
四国に長期出張で2年間滞在する間に,自己を見つめ直し,煩悩を消滅させるために,八十八カ所巡りを行おうと思う。弘法大師が「諸戒は十善を本とする」と説いているが,十の戒めは,現在にも通じるものであり,改めて自分を振り返るには,まさにぴったりであると思う。
| 現在の進捗状況 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 阿波 | 土佐 | 伊予 | 讃岐 | 合計 |
| 23/23 | 16/16 | 26/26 | 10/23 | 75/88 |
平成18年4月9日(日)…1・2・3・4・5・6・7・8・9・10
平成18年4月10日(月)…86・87
平成18年6月24日(土)…22・23・24・25・26・27
平成18年7月1日(土)…28・29・30・31・32・33・34・35・36
平成18年9月11日(月)…11・12
平成18年9月16日(土),17日(日)…37・38・39・40・41・42,43・44・45・46・47・48・49・50・51・52・53
平成18年9月27日(水)~29日(金)…13・14・15・16・17,18・19,20・21(歩き遍路)
平成19年1月27日(土)…54・55・56・57・58・59・61・62・63・64・65・66
平成19年12月1日(土)…60・67・68・69・70・71・82・83
本尊:釈迦如来
住所:徳島県鳴門市大麻町板東霊山寺126
巡拝:平成18年4月9日(日)
こちらに来て,一週間。四国巡礼の第一歩を踏み出した。
まず,売店で納経帳と納札(おさめふだ)を購入し,巡拝の用品の最低限を用意した。金剛杖や線香,ろうそくもあった方がいいそうだが,各霊場で最低限必要なものとして,前記の2つだけとした。
巡拝の順序に従って,納札を本堂及び大師堂に納め,納経所で納経帳に朱印をもらうわけだが,勝手が分からず,人から聞いたことと本で読んだことを参考にしながら,まわりにいる人の様子を見様見真似での巡拝だ。
一番札所ということもあるのか,また,時間的に集中していたのか,霊山寺は大変混雑していた。天平年間に,行基によって開基されたというこの寺は,弘法大師が八十八の霊場を開こうと決意し,訪ね修行をした地だそうだ。
境内には,多宝塔とよばれる600年前に建てられた塔や泉水池とよばれる鯉の泳ぐ池があり,本堂,大師堂の前には,白衣(はくえ)をまとったお遍路さんたちでごったがえしていた。
本尊:阿弥陀如来
住所:徳島県鳴門市大麻町檜段の上12
巡拝:平成18年4月9日(日)
霊山寺から車で5分ほど走ったところにあるこの寺は,広い境内や,満開の桜に目を引かれた。
鮮やかな仁王門をくぐり,広い境内を歩いていくと,44段の急な階段があり,長宗我部氏の攻撃により消失した本堂はその階段を登った所にあった。本堂と大師堂に納札を納め,階段を降り,納経所に行く前に,「長命杉」という樹齢1100年の巨木にしっかりと触ってきた。台風や戦火など,もろもろの困難に耐え抜いた杉だけに,幹に触れれば長寿に,また,その手で自分の悪いところをさすればたちまち平癒するという言われているそうだ。とりあえず頭をさすってみた。
境内の桜は大変見事であった。
本尊:釈迦如来
住所:徳島県板野町大寺亀山下66
巡拝:平成18年4月9日(日)
お寺の名前からもわかるように,「黄金の井戸」と呼ばれる弘法大師が掘ったと言われる井戸が有名だ。この井戸をのぞき込み,影がはっきり映れば長命,ぼやけていると短命という言い伝えがあるそうだ。多くの参拝者が井戸をのぞいては一喜一憂するそうだ。幸い,私を含め,一緒に行ったメンバー全員がはっきりと自分の姿が映ったので一同,胸をなで下ろした。
納経所に向かう途中に「弁慶の力石」と呼ばれる大きな石があった。義経が屋島での先勝祈願をすべくこの寺を訪れた際,弁慶の人並み外れた力量を自軍の兵の前に示し,式を鼓舞したという言い伝えがあるそうだ。実際は,大人でもとても手が回らないほど大きい石だった。
本尊:大日如来
住所:徳島県板野町黒谷字居内28
巡拝:平成18年4月9日(日)
八十八の寺の中で,大日如来を本尊にする寺はわずかに6つ。本尊にちなんで大日寺と名付けられたそうだ。ここでも,見事な桜が境内で参拝者を出迎えていた。本堂と大師堂をつなぐL字型の回廊には,三十三体の観音像が安置されていた。今までの三つの寺とは趣が異なって,少し奥まった山の中にあり,本堂や大師堂も荘厳な感じがした。
本尊:勝軍地蔵菩薩
住所:徳島県板野町羅漢林
巡拝:平成18年4月9日(日)
12000坪という広大な境内にある,樹齢800年の銀杏の巨木に目を奪われた。仁王門にある彩色された仁王像や,奥の院にある四国随一という五百羅漢も見所である。
この日の予定は1番から10番。ちょうど折り返しだ。
本尊:薬師如来
住所:徳島県上板町引野字寺の西北8
巡拝:平成18年4月9日(日)
境内に入って,まず,目を引いたのは多宝塔と庭園だ。温泉山という山号から分かるように,かつて天然温泉で有名であったようだ。また,境内の隅にあるトイレは,平成10年に造られ,日本トイレ協会のモデルトイレに指定されているとかで,ひそかに見所の一つに数えられているそうだ。せっかくなのでしっかりと用を足してきた。
本尊:阿弥陀如来
住所:徳島県阿波市字法教田58
巡拝:平成18年4月9日(日)
人間がもつ八つの苦しみを阿弥陀如来の慈悲よって克服し,十の光明に輝く楽しみを得られるようにという願いを込めて十楽寺と名付けられたそうだ。
一風変わった朱色と白のコントラストが美しい中国風の鐘楼門をくぐり,本堂と大師堂を参拝した。宿坊もあるようで,比較的安く泊まれるようだった。歩き遍路をしている人は,宿坊に泊まることもあるのであろう。
本尊:千手観音菩薩
住所:徳島県阿波市土成前田185
巡拝:平成18年4月9日(日)
駐車場から,境内に向かう参道の手前左側に,多宝塔があり,高さ約20mで,四国でサイコ最大規模だそうだ。塔のまわりの桜も満開,本堂の脇にある桜も満開で,いずれも見事だったが,駐車場から来るまで南に少し下った所にある山門(仁王門)のまわりの桜(桜並木)がまた大変見事(上の写真右側)だった。山門は徳島県指定の重要文化財で,木造の山門としては,最大規模だそうだ。
本堂から,さらに階段を登り,大師堂をお参りし,振り返るとそこには,吉野川の流れや徳島平野が広がり,とてもよい景色だった。
本尊:涅槃釈迦如来
住所:徳島県阿波市字田中198-2
巡拝:平成18年4月9日(日)
八十八カ所唯一と言われる珍しい涅槃(寝姿)の仏像が祀られている。山門の下には,大きな草鞋(わらじ)が置かれていて,本堂にもたくさんの草鞋が奉納されている。これは,松葉杖なしで歩けなかった人が,こころ参拝しに来たら歩くことができるようになったという事からだそうだ。
山門の向かいにある売店で,草餅が売られていた。おいしそうだったので買ってみた。納経帳を受け付けてくれるのは夕方五時までなので,食べるのはあとにして,先を急いだ。
本尊:千手観音菩薩
住所:徳島県阿波市観音
巡拝:平成18年4月9日(日)
この日の目標は,1番札所から10番札所までだったので,ここが最終目的地だ。時刻は4時20分をまわり,日も傾き始めていた。この日のどの寺よりも,ここはアクセスが厳しかった。切幡山の中腹,標高155mのところにあるため,かなり傾斜のきつい山道を登ることになる。といっても車でかなり上までいけるのだが。それでも,山門(相当朽ちていて,台風でも来たらとんでなくなりそうな雰囲気)の下を車でくぐったり,幅の狭い急傾斜のヘアピンカーブを曲がったりと,大きな車ではちょっと厳しいかも知れない。森林浴を楽しみながら歩いて登るのもいいかもしれないが,最後に333段の急な階段が待っている。
333段の階段を登り切るあたり(終盤)の何段かに,たくさんの1円玉が置かれていた。階段の脇には,「女やくよけ坂」,「男やくよけ坂」と彫られていたので,きっと厄除けで1円玉を置くことが習わしになっているのであろう。
本堂と大師堂をお参りし,その上にある大塔まで行きたかったが,時間切れ。この大塔は,国の重要文化財に指定されていて,現存する物の中で本瓦葺きの二重の大塔は全国でここだけだそうだ。もともとこの塔は豊臣秀頼が大阪の住吉神宮寺に寄進した物だが,明治時代に廃寺になる際,当時の切幡寺の住職が買い取り,ここに移築したそうだ。
帰り道,山門をくぐるまえのやや広いところで,法輪寺の前の売店で買った草餅を食べた。ヨモギの香りがして,とてもおいしかった。
本尊:薬師如来
住所:徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
巡拝:平成18年9月11日(月)
朝から曇りがちだったが,なんとか天気が持ちそうだったので,昼前に自宅を出発。国道から2キロほどのわかりやすい所にあった。駐車料金を200円徴収された。
本尊薬師如来は弘法大師自らの作であるそうだ。本堂に安置されているのは身代わりの薬師如来で,本尊は奥の院に安置されている。過去2度の大火でも,この本尊は焼けずに葛西の難を逃れているそうだ。
本堂の天井には,30畳ほどの大きさに龍が描かれており,にらみをきかせている。
大師堂は,平成8年に新築された物だそうで,総桧造りでとても綺麗だった。
境内にはいるとすぐに眼にはいるのは,立派な藤棚。春先に訪ねたらさぞかし見事だろう。
ここから次の札所である焼山寺までは,四国八十八カ所の中でも最も険しい難所と言われている。遍路道は徒歩でしか通れず,険しい山道を6~8時間歩かなければならないそうだ。
本尊:虚空蔵菩薩
住所:徳島県神山町下分字地中318
巡拝:平成18年9月11日(月)
歩き遍路の昔から「一に焼山,二にお鶴,三に太龍」と言われ,遍路道最難関であったそうだが,車でも山道を結構走って登ったなぁという感じだった。道そのものは舗装されており,走りやすいのだが,ここを麓から歩くと思うとかなりの覚悟が必要だと思った。
この日は,高度計を車に積んで行ったので,駐車場で見てみると,約700mだった。霧が立ちこめ,幻想的だったが,展望は…だった。
ちなみに,焼山は焼山寺,お鶴とは第二十番札所の鶴林寺,太龍とは,第二十一番札所の太龍寺を指す。
境内に入ると,たくさんの杉の巨木が天に突き抜けるように立っている。天然記念物に指定されているものもあるという。歩き遍路で参拝に訪れている方が数人いたが,ものすごい汗だった。
本尊:十一面観世音菩薩
住所:徳島県徳島市一の宮町西丁263
巡拝:平成18年9月27日(水)

