塔ノ岳
 表尾根往復

2004/7/19 晴れ

富士見山荘(06:07) - ニノ塔(06:49) - 三ノ塔(0702) - 烏尾山 (07:26) - 行者岳 (07:42) - 新大日(08:24)
- 木ノ又大日 (08:37) - (08:54) 塔ノ岳 (09:37) - 富士見山荘(11:57)

AM 6:00、富士見山荘の有料駐車場に車をとめて塔ノ岳を目指す。
いつも通り、序盤は体が慣れていないうえに歩くペースが速くなってしまい息が上がってしまう。
毎回このパターン。。。。
1時間も歩くと三ノ塔に到着。このくらい歩くと体も慣れてきて呼吸も整い歩くのがとても楽になる。
三ノ塔まであがると視界が開け、富士山も見えるようになり気分も盛り上がってくる。天気はいい
ものの遠くの方は霞んでいて、富士山もシルエットが見える程度だった。
進行方向を見るとこれから辿る道と塔ノ岳がはっきり見える。 (結構遠い。。。)



富士見山荘 有料で車をとめさせてもらえる


もうすぐニノ塔

ニノ塔 ここからの展望もよいらしいがさっさと通り過ぎてしまったため確認していない。。。

三ノ塔で少し休憩をして歩き始める。 いったん大きく下り三ノ塔を見上げる形になったところで、
上の方から人が呼びかける声がする。 落石でもあるのかと思って振り返ると、1人の男性がこちら
に向かって叫んでいる。不信に思って耳を澄ますと、『忘れてますよーーー』と聞こえる。
『????』。 よく見ると水の入ったペットボトルを振りかざしている。 『!!! あっーーー。。。』
慌てて下りてきた急な階段を登ろうとすると、そこで待っていてくださいとの声が聞こえた。
お言葉に甘えて1分ほど待つと、40歳代に見える御夫婦が下りてきて、『長丁場だから水がないとね』
と言いながらペットボトルを渡してくれた。
どうやら自分がペットボトルを忘れて出発するところ見ていて、わざわざ声をかけてくれたらしい。
しばらくの間、自分の迂闊さと、わざわざペットボトルを持って来ていただいた方への親切さを噛み締め
ながら登り下りを繰り返した。


三ノ塔 富士山が霞んで見える

三ノ塔 これから辿る道と塔ノ岳が見える

烏尾山山頂 富士山が見える


しばらく歩き、烏尾山に到着。ここも視界が開けていて展望がよい。ベンチがあったので少し休憩する。
小休止後、行者岳に向かって歩き始めた。10分ほど歩いたところで写真を撮ろうとしたら、ない。カメラが。
烏尾山のベンチの上に置き忘れた。。。。 すぐに戻ろうと歩き始めたが、小さなピークの上りきった後だ
ったため『往路も同じ道だから下山の時に拾えばいいか』という考えが0.5秒ほど脳裏を占めた。
すぐに現実的な考えではないと気がつき、急ぎ足で登ってきた道を駆け下り、無事にカメラを手にする事
ができた。20分は損をした。。。 20分の時間と体力を消費した以上に精神的にはもっとダメージがあった。
せっかく登った道を戻らなければならなかったこと、さらにはつい数十分前にペットボトルを忘れて親切な
方に届けてもらったばかりだったのにさらに輪をかけたような忘れものをするとは。。。。
こんなことでは怪我などもっと重大なミスをしかねないと気を引き締めなおして先に進むことにした。


行者岳から数分進むと、なかなかいい角度の鎖場が登場する。しっかりした手がかり、足がかりがある
し、とても短いので注意していれば特に問題ない場所だ。忘れ物を連発した身としてはより慎重にならざ
るを得なかった。


烏尾山山頂 付近

行者岳付近の鎖場 写真で見るほど怖くはない

新大日から塔ノ岳への途中



烏尾で小休止して以降はすっかりペースも安定して、ほとんど休憩を必要としなかった。新大日、木ノ又
大日を通り過ぎ、一気に塔ノ岳に到着した。


今年の1月に塔ノ岳に来たときは、雪化粧した富士山がとても美しく感動した。
この日は天気は良かったものの、富士山はうす雲の向こうに霞んで見えるという感じで、1月の時のよう
な感動はなかった。しかし目的にたどり着いた充実感、しかも以前から歩いてみたいと思っていた表尾根
を越えてきた充実感は充分にあり、その気分を盛り上げるために山荘でビールを購入した。
本来ならおにぎりかサンドイッチでも食べながら、富士山を眺めながら最高に幸せな気分で一杯飲む
予定だったのだが、この日はつまみが無かった。
実は登山口に向かう前、コンビにで食料を調達しようとしたところ、財布にほとんどお金が入っていない
ことに気がついた。ATMでお金を下ろそうとすると、土曜日の早朝は引き出せないとのつれないメッセージ。
バッグの中には飴とチョコレートなどの非常食と、ペットボトルの水が入っている。残金で買い物をしてしま
うと、ほとんどお金がない状態で登山することになってしまう。もし水の減りが早い場合は、途中の山小屋か
頂上の山荘で飲み物を購入しなければならないかもしれない。それを考えると、食料にお金を費やすよりは
水分補給のためのお金を残しておいた方がいいだろう。朝食はしっかりと食べてきたし、飴なども持っている
から。そうして頂上に辿り着きビールを購入した。もし往路で水分が不足するようなら、途中の木ノ又小屋で
飲み物を購入できるくらいの残金はある。


新大日から塔ノ岳へ 塔ノ岳山頂が見える

新大日から塔ノ岳へ

塔ノ岳山頂

今日はペットボトルとカメラを途中で置き忘れた。現金も充分に持ってこなかった。そういえば1月には山頂で
昼食にカップラーメンを作ろうと思って鍋を忘れた。
塔ノ岳に来るときは、来る準備段階も含めて集中力が欠けている。割と近くにある山ということで気が緩んで
いるのだろうか。学校や職場に近い人ほど遅れてやってくるという法則に通じるものがあるのだろうか。
いずれにしても大怪我をしないうちに、心を入れ替える必要がありそうだ。

一休みして酔いを覚ました後、塔ノ岳から去る事にした。山頂から三ノ塔方面をみると長い尾根道がよく見える。
『あんなに歩くのか・・・』。 やってきた道を振り返ると、『よく歩いてきたなー』という満足感を得る事ができるが、
同じ道のりを戻ることを考えながら見やるとやや疲れを感じてしまう。

それでも一度きた道なのでペース配分もわかっており、往路は三ノ塔で小休止した以外はほとんど休まずに富士見
山荘まで歩きとおした。途中で塔ノ岳を目指す大勢の人とすれ違った。朝登り始めたころは涼しかったが、昼には
気温が上昇し、この時間帯に登り始めるのは少し辛そうだった。
下山後は富士見山荘の近くにある湧き水を汲んで喉を潤した。
表尾根は比較的アップダウンが多く、距離もそれなりに長いのでよいトレーニングになった。全体的に展望もよいので
楽しいコースだった。(でも往復はちょっと辛い)

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