この国は、個人的には、一人で来る国ではない国の一つに数えている。なぜならエーゲ海の島々に行かないとこの国を満喫できないからだ。エーゲ海はいいよぅ、白い建物に青い海。って島にはオレ、行ってないけど。
有名どころのアテネ。パルテノン神殿とかギリシア時代の遺跡がそこら辺にゴロゴロしている。が、つまらない。テレビなどで観れば分かりやすいが、アテネは結構でかい都市。近代的な建物が立ち並び、遺跡を見なければどこの国だか分からなくなるくらい。その近代的な建物と遺跡とが、オレにはどうしてもミスマッチに思えてならない。遺跡そのものだけを観るのならいいかもしれないが、どうしても周辺環境が目に入り、オレの中でその美観を損ねる。まだローマの方がよろしい。また、エジプトや中東を周ってきた後なので(あそこは今でも国自体が遺跡みたいだし)、遺跡の雰囲気に浸ることが出来ない。人によるかもしれないが。
しかーし、国全体の景色はいい。特にエーゲ海沿い。結構山と言うか谷越えがキツイが、エーゲ海を望みながらのツーリングは大変楽しかった。風もちょっとこたえたけど。
まず、列車を利用してトルコからギリシア第二の都市テサロニキに入った。トルコで自転車用品を揃えられなかったので。ここで全てのパーツ類が手に入った。やっぱり腐っても欧州だな、と感じた(別に腐ってはいないけど)。ついでにキャンプ用品を買い揃え、以後この件に関し問題はなくなった。
テサロニキのユースで知り合ったカナダから来たチャリダーにいろいろ情報を貰った。サンキュー。このおっさんはエジプトも自転車で走り、カイロ〜アレキサンドリア間を1日で走破したと言っていた。なんちゅーおっさんだ。
テサロニキのユースは対応が最悪。団体の予約が入ったから明日から出て行けと突然言いやがる。かなり食い下がったが、聞く耳もたず。しょうがなく自転車でキコキコこの街を後にする。
アテネにいる時に次の国、イタリアの情報をかき集めた。サッカー好きのオレにとって、イタリアは憧れの国だったから。まず、サッカーのスケジュールを調べまくる。それに併せて移動するつもりだったので、予期せず列車を併用する「エセ・チャリダー」に成り下がってしまった。まぁ、そのおかげでいろいろといい試合を観ることが出来たので仕方がないかな、と自己弁護している。
イスタンの頃と日本人旅行者のタイプがガラッと変わった。こじんまりとした服装で、パッカーといえる人がアテネにはあまりいなかった。でもいい人たちには変わりなかったので一緒に飯を食ったりビール飲んだり楽しませてもらった。飯とかに関する情報は彼らの方が持ってるからね。日本を出る前に何を食うかしっかり調べてくるから。
お勧めの飯は「ギロス」(gyrosかな?)。飯といってもファーストフードになるかな?要は、ドネルケバブーのギリシア版。トルコは普通のロールパンの固いやつに肉を挟んだりするのだが、こちらはナンみたいなやつに挟み、クレープみたいにして食べる。店にもよるが、だいたいフライドポテトなども挟む。何と言っても美味いのがソース。マヨネーズベースと言うか、ちょっと油っぽいけど美味かった。安いのでお勧め。オレの主食だった。ユースの近くにあったよ。
ギリシアのパトラからフェリーでイタリアのブリンディシまで渡った。自転車載せてもチャージ無しという情報もあったので。別にパトラに泊る必要もなかったけど、自転車で疲れていたこともあって1泊した。フェリーは、普通は夜行なので泊りたくない人は泊らないで良し。フェリー代はだいたい$25くらい。
アテネにいる時に知り合ったスイス人パッカー。こいつはアホだった。イタリアからフェリーで来た、と言っていたのでいろいろ情報を聞いていたのだが、そのうちの一人(合計3人)はパスポートのコピーで旅しており、理由を聞いたら欧州内ならあんまり必要ないから、だって。しかし問題はフェリーでの国境越えでIDチェックがあること。やはりこいつだけトラブッたらしいが、今回だけだぞ、と言われてそのコピーにスタンプを押してもらったらしい(実物は見てない)。う〜ん、欧州、恐るべし。
この国に来るならぜひ彼氏彼女と来てください。そして、アテネなんかほっといてエーゲ海に足を伸ばしてください。オレは絶対に一人ではリゾートには行かないと決めていたので(タイで苦い経験あり)、行きませんでした。アテネのユースで知り合った男2人組みはちょうどエーゲ海の島(名前忘れた)から帰ってきたところで、「どうだった?」と聞くと、「いや〜綺麗でしたよ。でもつまらなかった。ナンパ目的もあったのですが、全然出来ませんでした」という返事が返ってきた。うんうん、そうだろうねぇ。