十三番札所から二十一番札所まで,2泊2日の歩き遍路に挑戦した。3日間で約50キロを歩いた。
スタートは大日寺だ。交通量の多い道路に沿って立つ大日寺から,鮎喰川に沿って14番,15番,16番,17番と短い距離の間に連続していて,歩くのは比較的容易だった。
大日寺の現在の本堂は,明治時代に建てられた物だそうだ。
本尊:弥勒菩薩
住所:徳島県徳島市国府町延命606
巡拝:平成18年9月27日(水)

今までならば,大日寺~常楽寺までは車であっという間に着いていただろう。でも,歩き遍路だと,そうはいかない。田んぼや畑,川沿いの道を歩いていくと,40分ぐらいかかった。
寺に境内は,自然の大岩盤の上にある。流水岩と言うそうだが,砂と皪の互層が,長い間の浸食により,不思議な景観を作っていた。
本尊の弥勒菩薩は四国霊場で唯一だそうだ。
本尊:薬師如来
住所:徳島県徳島市国府町矢野718-1
巡拝:平成18年9月27日(水)


常楽寺から国分寺までは,10分ちょっとで着いた。重層入母屋造りの本堂は,文化文政年間に再建されたものだそうだ。本堂の横には,枯山水の庭園があり,巨石が雑然と転がっているようにしか見えなかったが,復元されれば安土桃山時代を代表する全国でも指折りの庭園となるそうだ。
本尊:千手観世音菩薩
住所:徳島県徳島市国府町観音寺49-2
巡拝:平成18年9月27日(水)


国分寺から30分ほど,観音寺は,古い町並みの中に突然姿を見せた。立派な鐘楼門があり,左右は寄進額を彫り込んだ石の柱で囲まれていた。本堂は非常に新しく綺麗だった。この観音寺はの創立は非常に古く,聖武天皇が国分寺や国分尼寺を創立させたのと同じ年だそうだ。
本尊:七仏薬師如来
住所:徳島県徳島市国府町井戸字北屋敷80-1
巡拝:平成18年9月27日(水)


