殺す。007みたいに殺しのライセンスを持っていれば必ず皆殺しにするくらいむかつくよ、この国。この国に来れば、なぜ周辺のアラブ諸国から嫌われるのかがよく分かる。ただし、なぜアラブ諸国が戦争でイスラエルに勝てないかもよく分かる。
中東を放浪するのであれば、この国への入口はヨルダンしかない。ヨルダンの項も参照してもらいたいが、イスラエルのスタンプがパスポートにあると周辺のアラブ諸国は入国を拒否する。逆は問題ないが、イランだのシリアだののビザを大量に持っててしかも延長とかしてるとイスラエル側の国境で特別尋問が待ってます。とにかく、ヨルダンからなら両国とも別紙に出入国のスタンプを押してくれるので問題なく行き来が出来る。ちなみに空港のチェックはすんごい厳しいらしいぞ。飛行機も平気で止める。
オレの行く1週間くらい前に国境周辺で人間爆弾があったらしく、やけに警備が厳重だった(元々だけど)。荷物検査も何回も何回もX線に通すので当然時間がかかり、長蛇の列。ちょっとうろうろしてたら、「お前何やってんだ。怪しい。ちょっとこっち来い。」と特別検査をやらされた。ちょうどイスタンにいた時の友達とヨルダンのアンマンでの宿が一緒でここまで一緒に来たのだが、その友達も特別検査を受けさせられた。ごめんね。まぁ、おかげでちょっとは早く入国が出来た(と思う)けど。
ヨルダン〜イスラエル間の国境はスゴイ。ヨルダン川を挟んでキング・フセインというちっこい橋があるのだが、イミグレからイミグレまでの距離がかなりある。特にイスラエル側は警備が厳重。いつ撃たれるかマジで分からん。恐らくこの空間は地雷原であろう。間違っても歩かないように(普通は専用バス)。
人種がアラブ人ではなく、大半が欧州系のユダヤ人であるので国に入ると一気に金髪のネェちゃんとかが増える。背が高く、結構綺麗。あと、ユダヤ教徒は揉み上げが尾崎紀世彦ばりにもじゃもじゃで、黒い帽子に黒い服を着ている。エルサレムの旧市街ユダヤ地区に行けばいくらでも見れる。女兵士もそこら辺にいて結構綺麗。パッカーの間では名物となっている。
旧市街の中は3つの宗教が混在しており面倒臭い。キリスト、ユダヤ、イスラム。そのため、旧市街は幾つかの地区に分かれている。住んでる人以外はそんなに違いはない。安宿などはイスラム地区に集中している。
働こうと思えば簡単に働ける。安宿とかで掃除とかも出来るし、ビザも簡単に取れる(労働ビザと言うか、キブツとか言う特別なビザ)。これ目当てでやって来る人もいる。ただし、ビザをパスポートに押されてしまうので中東の放浪は出来なくなる。掃除のバイトくらいなら全然問題ないけど。噂だが、そういう外国人を国境付近に配置して、敵からの攻撃を防ぐ為の楯にしているらしい。イスラエルだけにありえる話。オレは死んでもイスラエル人の下では絶対働きたくないね。
旧市街の向かい側の丘にはエルサレムの旧市街がよく見えるポイントがある。よく見えるといっても岩のドームくらいだけど。
ここに来たら絶対に死海には行こう。すごく面白い。マジでプカプカ浮く。本も読める。塩分が濃いので目に入るとしみると言うよりは痛い。浮くことは出来るが泳ぎにくい。足が浮きすぎてなかなか水面下に沈まないから。あと、長時間浸かっていないこと。死にます。浸透率の関係で、体内の水分やら塩分やらが出て行ってしまうんだそうです。出たら必ずシャワーで身体を洗おう。塩でベトベト。死海の波打ち際には塩の結晶がこびりついた石がゴロゴロしている。舐めるとしょっぱいけど天然の味がするよ。ポイントによっては水中でも結晶化している。イメージとしてはコーヒーにミルクを入れてかき混ぜているような感じ。説明し辛い。びっくりしたのがイスラムの女性。当然水着にはなれないので黒いショーツ(?)をまとったまま入ってた。アホや。死海はメチャクチャでかい。向こう側はヨルダンなのだが、対岸は見えない。死海周辺は海抜下400mのため、大変暑い。意外とエルサレムは涼しい。
<一口メモ>
なぜ死海の塩分は濃いのか。死海から流れ出す川が無く、太陽でどんどん水が蒸発し、よって塩分の濃い水が残る。
中東全般にいえるけど、移動に関しては必ず事前に情報を集めておくこと。知らないと非常にややこしいし、ぼられる。バスだのセルビスだのいろいろ複雑なのでここでは説明は省きます(必要のない人が読んでもしょうがないしね)。
