El Camino de Santiago を目指す方へ
1.Camino de santiagoとは?
2.Camino de santiago基本情報
3.ガイドブック案内
4.巡礼路について
1.Camino de Santiagoとは?
9世紀初頭、スペイン北西の町「Santiago de Compostela」で一人の羊飼いが星に導かれてキリストの弟子の一人であったヤコブの墓を発見したという噂がキリスト教世界に広まり、世界各地のキリスト教徒たちが『聖地』と崇められるようになりました。その後、Santiago de Compostelaを目指し、巡礼の旅が行われるようになり、かつては王族たちも馬や家来をたくさん引き連れてこの聖地を目指したと言います。現在は交通網の発達で、人によっては列車やバスで旅をしますが、徒歩、自転車、あるいは馬のどれかでないとゴ-ルをした後に「巡礼証明書」をもらえません。
2. 基本情報(Q&A方式で分かりやすいようにまとめてみました)
Q1. キリスト教徒でなくても巡礼の旅ができるの?
A. できます。宗教の枠を超えて、巡礼の旅はできます。
Q2. 予算はいくらくらいかかるの?
A. 『巡礼』という目的であるため、費用は最低限しかかからなく旅ができるように宿などの設備は整っています。巡礼者の宿に泊まると基本的に宿代は無料ですが、寄付金箱が置いてあり、各人の希望する寄付金額を寄付金箱に入れるということになります。あとは、食費がかかりますが、スペインの物価は安いですので心配はないです。さらに、交通費は徒歩や自転車ですので無料です。
Q3. どこからスタ−トするの?
A. ゴ-ル地点はサンチアゴ・デ・コンポステ-ラですが、スタ-ト地点は本来はパリでありながら(多分)、実際は自分の好きな場所から始められます。ですので、時間的に余裕のない人は、ゴ-ル手前100KMから始めるということも可能です。それでも、『巡礼者』として認められますので、巡礼者の宿を利用できますし、『ゴ-ルの証明書』ももらえます。スタ-ト地点は人によって様々です。私が出会った人たちの中では、スイス人夫婦はスイスから自転車でスタ-トしましたし、パリからスタ-トしたフランス人もいました。私はパンプロ-ナという町からスタ-トしましたが、この町からスタ-トする人もたくさんいます。なぜかというと、パンプロ-ナは巡礼路がスペインに入って始めの大きな町なので、キリがいいからです。一般的にパンプロ-ナからサンチアゴまでは700キロ強、徒歩で一ヶ月、自転車で二週間弱くらいかかります。
Q4. 巡礼者となるには何が必要なの?
A. 巡礼者として認められるには、「Credencial del Peregrino(巡礼者の証明書)」(写真・左)を発行してもらわなければいけません。これがないと、巡礼者の宿には泊まれませんし、ゴ-ルしても『証明書』はもらえません。巡礼者の証明書はスタ-トする町の教会、あるいは修道院などでもらえるようです。パンプロ-ナの場合は教会でした。巡礼路沿いの町でしたら、その町に住む人々はどこで証明書がもらえるのかを知っていると思いますので、町の人に聞いてみるといいと思います。巡礼者の証明書はちょっとした冊子のようになっていて、自分の個人情報(名前・日本の住所・スタ-トする日、スタ-トする町の名前、移動手段《徒歩・自転車・馬のどれか》、パスポ-トナンバ-などを記入します。すると、その教会などのスタンプを押してくれます。これで、その町からスタ-トしましたという証明書にもなるわけです。証明書は、スタンプを押す台紙にもなっていて、旅の道中泊まる巡礼者の宿にてスタンプを押してもらいます。また、巡礼路沿いの教会などでもスタンプを押してくれます(スタンプ・写真下)。教会では任意で押してくれますので、スタンプが欲しい人だけ押してもらうことになります。
スタンプたち
Q.5 巡礼のシ−ズンは?
A. 一年中巡礼はできます・・が、やはり冬は寒く、夏は暑いので、巡礼に適した季節というのがあります。だいたい一番巡礼者が多くなるのは5〜6月のようです。私は3月に巡礼をしましたので、道中で他の巡礼者に会うことは少なかったです(全部で30人くらいでしょうか)。
Q6. 巡礼者の宿はどこにあるの?
A. 巡礼者の宿は、大きな都市から山奥のとても小さな村まであります。ガイドブック(ガイドブック案内参照)などを見ると分かるのですが、巡礼者は徒歩の人が大半なので、徒歩の人が1日に歩ける距離内に必ず宿はあり、心配はいりません。 宿はいろいろな種類があり、100人は入れるかという大部屋の宿もあれば、一人部屋が用意されているような宿(1000ptsでした)もあれば、レオンのようにユ-スホステルのようなのもあれば、修道院の一部で宿を提供している町もあります。
Q7. どんなル−トなの?