観音寺から,1時間ほどで,井戸寺に到着した。のどかな田園の中に構える,朱塗りの大きな門が目を惹く。本尊の七仏薬師如来は,聖徳太子の作といわれているそうだ。
この寺は,もともと妙照寺という名前だったそうだ。この地域の水が濁っていて村人達が水不足に苦労していたことをこの地を訪れた弘法大師が哀れみ,自らの杖で一夜のうちに井戸を掘ったところ,みるみる清水がわき出したそうだ。そして,弘法大師は,このときにわき出した水に映った自分の姿を石に彫りこみ,その御尊像は日限大師として祀られたそうだ。このことから,この井戸は(大師の)面影の井戸と呼ばれるようになり,寺号の由来となったそうだ。
また,この井戸には不思議な言い伝えが残っている。
「のぞき込んで自分の姿が映れば無病息災だが,もし映らなかった場合は,3年以内に吹こうが訪れる。」
というのだ。
絶対に映るはずだと思っていても,やはりのぞき込もうとするとどきどきした。無事自分の姿を確認することができ,ほっとした。
ここまでは,ずっと平地だったので歩き遍路でも,別段大変だとは思わなかった。しかし,このあとの眉山の裏側に当たる遍路道が大変だった。登り口の地蔵院で休憩を取り,そこから,「地蔵越え」と呼ばれる急な峠を越えた。
一気に汗が噴き出し,息が上がる。うっそうとした山道を,足下に気を付けながらひたすら歩いた。金剛杖が非常に役に立ち,持っていってよかったと思った。
本尊:薬師如来
住所:徳島県小松島市田野町恩山寺谷40
巡拝:平成18年9月28日(木)



宿泊先の立江寺から,恩山寺までもどり,また立江寺に帰ってくるというコースだった。恩山寺に向かう遍路道は,のどかな田んぼのあぜ道やみかん畑の中で,非常にのどかな感じだった。彼岸花が咲き,とても綺麗で心を洗われる思いがした。
義経が的の攻撃を警戒しながら越えたという言い伝えの残る道を通り抜け,恩山寺に着いたときには汗だくになっていた。 境内には,大きな銀杏の木や立派なソテツの木があり,ちょうどいよい日陰が随所にあった。
本尊:延命地蔵菩薩
住所:徳島県小松島市立江町字若松13
巡拝:平成18年9月28日(木)





本尊:地蔵菩薩
住所:徳島県勝浦町大字生名字鷲ヶ尾14
巡拝:平成18年9月29日(金)






十二番札所の焼山寺に次いで,八十八カ所で二番目に数えられる難所の鶴林寺。現在は車で山門の前までアクセスできるが,さすがに歩いてたどりつくのは,相当骨を折ることが今回身をもって体験することによってよくわかった。
勝浦町の登り口から,急な山道をひたすら登る。視界が開けることもなく,アップダウンもほとんどないただただ同じような上り坂だ。ときどき車道を横切るときにちょっと休憩をするだけで,とても単調で疲れた。
それだけに,駐車場についたときは,とてもうれしく,達成感があった。
鶴林寺は,八世紀の開基。霊鷲山という山号は,山の様相がインドの霊山に似ていることから名付けられ,鶴林寺という寺号は,弘法大師が修行をしているときに,雌雄2羽の鶴が金色の地蔵菩薩を守りながら杉の梢に降りてきたことから名付けられたそうだ。
本堂の両脇と,仁王門には,それぞれ一対の鶴の像が立っており,本尊を守っている。片方が口を開き,片方が口を閉じていて,まさに阿吽である。
本堂の右手には,江戸末期に建てられた三重の塔が鎮座していて,これは,山向こうの太龍寺から遠く眺めるとかすかに目視するこができる。
本尊:虚空蔵菩薩
住所:徳島県阿南市加茂町龍山2
巡拝:平成18年9月29日(金)




標高500mの鶴林寺から,那賀川まで遍路道を転げ落ちるように下り,廃校となった小学校の校庭でお弁当を食べ,今度は,標高600mの山のてっぺんを目ざしてひたすら歩いた。もっとも気温が上がる時間帯,汗をかきかき息を切らしながら山道を登っていくと,立派な山門が階段の上に見えてきた。やっとの思い出到着したかと思いきや,そこから境内まではさらに坂道が続いていた。
太龍寺の広い境内にある建物は,本堂や大師堂,多宝塔,求聞持堂,護摩堂,六角経堂などなど,どれも立派なものばかりだ。周囲を取り囲むように立つ老杉や落ち着きのある境内のスケールの大きさから,「西の高野」と呼ばれている。
納経所の隣の建物の廊下の天井には,迫力のある龍の絵が描かれていた。これは,20世紀に描かれた物だそうだ。



本堂から,下に続く長い階段を降りきったところに,ロープウェイの駅があり,四国で屈指の標高差の太龍寺ロープウェイに乗ることが出来る。




大師堂に行く途中の橋を渡った右側にある杉の木に,四角い枠があり,その下に「鶴林寺」という矢印形の看板があった。そこから山向こうの鶴林寺が見えるというのだ。肉眼では,かろうじて見えたる程度だったが,200mmのレンズで寄ってみると,三重の塔がはっきりと見えた。この日の午前中,あそこにいて,そのあと歩いてここまで来たんだと思うと,うれしくなった。
本尊:薬師如来
住所:徳島県阿南市新野町秋山177
巡拝:平成18年6月24日(土)


なかなか週末に予定が取れず,久しぶりのお遍路。この日は,9月に十三番札所~二十一番札所に行く予定があるため,今回は二十二番以降を高知方面へ向かって巡礼した。今回は,やたらと階段が多かったような気がするが,これからもこんなもんなんだろうか。
ここ平等寺は,周囲を田んぼに囲まれ,のどかな風景の中に位置する。静かな雰囲気の中にある。792年というから,奈良時代末に開かれたお寺だ。階段を上った先にある本堂を参拝し,再び階段を降りて大師堂を参拝した。
本堂の天井絵がとても見事で,草花を中心に鮮やかな色の絵の具で描かれていた。また,境内の中程には,「開運鏡の井戸」と呼ばれる井戸があり,万病に効くそうだ。
本尊:薬師如来
住所:徳島県日和佐町奥河内字寺前258-1
巡拝:平成18年6月24日(土)