旧市街の中のガキに注意。非常にむかつく。特にイスラム地区。一度マジで切れて、ガキの胸ぐらつかんで「てめー、こら、なめとんか、あぁ?」と大声で日本語で怒鳴りながら壁にガンガン叩きつけてた。さすがにガキも顔が真っ青になってた。大人の人は割と分別があるので、「まぁまぁ、そう怒りなさんな」と仲介に入ってくる。また、ホムスというナンみたいなパン感覚の食料があるのだが、これを買う時に「5枚で1シュケルでいいよ」とガキが言うから安いなと思って買おうとしたら、いきなり「2シュケル」と言いやがったので、「ちょっと待て。1シュケルと言ったやんけ」と文句言ったら、「じゃあ買うな。Fuck
You」と言うではないか。ブチ切れたのは言うまでもない。叩きのめした。
それに引き換え、新市街は全然違う。物価も高いが生活水準も高い。まるで欧州。公園で犬の散歩なんかしてるのを中東では初めて見た。生活に必要なものや嗜好品など一通り手に入る。ここで飲んだ絞りたてのグレープフルーツ(オレの好物)はマジで感動モノだった(高かったけど我慢できなかった)。でも観光の見所は全くない。
テル・アビブにも行きたい人はどうぞ。オレはこの国に嫌気がさしてさっさとヨルダンに帰った。上記の友達が、ここに行って手作りのアクセサリーを売りさばいてた。結構な値段で売れてたね。
余談。イスラエル人の若者は大変甘やかされて育っている。親の世代はイスラエル建国に大変苦労したそうなので、逆に子供にはその苦労を味合わせたくない、という思いがあるかららしい。徴兵制も当然ながらあり、徴兵が終わった若者は世界に向けて骨休みなんだか分からんが旅立っていく奴が多いらしい(大概はヒッピー)。まぁ、マジで戦争に駆り出される可能性が高いのでその気持ちは分からんでもない。しかし、その我がまま振りを他国で発揮するのはどうかと思う。これは聞いた話。ネパールの宿で一悶着があったそうだ。理由はこうだ。その宿には水道がなく、宿のオヤジがいちいち水をタンクに貯めてみんなで使っていたらしい。宿泊者もそれが分かっているのでみんな大事に使っていたらしいが、数人のイスラエル人は関係ないよ、と言わんばかりに水を出しっ放しにしたりしていたらしい。見かねた他の人が注意したら、「オレの仕事じゃない。オヤジに言え。」と訳の分からんこと言い返してきたらしい。しかも言ってるそばから水を出しっ放し。当然水が切れたので、「おい、オヤジ。水が切れたぞ。さっさと貯めろ。」と叫んでいたらしい。哀れなオヤジは文句も言わず水を貯めていたらしいが、他の人達は大激怒。かなり口論になり、翌日知らない間にそのイスラエル人たちはチェックアウト。奴らは周りが敵だと分かるとさっさと逃げる。戦いのコツを知っていると言うか・・・・。まだある。店で買った食いもんをその場で食べて「まずいから金返せ」とイチャモンつけて金を返させる。信じられん、こいつら。もちろん全員が全員がこうだとは言わない。しかし、奴らのおかげでイスラエル人お断り、あるいは外国人そのものをお断り、とする宿が結構ある。
奴らのネットワークはすごい。かなり広範囲に渡り、様々な情報をもっている。
やたらと宿などでバカ騒ぎをしている連中がいたら、まずイスラエル人か疑ってみよう。ホントにうるさい。
やつらはたいていハッパを持っている。好きな人は分けてもらうか購入ルートを聞いてみよう。
恐らく日本の路上でアクセサリーとか売ってるのはイスラエル人の金稼ぎなのではないか、と思っている。奴らはアジアを放浪する時、金が尽きたら日本で働く、という習慣をもっている。収入はいいからね。まぁ、これはイスラエル人に限ったことではないが。
南米の宿やレストラン、インターネットカフェなどにたまにユダヤ文字を発見することが出来る。日本語も書いてある場合があるが、ユダヤ文字の方が多かった。それだけ奴らはいろいろなところに出没しているのだ。
ボリビアのウユニ塩湖ツアーの時(ボリビア編参照)、車の運ちゃんにどの国の人が嫌いか聞いたら即答でイスラエル人だった。ちなみに好感度No.1は日本人。
いくらむかついたと言っても、イスラエルで問題はあまり起こさないように。モサドに消されるよ(ゴルゴ13参照)。