A. ル-トはパンプロ-ナから始まる場合、はじめのうちは比較的平原で、自分の場合ですと自転車だったので特に楽に感じました。が、後半、アストルガという町を超えるあたりからとても山がちになり、途端にきついル−トに感じました。楽と感じるかきついと感じるかは個人差があり、私は普段から運動をしている人間ではありませんのでそう感じたのかもしれません。ただ、一番きついと感じたのはセブレ-ロ峠です。距離の割に標高差がかなりありました。出会ったフランス人も同じことを言ってました。あそこを自転車でこいで登るのはかなりの達人でないと無理だと思います。私は7時間ずっと押して歩きました。また、巡礼路には徒歩用の巡礼路、自転車・車用の巡礼路があります。徒歩用の巡礼路が本来の巡礼路で、ときに山奥のサバイバルな道だったりもします。自転車の場合、そこを通るのは至難の技ですので、私はなるべくアスファルトで舗装してある、あるいはアスファルトでなくとも取り合えず舗装してある道路を通っていました(自転車で徒歩用の巡礼路を完走したツワモノもいました)。が、どうしてもすごい砂利道や、山奥の小道を通らなければならないときもありました。自転車で巡礼しても、十分自然を堪能でき、人里離れた場所を進めますが、できるだけ中世の巡礼者たちが旅したル-トと同じル-トを進みたい人は徒歩での巡礼をお薦めします。
Q8. スペイン語に不安がありますが・・
A. スペインでは英語がかなり通じないと言われています。実際その通りです。巡礼者の宿などの職員は英語が話せる人もいますが、やはりスペイン語ができた方が何かと心強いです。そこで、巡礼の旅に最低限必要なスペイン語ミニ講座です。
HOLA(オラ・こんにちは) 旅先で出会ったらHOLA!です。
BUEN VIAJE(ブエン ビアッヘ・良い旅を)出会った巡礼者と別れる時など。巡礼中でなく普通の旅 の時も使います。
BUEN CAMINO(ブエン カミ-ノ・良い巡礼を)これはBUEN VIAJEと似てますが、巡礼者同士ではこちらの方がよく耳にしました。CAMINOは動詞CAMINAR「歩いて移動する」の名詞版ですので、直訳すれば、「良い徒歩の旅を」となりますが、自転車での旅でもそう言われました。
PEREGRINO(ペレグリ-ノ・巡礼者)「私は巡礼者です」という場合は、SOY PEREGRINO(ソイ ペレ グリ-ノ)と言いましょう。
ALBERGUE DE PEREGRINO(アルベルゲ デ ペレグリ-ノ・巡礼者の宿)ALBERGUEは「宿泊施設(HOTELなどではなく、ユ-スホステルのようなかんじの)」の意味、DEは「〜の」の意味です。
DONDE ESTOY/ESTAMOS?(ドンデ エストイ/エスタ‐モス・ここはどこですか)DONDE ESTOYは「私はどこにいますか?」DONDE ESTAMOSは「私たちはどこにいますか?」の意味です。私だろうが私たちだろうが全然気にしないで使えばいいと思います(なら分けて書くなよ)。地図を示しながら言えば、地図上を指して教えてくれるでしょう。
QUIERO+動詞の原型(キエロ〜・〜したいです)
食べたい QUIERO COMER(キエロ コメ-ル)
行きたい QUIERO IR(キエロ イ-ル) Quiero ir a〜(キエロ イ-ル ア〜)〜へ行きたい
休みたい QUIERO DESCANSAR(キエロ デスカンサ-ル)
また、QUIERO+名詞で〜が欲しいの意味になります(例・Quiero bebida・飲み物ちょうだい)
3.ガイドブック案内
Camino de Santiagoをするにあたってガイドブックは必須だと思います。専門のガイドブックはスペインではたくさん売られています。私が使ったのはEdilesa社発行の『Camino de Santiago〜Guia de la naturaleza〜』という本(ただしスペイン語)です(写真・右)。スペイン語で書かれていますが、全ての情報は地図上にマ-クで記されていますので、どのマ-クが何を意味するのか(宿のマ-クなのか、教会のマ-クなのかなど)だけが分かれば問題ありません。
このような本には詳細な地図が載っていて、どこの村に巡礼者の宿があるか、どこに給水できる場所があるか、町から町の間が何キロあるかなどは全て知ることができます。
4. 巡礼路について
ル-ト上の重要な町を大まかに挙げてみました。
パンプロ-ナ〜エステ-ジャ〜ログロ‐ニョ〜サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダ〜ブルゴス〜フロミスタ〜カリオン・デ・ラス・コンデス〜サアグン〜
レオン〜アストルガ〜ポンフェラ-ダ〜ビジャフランカ〜セブレイロ〜ポルトマリン〜カスタニェ-ダ〜アルスア〜サンチアゴ・デ・コンポステ-ラ