一番から十番までと違って,このあたりになると,一つ一つの寺がずいぶんと離れている。平等寺から車で30分ほど離れた薬王寺は,国道沿いの開けたところにある。
聖武天皇の時代に,行基がこの地に寺を建てたのが始まりで,その後,弘法大師が本尊である薬師如来を安置して厄除けの寺とし,今でも全国的にも有名な寺だそうだ。また,上皇の皇居として使われたこともあり,なかなか立派な寺構えである。
本堂は20世紀に入ってからのもので新しいが,本堂に続く階段(男厄坂と女厄坂)には厄除け祈願のために,一年玉が一杯並べられていた。納経所には,一年玉50枚が紙に包まれ両替用に用意されていた。習わしとして,一段ごとに賽銭を置きながら上がっていくそうだ。
本堂からさらに上に向かう階段(還暦厄坂)を登り切ると,朱色が鮮やかな瑜祇塔があり,その二階にある展望台からは,日和佐の町や海を見下ろすことができる。
本尊:虚空蔵菩薩
住所:高知県室戸市室戸岬町4058-1
巡拝:平成18年6月24日(土)


いよいよ高知県に突入。最御崎寺は,室戸岬の突端にある寺だ。空海がかつて荒磯修行に来た場所で,最初に悟りを開いた場所と伝わっているそうだ。東寺の愛称で知られ,歴代天皇や権力者などからも大切にされてきた寺だそうだ。
立派な山門をくぐって境内にはいると,まず,鐘石と呼ばれる,石があった。安山岩の石を打ち付けると,金属のような音が鳴り,この音が冥土まで届くということだそうだう。
また,境内にある鐘は,NHKが除夜の鐘の中継をしたことが過去何度かある旨の看板が立っていた。
宿坊となっている遍路センターの駐車場は200円と有料だが,下の道路沿いの駐車場に停めれば無料である。300mちょっと歩くことになるが,順路から考えると,無料駐車場に停めて歩いた方が自然だと思う。
境内の南側100mちょっとの所に「室戸岬灯台」があった。灯台ということで高い建造物を想像していたが,実は非常に背丈の低い灯台だった。灯台のライトの部分が地面にそのまま置かれているようなイメージだ。これは,海に近い部分に高く建てるというのではなく,海からちょっと離れた小高い丘の上に設置することで高さはクリアできているのだろう。なんだか変な感じがしたが風の強い室戸岬では理に適っているのかも知れない。
本尊:揖取地蔵菩薩
住所:高知県室戸市宝津2644
巡拝:平成18年6月24日(土)



室津の漁港にあるこの寺は,車ですぐ近くまで行くことができず,駐車場も専用のものがない。そこで,港の広場に停めるように案内が出ているが,ちょっとわかりにくかった。
ここも,ひたすら階段があり,かなりの急勾配に汗をかいた。階段の途中にある鐘楼門で一休みし,本堂までがんばって階段を上り詰めると,そこにあるのは,鉄筋コンクリートの本堂で,ちょっとがっかりだった…。
港を見下ろすような場所にあることからも,海で働く人の無事や豊漁を祈願しているということが伝わってくる。階段を上っている途中で振り返ると,町や海が一望でき,天気が良ければ非常によい眺めだろう。
このあたりで時間は12時を過ぎ,お腹も減ってきたが,残念ながら入ってみたくなるような食堂やレストランがなく,もうちょっと我慢することにした。
本尊:薬師如来
住所:高知県室戸市元乙523
巡拝:平成18年6月24日(土)


ここ金剛頂寺は,西寺の愛称で親しまれているそうだ。室戸の高台に位置し,奥には少年自然の家などがあるような場所だ。寺内には天然記念物のヤッコソウと呼ばれる寄生植物が自生していて11月になると,不思議な花を咲かせるそうだが,残念ながら季節外れで見ることはできなかった。
広々とした境内は,周囲を緑に囲まれていて,天狗伝説が残っているそうだ。
さすがに13時近くにもなると,お腹が空き,ご飯を食べるところをさがした。道の駅キラメッセ室戸で食事をとることにした。
本尊:十一面観世音菩薩
住所:高知県安田町唐浜2594
巡拝:平成18年6月24日(土)


この日の最後を飾るにふさわしい,というか,すごい場所にあるこの神峯寺。国道55号線から山に向かって3キロちょっと走ることになるのだが,その道がなかなかの道。急勾配でさらに道幅も細く,連続するヘアピンカーブだ。軽自動車あたりだと相当くるしいかも知れないと思うほどの道だ。
駐車場について,今度は歩きでしばらく進むと,今度は150段の石段が待っている。しかし,石段の左右は美しい日本庭園が整備されており,ちょっぴり癒される。
やっとの思い(ちょっと大げさだが)で,自然に見事にとけ込んだ優雅な本堂にたどり着き,参拝をし,大師堂の参拝や納経所で納経帳に朱印をいただいて,この日は終了。
次の二十八番以降は,次回にすることにした。
本尊:大日如来
住所:高知県野市町母代寺476
巡拝:平成18年7月1日(土)


ETCの通勤割を使って,出来るだけお金をかけずに高知まで向かった。100キロ以内で出なければならないので,南国ICの一つ前で出てあとは一般道で向かった。予定よりもちょっと早く,およそ3時間ほどで大日寺に到着。まだ,だれもいない中,巡拝した。ここは,天平年間に開基された寺であるが,その後荒廃し,弘法大師により再興された寺だそうだ。慶長年間に土佐藩の祈願寺として栄えたが,明治の廃仏毀釈のあおりを受け,廃寺に。しかし地元の人達によって守り続けられた寺は,明治17年に再建されたそうだ。
国の重要文化財に指定された行基が刻んだという大日如来像が本堂に安置されているそうだが非公開となっている。残念だ。
せっかくなので奥の院まで行ってきたが,奥の院のすぐ脇の岩から流れ出る清水があり,ここは,古くから枯れたことがないという。高知県の名水40選に選ばれているそうだ。
本尊:千住観世音菩薩
住所:高知県南国市国分546
巡拝:平成18年7月1日(土)


