいるに違いないと思った。
学校が始まり、レベル分けテストを受けた。4択問題の筆記の試験とその後簡単なスピーキングのテストを受け、クラス分けをされた。私はレベル1〜6まであるうちの「4」、しかもその中で更にa〜cまで分けられている内の「c」、つまり「4c」というクラスに決まった。
ディナーの時は、ベニースが必ず今日は学校でどんなことがあったのか、放課後何をしたのかといった事を一人一人に尋ねるというのが決まりだったので、この日もさっそく尋ねられ、あらかじめ、聞かれることを予測していた私はディナーの前に文を考え頭に叩き込んでいた。
「クラス分けがあって、4cになった」と言うと、
日本人Tが
「うそお。俺よりクラスが上だよ。」という。
彼は3aというクラスだった。ベニースも驚いて、
「文法は得意なのね…」みたいなことを言って意外そうな顔をするし、それを聞いた瞬間、そう言われてみれば、全然授業についていけなかったことを思い出した。試験っていっても4択だったし、結構、これっぽいかな、こんな感じかなってカンでやってたしな…。それより何より、この日本人Tより上のクラスだなんておかし過ぎる。彼より英語を話せないし、聞き取りもできないし。2日間ほど「4c」でちょっと頑張ってみたけど、せっかく勉強するなら、もうちょっとレベルを下げてもらって、基礎から勉強しようと思い、翌々日、同じ悩みを持つ人とクラスを1ランク下げてもらうことにした。
学校には生徒をケアしてくれるセクションがあって、そこに行き、クラスを下げてくれと頼んだ。するとそこの相談員は、
「試験の結果に基づいてクラス分けしているから、ついていけるはずだ。英語の環境にまだ慣れていないだけで、耳が慣れれば大丈夫。」という。
でも、私の場合その試験もカンをたよりに回答しているので、たまたまちょっとそのカンが当たっていて点数を取ってしまっただけのことなので、本当に文法を分かっていてというのとは訳が違う。しつこく食い下がり、レベル3に落としてもらった。
そして晴れてレベル「3a」となった。「3a」は2クラスあった為、例の日本人Tとは別のクラスだった。これは、正直、内心ほっとした。
レベル1つの違いで、とても楽しい授業となった。教科書の字も心なしか大きくなったし、先生も陽気な人だった。また、そのクラスは日本人が私を入れて3人、韓国人が2人、ブラジル人2人、スイス人が1人という、ちょうど良い混じり具合で、今となっても、レベルを落としておいて正解だったと思っている。
授業を楽しく感じるということは、英語を楽しく学ぶことが出来るということ。ディナーの時のベニースや、ちょっと人見知り気味の香港人高校生G、そして日本人Tとの団欒に少しずつ入っていけるようになっていた。その頃からようやく、ホームステイの生活も時間的な拘束はあるけど、楽しいかもしれないなと思うようになっていった。
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