国分寺は,小中学校のころに歴史で勉強した記憶があるが,聖武天皇の「諸国で最もよい土地を選んで建てよ」という勅令により全国各地に建てられたものだ。ここ土佐の国の国分寺は,大変立派な寺である。
行基によって開かれたこの寺は,紀貫之が国司としてここに滞在した国府の地としても有名で,その後も歴代の天皇からの信仰も厚かったほか,長宗我部氏や土佐藩主の山内氏からも信仰を集め,数多くの史跡が残っていることから大正時代には境内地全域が史跡として国の重要文化財の指定を受けることになる。
本堂は立派な茅葺き,大師堂は銅板葺きだで,下世話な話,とてもお金がかかっている感じがした。梵鐘や仁王門,庭園も見事で,非常に落ち着いた感じがした。
ところで,お遍路グッズの一つにに「菅笠」があるが,高知県に入ると,バーゲンセールのように安い値段で売っていることに気づいた。一桁番台の札所では2000~3000円するのが相場だが,このあたりに来ると2000円しない値段が付いていた。今思うのだが,買っておけばよかった…。
本尊:阿弥陀如来
住所:高知県高知市一宮2501
巡拝:平成18年7月1日(土)


善楽寺は土佐神社の別当寺として弘法大師によって建てられた寺の一つであり,もともとは,別当寺の一つである神宮寺という寺が四国霊場三十番札所だったそうだ。明治時代初めの廃仏毀釈で神宮寺や善楽寺などの土佐神社の別当寺は廃寺になり,その後,明治9年に安楽寺という寺が再興され,先に三十番札所として公認され,そして,昭和4年にこの善楽寺が再興され,しばらく2カ所が三十番札所として併存することになる。決着が付いたのは平成に入ってからだそうだ。善楽寺が三十番札所,安楽寺は三十番札所の奥の院と決まったそうだ。
本堂は比較的新しいが,その隣にある大師堂は,こぢんまりとしているが落ち着いた雰囲気だった。
本尊:文殊菩薩
住所:高知県高知市五台山3577
巡拝:平成18年7月1日(土)
724年に行基によって開創した古刹である竹林寺は,高知県立牧野植物園のある五台山公園にある。
文殊菩薩の聖地・中国五台山に似た山を探した結果,ここが選ばれたそうだ。山門のたたずまいや,入母屋造りの本堂,寛永年間に藩主山内氏によって造営されたという大師堂,庭園や総檜造りの五重塔など,見所がいっぱいだ。
お遍路でここを巡拝する人達だけでなく,観光コースにでも入っているのだろうか,一般の観光客も多かった。
本尊:十一面観世音菩薩
住所:高知県南国市十市3084
巡拝:平成18年7月1日(土)


車で坂道を一気に上り,駐車場からさらに石段を登ると,山門があり,金剛力士像が睨みをきかせて待ちかまえていた。段数はあまり多くはないが,さらに階段を上っていくと,境内にたどり着く。振り返ると,土佐湾が広がり,すばらしい景色が一望できる。野菜の促成栽培のハウスや,桂浜,遠く室戸岬まで見渡すことができ,爽快だ。
あまり広くはない境内には,本堂,大師堂,鐘楼,石仏と,たくさんのものが所狭しと並んでいた。
山門の金剛力士像は平安時代中期の物で国の重要文化財に指定されているそうだ。本堂は,潮風に晒されているせいか,表面が朽ちている部分もあったが,扉は開かれていて,中の装具や本尊などがはっきり見て取れた。また,鎌倉時代の銘が残る梵鐘や永禄年間の銘がある鰐口など,貴重な品もある。
本尊:薬師如来
住所:高知県高知市長浜857-3
巡拝:平成18年7月1日(土)


昼食をたらふく食べ,桂浜で坂本龍馬の像を見て,太平洋に向かってポーズを取ってから最初に向かったのがこの寺だ。桂浜から車で10分ほどだ。
四国霊場の中には,2カ寺だけ禅宗に所属する寺がある。藤井寺とこの雪蹊寺だ。この寺は,幾多の紆余曲折があったが,数多の名僧を生んだことでも有名だそうだ。静岡県三島市にある龍沢寺を再興した玄峰という僧侶や,朱子学南学派の祖ともいうべき僧・天室もこの寺の住職を務めたそうだ。といってもよく分からないのだが,とにかく,多くの名僧を輩出した寺だそうだ。
梵鐘も立派で,先の三島にある龍沢寺の老師から贈られた詩が刻まれているそうだ。また,本堂はごく最近に立て直されたようで,まだ木の香りがしそうなほどだった。大きな鰐口が印象的だった。
本尊:薬師如来
住所:高知県春野町秋山72
巡拝:平成18年7月1日(土)


種間寺には山門がなく,今までのお寺とはちょっと違っていた。周囲を田んぼに囲まれ,細長く広がる境内はとても開放的で明るかった。創建は古く,6世紀に遡る。大阪にある四天王寺を建立するために百済からやってきた渡来人たちが国に帰る途中,この地に近いところで遭難し,航海の安全祈願に刻んだ薬師如来像を山の頂上に安置したそうだ。平安時代に弘法大師がこの地を訪れ,その薬師如来像を本尊にこの寺を開いたそうだ。
コンクリート造りの本堂,大師堂の他,伽藍は全て新しかった。昭和45年の台風の折に,すべて再建されたそうだ。本堂と大師堂の他,ひときわ目立ったのが観音堂だ。本尊の薬師如来は安産に御利益があると言われ,昔から人々の信仰の対象であったそうだ。観音堂には子育観音がまつられていて,手には赤ちゃんの像を抱えていた。
本尊:厄除薬師如来
住所:高知県土佐市高岡町丁568-1
巡拝:平成18年7月1日(土)



土佐インターチェンジからすぐのように地図には書かれていて,地図で見るとそれほどでもないのだが,実際に車で上ってみると寺はなかなかの所にある。細いみかん畑の中の道を車の腹をかすかに擦りながらかろうじて上り切り,やっとの思いで駐車場に着いたときは,どっと疲れが出たほどだ。
今でこそ車でてっぺんまで上れるが,かつてはさぞかし大変だったであろうと感じた。ちなみに,本来は,八丁坂と呼ばれる急な坂道を文字通り八丁(約900m)登って本堂までたどり着くことになる。八丁坂とは,登る人の気持ちを和ませたいという思いから,一丁ごとに地蔵が置かれていて,それが八丁あるので,そう呼ばれるそうだ。中には,流汗坂という名前の坂もあるとか。
納経所に向かう道から土佐市の市街地を見渡すことができ,かなり見晴らしがよかった。
本堂や大師堂の屋根は特徴があり,唐破風に造られている。需要文化財に指定されているそうだ。また,本堂の手前には高さ15mあるという薬師如来像が鎮座している。この像は,胎内をくぐることができ,ご真言を唱えながら戒壇巡りをすれば厄除けに御利益があるとされるそうだ。一応,試みてきた。小型のLEDの懐中電灯を持っていたのでよかったが,入り口から数歩入ると真っ暗闇で何も見えなくなるので注意が必要だ。中は人が一人やっと通れるぐらいの狭い階段が続いており,結構通り抜けるのに苦労した。
本尊:波切不動明王
住所:高知県土佐市宇佐町竜163
巡拝:平成18年7月1日(土)



この日は朝の5時15分に家を出たので,一日がとても長く感じた。次の岩本寺まで足を伸ばすのは時間的にも体力的にも厳しいのと,その先の足摺(金剛福寺)まで行く通り道なので,この青龍寺でラストにすることにした。
仁王門から本堂までは,170段の急な石段が続いており,この日の最後を締めくくるのにはぴったり(これでもかという感じ)だった。唐の青龍寺の伽藍配置に習って造られたそうで,境内には本堂,大師堂,薬師堂が一直線に並んでいた。本堂の前には,石のお不動さんが,向かいには,三十三観音が並んでいた。また,石段の途中には朱色が鮮やかな三重の唐が建っていた。
本堂には,弘法大師が安置したとされる寄木造りの愛染明王座像(あいぜんみょうおうざぞう)があり,国の重要文化財に指定されているそうだ。
大相撲の横綱・朝青龍の名前は,「朝青龍明徳」。「青龍」は,この青龍寺から引用されたものだそうで,明徳は出身校である明徳義塾高校の名前からだそうだ。ちなみに明徳義塾高校の分校はこの寺のすぐ近くにある。彼は,高校時代,このお寺の階段でトレーニングを積んだそうだが,足腰を鍛えるにはもってこいの場所だったに違いない。
本尊:不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩
住所:高知県窪川町繁串町3-13
巡拝:平成18年9月17日(土)




本尊:三面千手観音菩薩
住所:高知県土佐清水市足摺岬214-1
巡拝:平成18年9月17日(土)




本尊:薬師如来
住所:高知県宿毛市平田町中山390
巡拝:平成18年9月17日(土)





本尊:薬師如来
住所:愛媛県愛南町平城2253-1
巡拝:平成18年9月17日(土)




本尊:十一面観音菩薩
住所:愛媛県三間町字大戸雁583-1
巡拝:平成18年9月17日(土)


本尊:大日如来
住所:愛媛県三間町字則1683
巡拝:平成18年9月17日(土)



本尊:千手観音菩薩
住所:愛媛県西予市字和町明石201
巡拝:平成18年9月18日(日)




本尊:十一面観音菩薩
住所:愛媛県久万高原町菅生1173
巡拝:平成18年9月18日(日)





本尊:不動明王
住所:愛媛県久万高原町七鳥1468
巡拝:平成18年9月18日(日)





本尊:薬師如来
住所:愛媛県松山市浄瑠璃町282
巡拝:平成18年9月18日(日)


本尊:阿弥陀如来
住所:愛媛県松山市浄瑠璃町八坂773
巡拝:平成18年9月18日(日)





本尊:十一面観音菩薩
住所:愛媛県松山市高井町1007
巡拝:平成18年9月18日(日)



本尊:釈迦如来
住所:愛媛県松山市鷹子町1198
巡拝:平成18年9月18日(日)



本尊:薬師如来
住所:愛媛県松山市畑寺町32
巡拝:平成18年9月18日(日)


本尊:薬師如来
住所:愛媛県松山市石手2-9-21
巡拝:平成18年9月18日(日)






本尊:十一面観音菩薩
住所:愛媛県松山市太山寺町1730
巡拝:平成18年9月18日(日)




本尊:阿弥陀如来
住所:愛媛県松山市和気町1-182
巡拝:平成18年9月18日(日)




本尊:不動明王
住所:愛媛県今治市阿方甲636
巡拝:平成19年1月27日(土)



本尊:大通智勝如来
住所:愛媛県今治市別宮町3-1
巡拝:平成19年1月27日(土)


本尊:地蔵菩薩
住所:愛媛県今治市小泉1-9-18
巡拝:平成19年1月27日(土)



本尊:阿弥陀如来
住所:愛媛県今治市玉川町八幡甲200
巡拝:平成19年1月27日(土)


本尊:千手観世音菩薩
住所:愛媛県今治市玉川町別所甲483
巡拝:平成19年1月27日(土)


本尊:薬師如来
住所:愛媛県今治市国分4-1-33
巡拝:平成19年1月27日(土)




本尊:大日如来
住所:愛媛県西条市小松町石鎚甲2253
巡拝:平成19年12月1日(土)
平成19年1月27日(土)に,車で有料林道をアクセスするルートで巡拝にチャレンジをしたが,路面凍結による通行止めで,断念することを余儀なくされ,春以降,暖かくなってから再チャレンジすることにした。
歩き遍路で行く場合を除き,車で横峰寺に行こうとした場合,横峰山登山口まで車で行き,そこからマイクロバスを利用して寺まで行く方法と,登山口から,さらに有料道路(悪路)を通って山頂まで行く方法がある。マイクロバスは往復2050円,有料道路は駐車料金込みで1800円だ。
マイクロバスは,右の写真のように,冬季(12月末~2月末まで)は運休となるため,この期間は,乗用車で有料道路を利用して行くことになる。しかし,有料道路は,積雪や凍結で通行止めになることが多く,さらに,他の札所や国道の入り口付近で通行止めかどうかは分からず,有料道路の入り口まで行って,確かめるしかない。運良く通行止めでない場合を除き,歩き遍路で片道3時間かけて歩くしかないだろう。車でお遍路をする場合,冬は横峰寺を除いた巡拝ルートを計画した方がよいかもしれない。
平成19年12月1日(土),ほぼ10カ月ぶりのチャレンジで,巡拝してきました。
本尊:大日如来
住所:愛媛県西条市小松町南川甲19
巡拝:平成19年1月27日(土)




本尊:十一面観世音菩薩
住所:愛媛県西条市小松町新屋敷甲428
巡拝:平成19年1月27日(土)


本尊:毘沙門天
住所:愛媛県西条市氷見乙1048
巡拝:平成19年1月27日(土)



本尊:阿弥陀如来
住所:愛媛県西条市洲之内甲1426
巡拝:平成19年1月27日(土)


本尊:十一面観世音菩薩
住所:愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75
巡拝:平成19年1月27日(土)





本尊:千手観音
住所:徳島県池田町白地763-2(住所は徳島だが,寺は徳島県から香川県にまたがって存在する)
巡拝:平成19年1月27日(土)


本尊:薬師如来
住所:香川県山本町辻小松尾4209
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:阿弥陀如来
住所:香川県観音寺市八幡町1-2-7
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:聖観世音菩薩
住所:香川県観音寺市八幡町1-2-7
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:罵倒観音
住所:香川県豊中町本山甲1445
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:千手観音
住所:香川県三野町大見乙70
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:千手観世音菩薩
住所:香川県高松市中山町1506
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:聖観世音菩薩
住所:香川県高松市一宮町607
巡拝:平成19年12月1日(土)
本尊:十一面観世音菩薩
住所:香川県さぬき市志度1102
巡拝:平成18年4月10日(月)
本尊:十一面観世音菩薩
住所:香川県さぬき市志度1102
巡拝:平成18年4月10日(月)
「不殺生」「不偸盗」「不邪淫」「不妄語」「不綺語」「不悪口」「不両舌」「不慳貪」「不瞋恚」「不邪見」の,十の心得を十善戒という。もともとの意味は,「心身のはたらきを正しくして,この十戒を守っていくことを心に誓い,実践していくべし」ということである。
- 「不殺生」…殺生することなかれ
- 「不偸盗」…盗むなかれ
- 「不邪淫」…邪淫することなかれ
- 「不妄語」…偽りを言うことなかれ
- 「不綺語」…虚飾の言葉を言うことなかれ
- 「不悪口」…悪口を言うことなかれ
- 「不両舌」…二枚舌を使うことなかれ
- 「不慳貪」…貪ることなかれ
- 「不瞋恚」…怒ることなかれ
- 「不邪見」…よこしまな考えを起こすことなかれ
- 摂取不捨の御誓願を信じ,同行二人の信仰に励む
- 何事も修行と心得て愚痴,妄語を慎む。
- 現世利益の霊験を信じ,八十八使の煩悩を消滅させる

本堂と大師堂にお参りをし,読経し,納札を納めてから,納経所へ行って納経帳に朱印をもらう。納経朱印料は八十八カ寺一律で,300円だ。中央に本尊の名前(「阿弥陀如来」など)が書かれ,左下に寺の名前が書かれているようだ。また,右上の梵字はもちろん読めない…。朱印を押す人と筆で字を書く人が分かれている所もあれば,一人で全てを行う所もある。また,同じ寺でも複数の人がいるところは,人によって少しずつ字の癖があるのか,できあがりも異なる。若い方から相当お年を召した方まで,様々だ。寺によっては,左右両方の手でそれぞれ筆を持ち,同時に2つ書き上げるという離れ業をもっている方もいるとか。
いずれにせよ,寺ごとにそれぞれ全部ちがった趣があり,数が増えていくと嬉しいものである。
《1 札所の番号と電話番号の関係について》
偶然気づいたのだが,寺の電話番号の末尾と,札所の番号がかなりの確率で一致する。
一致するものを羅列してみる。
| 寺の名前 | 札所番号 | 電話番号下4桁 | 市町村 | 県 |
|---|---|---|---|---|
| 霊山寺 | 1 | 1111 | 鳴門市 | 徳島 |
| 極楽寺 | 2 | 1112 | ||
| 安楽寺 | 6 | 2046 | 上板町 | |
| 切幡寺 | 10 | 3010 | 阿波市 | |
| 焼山寺 | 12 | 0112 | 神山町 | |
| 恩山寺 | 18 | 1218 | 小松島市 | |
| 立江寺 | 19 | 1019 | 小松島市 | |
| 鶴林寺 | 20 | 3020 | 勝浦町 | |
| 太龍寺 | 21 | 2021 | 阿南市 | |
| 平等寺 | 22 | 3522 | 阿南市 | |
| 薬王寺 | 23 | 0023 | 美波町 | |
| 最御崎寺 | 24 | 0024 | 室戸市 | 高知 |
| 津照寺 | 25 | 0025 | ||
| 金剛頂寺 | 26 | 0026 | ||
| 神峯寺 | 33 | 2233 | 高知市 | |
| 種間寺 | 34 | 2234 | 春野町 | |
| 金剛福寺 | 38 | 0038 | 土佐清水市 | |
| 大宝寺 | 44 | 0044 | 久万高原町 | 愛媛 |
| 香園寺 | 61 | 3861 | 西条市 | |
| 吉祥寺 | 63 | 8863 | 西条市 | |
| 曼荼羅寺 | 72 | 0072 | 善通寺市 | 香川 |
| 出釈迦寺 | 73 | 0073 | ||
| 甲山寺 | 74 | 0074 | ||
| 道隆寺 | 77 | 3577 | 多度津町 |
88の札所中24札所。電話番号を取得する際のなんらかの意図を感じる。
もちろん,1000年以上前から続く寺が多いので,おそらく地域の中では,もっとも歴史がある建物であろう。その地域に電話網が引かれた初期に電話契約をしたとしてもおかしくない。きっと,最初は番号を選ぶことができたのか,それとも,担当者の配慮があったのか,それとも,地域の中心としての意味のあるものであったと思われるので,優先的に割り振られた物なのか,不明だ。どなたか知っている方がいたら教えていただけたら幸いだ。
《2 お遍路中に見つけたもの・よりみち》
(1)桜の名所 18年4月9日(土)七番札所の十楽寺から八番札所の熊谷寺に向かう途中に,国道318号線を北上し,道の駅どなりというところに寄り道した。といっても,行ってみると,特別何もなく,拍子抜けしてしまった。このあたりで有名な「たらいうどん」でも食べられるかなと期待していっただけにちょっとがっかりだ。
しかし,道を挟んだ反対側は大勢の人でにぎわっていた。宮川内ダムのダム湖のまわりは満開の桜。花見客でいっぱいだった。軽トラを川の土手に乗り付け,酒を飲みながらほろ酔い気分で花見をしているおじさんや,家族連れなどで大賑わいだった。
十楽寺から熊谷寺に向かう道と318号線の交差点に,日帰り温泉施設があり,そこにたくさんの車が停まっていたので,ぷらっと立ち寄ってみた。
たらいうどん(たまご入り)二人前180円というのを買って,再び車に乗り込んだ。
後日食べてみると,歯ごたえがしっかりとあり,コシのあるうどんで,おいしかった。
(2)うどん屋 18年4月10日(月)T夫妻おすすめのうどん屋「うどん本陣 山田屋」に立ち寄った。
八十五番札所八栗寺の麓にある旧家をそのまま使った店構えのうどん屋で,伝統的な手打ちうどんを出してくれる。この山田屋は,元銘酒「源氏正宗」の酒造家だそうだ。
風情ある庭を見ながら,落ち着いてうどんを食べることができる。味もお墨付き。
データ
〒761-0121
香川県木田郡牟礼町牟礼3186番地
0120-04-6522
http://www.yamada-ya.com/
(3)くじらフライ定食とカツオのたたきの太巻き 18年6月24日(土)土佐といえば,カツオが有名だが,クジラも有名だ。ホエールウォッチングで見るだけでなく,レストランで食べることもできる。二十六番札所の金剛頂寺から二十七番札所の神峯寺に向かう途中の国道55号線沿いにある「道の駅キラメッセ室戸」内にあるレストラン「食遊」がその一つだ。
キラメッセ室戸は,レストラン「食遊」と地元の産直市場「楽市」と,鯨の資料館「鯨館」の3つの施設からなる道の駅だ。レストラン「食遊」では,地元特産品を使った鯨料理やカツオ料理,海老フライなどから,ビビンバ,うどん,チャーハンなどと,様々なメニューがある。窓越しには太平洋が一望でき,ボリューム満点の料理とともに,満足度が高いレストランだった。周囲に食事を取ることができるようなところがないこともあるかも知れないが,店内は大勢の人でにぎわっていた。写真は,くじらフライ定食と,カツオのたたきの太巻きだ。
ちなみに,併設されている「楽市」では,地元の農産物や魚,水産加工品などが豊富に並べられていた。中には,鯨の肉の缶詰や鯨カレーなるものもあった。時間の関係で,残念ながら鯨館には入館しなかったが,マッコウクジラの標本や,捕鯨の文化や歴史,道具,鯨の生態などの展示があるそうだ。(入館料は,大人350円)
(4)ひろめ市場 18年7月1日(土)高知市内の観光スポットにもなっているひろめ市場に行ってきた。めあてはカツオのたたきだ。高知城の駐車場に車を停め,歩くこと5分ぐらい。
ビルの1階フロア全体が食堂街といった感じのところだ。食堂の他にも,魚屋や揚げ物や,お土産物屋など合計60店舗が入っている。カツオのたたきをはじめ,クジラ調理など高知ならではの味を楽しむことが出来る。店と店の間の通路広いスペースには,テーブルと椅子が並べられており,どこの店で買った物をどこで広げて食べてもよいようになっている。
定食屋もあれば,単品で皿単位の注文も出来る店もある。また,惣菜屋もあったり,魚屋では,刺身がパックで売られていたり,いろいろなものを自由に組み合わせてラフな感じで食べることが出来る。せっかく高知に来たのだから,魚屋でカツオのたたき(目の前で焼いた物)のパックを買い,また,別の店で(一日限定20食という)人気メニューのマグロのづけ丼も注文し,近くの空いた席で食べた。カツオのたたきはやっぱりおいしくて,何が違うのかはわからないが,とにかく味が違うことは確かだ。
カツオのたたきを買った魚屋では,全国発送も行っており,市場価格よりも安い値段で,新鮮なできたてを宅配してくれる。
(5)桂浜 18年7月1日(土)はりまや橋を車窓から見ながら,桂浜に向かった。景勝地としても有名な桂浜だが,公園内の龍馬の銅像や,駐車場隣の土佐闘犬センターや海岸沿いの桂浜水族館,坂本龍馬記念館など,見所も多い。
日本の渚百選に選ばれている桂浜は,砂浜の白と松の緑,海の青と空の青が鮮やかで,夜になると月が大変美しいそうだ。龍馬の銅像から階段を降りはじめたあたりから,紺碧の太平洋が一望できる。桂浜公園内で,太平洋に向かって遠く海を見据える龍馬の銅像は,台座の高さが8m,銅像が5.3mと,大変立派だ。昭和3年に完成してから数度の改修を経て現在に至る。龍馬の生き方を後世に伝えたいという地元の青年達の寄付や募金によって完成した物だそうだ。和服姿にブーツという出で立ちで土佐が生んだ維新の志士らしく,凛々しさをたてている。
坂本龍馬については今さら説明する必要はないと思うので割愛するが,もっと詳しく知りたい方は,桂浜公園から車で2分の所にある「坂本龍馬記念館」に行くことをおすすめする。こちらは,龍馬生誕150周年を記念して建てられた施設で,貴重な資料がビジュアルを駆使したユニークな方法で数多く展示されており,また,屋上からの眺望も抜群だ。ここを訪れたのは2度目だ。前回は,土佐闘犬センターにも行ってみた。闘犬は,柵に囲まれた闘技場で行われ,すごい迫力に驚く。鳴き声を上げるか戦意喪失すると負けで,成績によって,番付が決められている。
闘犬の観覧後にはよさこい踊りのショーも楽しめるようだが時間の都合で見ることはできなかった。。また,館内には尾長鶏の資料も展示されており,一見の価値がある。(土佐闘犬センターの写真は2003年に撮影したもの)
(6)津島 やすらぎの里 熱田の湯 18年9月16日(土)![]()
町営の日帰り温泉施設
(7)宇和島オリエンタルホテル 18年9月16日(土)~17日(日) 宇和島の名物料理,さつま汁を中心にした定食
(8)道の駅 湯ノ浦 19年1月27日(土)

湯ノ浦名物「鯛飯」
(9)うどん屋 19年12月1日(土)地元に住む方のおすすめの「うどんの渡辺」に立ち寄った。食べたのは「天ぷらうどん(大)」。注文から待つこと5分。想像していたものとは違った天ぷらうどんが出てきた。天ぷらうどんというと,エビ天が2本ぐらい入っていて…という先入観があったが,ここの天ぷらうどんは,大きな葉っぱのような衣の中央に海老が埋め込まれていて,それを少しずつ崩しながら麺と絡めて食べていく感じだ。時間が経っても麺のコシがきちんとあるのは,さすが讃岐うどん。麺はもちもちでつるつる。薄味の出汁との相性は抜群。後乗せさくさくの天ぷらもおいしく,中のワカメもたっぷり入ってこれまたおいしい。麺は通常の2倍以上はあろうかというボリュームで,これで550円。かなり満足度は高い。(ちなみに天ぷらうどんの「小」が450円,「中」は2玉分で500円。「中」でもかなりボリュームがあるので,大を注文する方はよっぽど腹が空いているか,大食漢向けかな?)
データ
〒767-0011
三豊市高瀬町下勝間2552
0875-72-1073
《3 遍路道》
(1)井戸寺~恩山寺(地蔵越)



(2)恩山寺~立江寺


《4 宿坊》



《5 太龍寺のロープウェイ》



《6 納め札について》
《7 四国霊場・標高の高い札所ベスト5》
《8 》
【参考文献】